人狼議事

64 さよならのひとつまえ


【人】 執事見習い ロビン

[さて、恐らく皆様花見の準備で忘れられているであろう僕である。
独り鬱々としていたが、文明人としていつまでも廊下で退化したが如く踞っているわけにもいくまい。

ノロノロと立ち上がり、数歩歩けばぼろりと大粒の水滴が目から落ちて、大層驚いた。
驚きすぎて、一度足がもつれて転倒した。

七転八倒、泣きっ面に蜂である。
眼鏡を拾いながら、僕は大いに嘆いた。

ともあれ、驚いてばかりもいられまい。
どこかで顔を洗って、なんでもないふりで花見会場へと行き、普遍的かつありきたりな別れを果たさねば。

中庭から聞こえてくる伸びやかな声を耳にしながら、二足歩行ロボットめいた足取りで、廊下を歩んで、眼鏡をかけ直し。

>>153角を曲がったとき、見えた入江の姿に目をまあるくした]

(156) 2014/03/25(Tue) 21時半頃

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