人狼議事

28 わかば荘の奇々怪々な非日常


【人】 発明家 源蔵

― 談話室 ―

[ 軋む階段を雪駄で踏み鳴らしながら下りれば、丁度植頭>>145の後姿が見えた。
いい機会だ。わかば荘の面々を紹介しよう。
郵便局に勤めているという彼は、私が住み始めるよりも早く、わかば荘の一員となっていた。
隣室と言うこともあって、窓を開ければよく珈琲の豊潤な香りが漂ってくる。
そう言えば、彼の蔵書の中に私の研究に関するものがあるという話を以前したような気がする。
彼の部屋に入ったことはないが、玄関から覗いた時に見えた乱雑な積み方を思えば、それが私の手に至るのはいつのことになるだろうか。]

 やあ、植頭さん。
 君もお茶会に招かれたのかい?

[ 私は後ろから声をかけて、彼の肩へ手を伸ばす。
白のポロシャツが夏の光に照らされて、年は変わらないと言うのに随分と若々しく見えた。]

(149) 2013/09/01(Sun) 21時半頃

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