― FREE ROOM ―
[だだっぴろく、睦言を交わすには少々殺風景な部屋だけど、保父マンがここでいいというなら、反対する理由もなく]
わっ、…あ、ありがと…
[よろめき、とっさに支えてもらったついでにぎゅっと抱き着いて、抱き返されて。震えてる、という言葉に>>113心配よりもからかいの色が視えれば、ちょっと対抗したくもなり]
怖い、よ…でもそれは保父マンさんが、じゃない
おれが…どんだけ飢えてるか自分でもわからないから。それが、怖い
[そうだ。飢えてる。しかも初めてとくれば、どれだけ貪ってしまうのか予想もつかなくて、でも]
(…ありがと)
[今までの、そしてこれからの人生の中で間違いなく特別になるだろう相手に
ゆっくりと、唇をなぞられる間に声にならない声で呟いて
噛みつくような唇に迎撃するように、両手でぐい、と顔を引き寄せた]
(213) 2014/06/09(Mon) 23時半頃