─ カフェバー/坂東と ─
[坂東の隣で呑みながら、何だか笹島というネームプレートを付けたナイスミドルは綺麗な青年といい雰囲気を醸し出していた。]
ん、いいや。遠慮しとく。
[飲みますかと問われ、傾けられたグラス>>47。それには視線を逸らし、酒に濡れた坂東の唇を見つめる。
美味しそうなのはそっちだと眼鏡の奥の視線は告げたが、果たして隣席の男は気づいただろうか。]
特定主義ではない、か。だよね、そうだと身体持て余したりしちゃうからねぇ。
俺がイタズラしちゃってもいい言質、いただいちゃいました。
[特定主義ではないと聞けば、口許を緩めて甘く笑いかける。戸惑う坂東の姿が、更にその笑みを甘くさせてしまう事には気づいていた。
だから、戸惑う男の肩を抱き寄せて片耳に噛み付く振りをして、囁きを落とす。]
アンダーバーさん、やっぱ可愛いよ。
[坂東の耳朶をくすぐった唇を笑う形にしたまま、今度は彼の唇を奪う事に][あ、眼鏡邪魔。と思ったのはほんの一瞬のこと。]
(150) 2014/06/09(Mon) 21時半頃