[体勢を変えようと身を捩れば、自ら吐き出した精液と混ざったローションが身体を滑り、またびくりと震える。
それでも孔雀色をトレイルから逸らすことだけはなく、]
つけさせて、もらっても?
[彼の下から脱することが叶ったら、その避妊具を彼のモノへ装着しようと身体をずらし、足元に縋り付く。
昂る熱に数度息を吹きかけ、慣らすように鈴口を軽く咥え舌先で扱きあげると、唇を離し今度は避妊具を咥えた。
刹那、孔雀色は彼を見上げる。
不自由な口元は笑みを作っていたのだが、見えないかもしれない。合図のように片目だけ一度瞑ると、ゴムの先端部分を舌全体で抑えながら、咥え込むように亀頭、そして竿へとスキンを下ろしていく。]
……、んっ く
[垂れる金糸を巻き込まぬよう左手は髪を押さえ、右手は唇では届かなくなった根元へと綺麗に下ろしていく。
咥内一杯に含んだそれを舐め上げればどんな反応が返ってくるだろう、気になってはいたものの、ひくつく自らの身体がその猶予を許してはくれない。]
(116) 2014/06/13(Fri) 08時半頃