>>89(そこにいたるまでの会話全て)
あー…先生なるほど。船、小文字のほうを先に見つけてしまってそこで引っかかっていた。
大文字のほうにも船があったのか。だめだな、一点見つけるとそこしか見えなくなるのは悪い癖だ。
〔やれやれ、と自分の性分に苦笑し、それならば弟が導き出した意味を成す単語に自分も追いつくことが出来。
それぞれがつむぎだした回答から、ホリーが取り出したノート。そこに書かれた文字の意味。〕
――月夜に正体を現す伝説どおりの存在なのかな。
いつも思うんだ…我々が肉を喰うのと彼らとの間にいかほどの差があるんだろう、と。
〔昨日の夕食はステーキだった。そのために屠られた牛がいるという事実。〕
正義のための行為と思わない。守りたい気持ちがたとえ愛でも、それは利己的なものでしかない。――だから私は迷わない。
(129) 2014/03/10(Mon) 10時頃