[>>99 頼児の話にはおう、と短い返事を返して。
運転をする怜二を見る。やはり困らせてしまったか。
そう考えてから、窓の外を見てもう一度考え直す。
寮を出てからひとつ、わかったことがある。
寮と違って必ず顔を合わせなくてはいけない状況でももうない。
本当に迷惑だと思っているのなら怜二は断ることもできた筈で。
交通費の話だって、もう会う必要がないから返さなくていい、という受け取りをしそうになったけれどもそんな感じでもなかった。]
……俺さ、
お前にどこまで甘えていいの……?
[小さく呟いてから。怜二を見る。
携帯に視線を落とす、ぽつりと呟いてみるのは新たな駅名。
先程伝えた新幹線の中継駅より2つ先、少し時間は掛かってしまうけれど、ここから乗れれば、交通費はぐっと楽になるところで。
怜二の反応を窺うように仰ぐ。]
(139) chiz 2014/04/06(Sun) 16時半頃