人狼議事

123 紫陽花の館でカオスを満喫する村


【人】 牧人 リンダ

……風邪、引いたんですか。やっぱり。

[漸く出てきたのは、いつも通りの他愛のないそんな言葉で。昨日の続きの今日を無理に引き寄せるような、そんな気持ちで相手の額に手を伸ばす。僅かな熱感を確かめれば、そのまま手首に指を這わせる。拍動は早く、明らかに発熱の兆候を示していた。]

……ねえ、イスルギさん。このままだと熱、もっと上がると思うのだけど。

[辛くはないのだろうか。随分無頓着なのね。真面目なようで、目の離せない人……。

心配してみたら呆れまでが到来してしまったようで、場違いなような笑みが零れてしまう。
熱を帯びた手のひらをそっと握って、勇気を出して繋ぎ止める。]

……館に戻りませんか。私、看病しますから。

[──だから、もう少しだけ傍にいさせてください。

繋いだ手が熱いのは、果たして熱のせいだけであったかどうか。**]

(104) sour 2015/06/22(Mon) 06時半頃

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