[>>155 まさか。
言葉にしない部分の全てを見せたらきっと、彼は逃げ出すのではないか
――そう思える程、相手に求められたいと思う
全て奪いたい、と思う。]
酷使してるからな
……言っておく。私物じゃねぇから。
[見せるためではないながらも商売道具である肉体への賛辞へはいつになく、照れ隠しが過ぎて淡々と。
ぐ、と奥まで飲み込ませた指先も恐らく共犯だろう。
内壁はどこを撫でても、抉っても、熱く受け止め、畝ねり纏わり付く。
知らず、彼の内を知ろうと指は増えていた]
オレは仕事で誰かと寝たりしないんすけどね
呼んでくれねぇなら、それでもいいけど。
[さあ、と追い詰める声音は熱に浮かされて思いの外甘く響く。
口元を押さえるその手に、顔を寄せた。
直接口づけられずとも、先程までの感触を思い出せば自然、力が入る度甲に浮く血管をなぞる舌は嘗ての動きをトレスして]
(166) shake 2014/06/19(Thu) 23時頃