……えっ? 何で?
[泣くかも、と言われて、俺何か傷付ける事言っちゃった!?と勘違いし、軽く慌て動揺しながらも、覆う手を掴み涙と涎で濡れた顔を見て、目尻に唇を這わせ溢れ始めた涙を吸い取った。]
泣かせるつもりなんて無かったんだけど。
[博徒の様子から、悲しくて泣いている訳じゃないぐらいは分かるので、全然泣いたって良いんだよ、という目で彼を見守りながら、繋がりを解いて。
溢れ出る精に、あっと声を落としながら、処理の事をお伺い立てたら、自分でやるとの事。]
――……!?
大丈夫か?
[足腰が立たない上に、脚に白い筋を作り残滓を垂れ流し、それを必死にシーツで抑えてる姿を見せている。
風呂まで連れて行ってと言われたら、返事するよりも早く、軽々とその細い身体を抱き上げ姫抱っこをし、真っ直ぐと風呂場まで向かった。]
(105) いこま 2014/06/19(Thu) 10時半頃