[まあ、あれだ。
ラック作りという単純かつそりゃ多少は動くがまさかそこまではないだろ、という作業で汗だくになる厚着装備&貧弱さで。
しかも無駄に話しまくりながら、重いもの何往復も運んで]
ぜ……は……、し…ぬ……っ、は、
[こうならなきゃむしろおかしい。
ぜえぜえと過呼吸気味の息を吐いて、荷物を運び終え部屋へ戻ろうと歩む。
さすがにこのままでは本気で死にそうだったので、マフラーと手袋はオフだ。
だが頑なに服は脱がない辺りに、なんらかの執着を感じさせる]
はあ……床、冷たい……。
[しまいには階段近くの廊下の隅で、ぺっとりと床に座って動かなくなった。
自分でもそんな思いをするくらいなら脱げよと思う。
でもそれよりも、自分には自分の体を隠すことの方が大事なことに思えてしまうのだから仕方ない。
ぴすぴすと鼻を鳴らしながら、暫く冷を取る]
(303) 2014/06/25(Wed) 16時半頃