人狼議事

28 わかば荘の奇々怪々な非日常


【人】 病人 エリアス

― 廊下→102号室 ―

[稼働を止めた機械は夢を見るのか。
彼は恐らく夢を見ていた。或いはそれが夢ではなく過去のいずれかのワンシーンだったとしても、今の彼にとってはそれはただの夢である。

黄色の屋根の家を出て走る内に、道に迷ってしまった。家を意図して出たのだから、家に戻るわけにはいかない。かといって何処に進めば良いかも分からない。
途方に暮れる彼に優しげな声が掛かる。柔らかく、花の匂いのする女の人の声だ。目と鼻と口のある、至って常識的な人の外見をした彼女が緑の屋根を指差す。
「困った時は、あそこに行けばいいのよ」と。そう告げた彼女の声は、常識的な女性のものとは少しだけ違っているように、彼には記憶されていた。
怒鳴るような荒々しいものでもなく、嘆く様なか細いものではなく、狂ったような尖ったものでもない。ふわりと包み込む毛布のような。]

(220) 2013/09/04(Wed) 12時半頃

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