>>139>>140>>141
ん?
[利一の言葉に、横目で少しだけ、その顔を確かめてから、また視線は前方に戻る。
指定された駅のICはどのくらいか。ナビなどというものはないので、表示板などを確認しながら。]
俺ができる範囲ならどれくらいでも?
だから、本当は家まで送ってもいいくらいなんだがな。
[西に行くのだ。利一のいうかつお県に寄るくらいなんでもない。入学式までに戻ればいいのだから。だが、利一の訊いてる意味はそういうことじゃないだろう。
だから、そう答えたあと、しばし間を置いてから。]
――……お前が困ってたら、助けるよ。
宗介にああ言われなくても、だけど。
でも、だからといって見返りを期待とかしてないし。
気は使わなくていい。
[少し、自分でもへんなことを言ってるかな、と思いながら。]
(154) nostal-GB 2014/04/06(Sun) 17時半頃