[それぞれに希望の写真と新聞を同封して送る。
利一には学校で発行した最後の新聞のコピーと一緒に、一年の時の写真を数枚と、頼児の写真を入れた。
丞へはCD-Rに焼いた500枚分のデータと数枚の写真。頼児の写真が自然と多くなってしまった。
利政宛の封筒にはぎこちないアルファベットで宛名を書いた。図書室で係をしている彼自身の写真も混ぜてある。
頼児へは、希望した写真とやはり野球部での写真。
二人に送った写真には、あの練習試合>>3:80の写真も入っている。
頼児を正面から撮った写真には、自然と丞の姿も入っていた。
他にも、希望した写真とついでに気に入りそうな写真を一緒にして。
高校最後の新聞と、同封した手紙の最後には同じ言葉を記した。]
『世界中何処にいても、僕には会えるよ!――またな!』
[それは、いつも言っていた台詞>>0:512。
だから忘れないでほしいと願いを込めた言葉。*]
(257) okomekome 2014/04/07(Mon) 04時半頃