人狼議事

64 さよならのひとつまえ


【人】 執事見習い ロビン

[手渡されたハンカチを、恭しく両手で受け取って。
涙の痕跡を拭うでもなく、そのまま膝に置いてしまう。
両手は、ハンカチに添えたままで]

 ……ありがとうございます。入江さん。

[遠慮がちにこちらを窺う目に、小さく笑ってから。
おお、笑えたと自分の頬を押さえる。
天井を見上げる彼の合わない視線に、安堵ともどかしさを感じながら。
静かに返る声が心地よく、よく聴こうと身体を少しだけ傾ける]

 ……いえ、告白はしてないのですよ。
 僕ごときが告白したところで、叶うわけありませんし。望み薄ならば、その他大勢として卒業してしまおうかと思っております。

[目を細め、雨垂れのように言葉を落とし。
意中の彼に思いを吐露するのは、鈍い痛みと共に奇妙な落ち着きをもたらした]

 ……恋愛中毒は、三年前から。ずっとです。

[問われた言葉に返すときは、血を吐くような声になったが]

(231) 2014/03/25(Tue) 23時半頃

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