[身を倒し、囲いの中に落ちてきてくれた彼を、両腕で抱き込んで、喘ぎの治まった吐息を髪の隙間に落とし込んだ。
掠れた懇願の声。>>201
どんな顔をしているのだろう。ぐっと瞼を合わせて視界を曇らす水を晴らす。
一度強く、抱きしめてから髪を撫でた。
片腕を、肩から伝い、腰元へ。
溜息が出る程見事な肢体に、もっと熱が巡るようにと、撫ぜて、それから軽く体勢をずらして腕を伸ばす。
相手のペニスへと、指を這わせた。
くち、と絡む水音。ふ、と息を漏らし、顔を顰めた。
――自分でするくらいなら触らせてくれ、もしくは咥えさせて欲しい。
不埒な思いが指先に乗る。筋を数度辿り、包んで下から括れを刺激する。
硬く熱く反り返った形をぬるりとした手触りで確かめていれば、此方も益々昂ぶってくる。
ハ、短く吐いて、吸う。]
スグル、
(213) guiter-man 2014/06/20(Fri) 02時頃