─昨夜・自室3-A─
[>>79戻った部屋では星屑の痕跡はなくなっていて。
それだけでなく、那由多の片付けはここのところ積極的に進められていて、それについての小言をあまり言えなくなった。彼を構う言い訳がひとつひとつ減っていく。
いつも声を荒げて足を出すのは自分で。
でも、今、目の前の那由多は。どこか頼りない表情をしている。
朔太郎に気を向けるあまり、自分の頬について疎かにしてしまったことを悔いた。心配させたい訳ではない]
ん、怪我っつか、まァちょっと、な
さくたろについては大丈夫だ、談話室に連れてって手当したから
[坐れと促されて、大人しくベッドに腰を掛ける。
氷。タオル。差し出されたそれが停まって、>>80那由多の言葉が落ちる。それに小さく笑って]
いーよ別に、つーか何で断ると思うんだよ?
[冷えたタオル越しでは体温を感じることは出来ないけれど。触れられた右頬に4分の接触があれば、目を瞑って大人しく受け入れる*]
(148) 2014/03/30(Sun) 01時頃