まいど、徳仁さん。ここ良かったらどーぞ
[スケッチブック片手に現れた藤堂に笑顔で手を振り、隣に座るよう促す
入居時に、実家から届いた酒を振舞った時に1番喜んでくれたのが平井と藤堂だった。以前からうちの酒を知っていたのかどうかは忘れてしまった
以来定期的に注文を受けていて、通販サイトを立ち上げたきっかけも彼だった気がするが、さて]
…そんなとこ
こんな空でも俺の部屋よか気分良く乾くっしょ
[どうやっても洗濯日和には見えない曇り空にたなびく洗濯物、を仰いでへらりと笑って。藤堂がスケッチブックを広げて鉛筆を走らせれば、隣で静かに水を飲む]
描き上がったら見せてなー
[一言だけ。彼がスケッチしている場に居合わせた際の決まり文句だけ呟いた。描いている最中に覗き込むことはせず
昼食の用意を告げられるか、雨が降るか
何かしらのきっかけがあるまでは風の音や湿った空気、紙や鉛筆が擦れる音を聞いてのんびり過ごすだろう]**
(306) 2014/06/25(Wed) 18時半頃