[ローションをたっぷりと纏わせた指先で、まずはじらす様に入口を掻いた。
触れる肌の感触と、愛らしい反応を見せる組み敷いた男。
気づけば再び、そうしてあっさりと中心が熱をもたげている事に密かに苦笑したのと同時、]
指、入れるよ。力、抜いてね。あと、きつかったら言って。
……よゆー、そんなない気はするけど。
[閉じた襞をくすぐる様にしていた指先に、力を込めた。]
年甲斐もねぇ。
[濡れた指先で後孔をこじ開けながら、己の様を思って情けなく呟いた。
煽る相手次第で、更に己の呆れは深くなるだろう。
そうして相手の反応を窺いながら、内壁の弱点…前立腺を見つければ執拗にそこを責め立て、ほどけた内襞を更にほぐす為にローションを纏わせた指を増やす。
快楽を与える為に、己も快楽を愉しむ為に。
ぐちぐちと淫猥な音を立て、指を回す様にしたり、抜き差ししたりと動かし、的確に相手を追い詰めていく。
坂東が見せる反応は、全て己の熱へと変換した。**]
(288) 2014/06/10(Tue) 01時半頃