人狼議事

28 わかば荘の奇々怪々な非日常


【人】 発明家 源蔵

[ 植頭さん>>160の視線を追って、ジャニス君へと目を留める。
最近越してきたばかりの彼は、わかば荘の濃い面々に勝るとも劣らない、なかなか個性的な性格をしている。
私もまだ深く話をした訳ではないが、さらりとした雰囲気は芥川龍之介の『蜘蛛の糸』に出てくる御釈迦様のような、人外染みた様相すら覗かせた。]

 そうかい。
 ではまた、折りを見て。

 ――嗚呼、今度うちの本を整理するんだ。
 植頭さんが欲しいものがあれば、声をかけてくれ。

[ 植頭さんが部屋へと戻るのであれば、それを止めることはしない。
私は飲み物に深い拘りはないが、うちの教授は大層な珈琲好きで、仕事の合間に薀蓄を聞かされるものだ。そう言った時は大概、外郎売りの台詞を暗誦するなどして、気を紛らわせている。]

 さて、と。
 ジャニス君、私もご相伴に預かってもいいかい?

[ 何だかよく分からないが、事件の中心から距離を取ったようなジャニス君>>154に声をかける。
私も年の割には背丈の大きい方だが、彼に比べれば子どもが背伸びをしているようなものだ。
ずれた眼鏡を押し上げながら、どこか涼しげな顔を見上げた。]

(164) 2013/09/01(Sun) 22時半頃

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