[同じように荷造りを始める同室者を横目に見て、再び段ボール箱へと向かう。これから先必要なもの、必要なもの、必要ないもの、必要なもの…一向に段ボールは埋まらない。]
何が必要かとかわかんねーし…。
[そうこうしている間に宗介が立ちあがった。もう片付けを終えてしまったのかと慌てて顔をあげ、机に残されたままの天球儀に少しだけ安心をする。>>46 終わりそうか、その問いかけには誤魔化すこともできずに苦笑が零れ。]
…や、微妙。
え?手伝ってくれんの?本当?
すっげえありがたいんだけど…!
マジどうしようもなくなったら頼んでいい?
あ、でも宗介の予定優先な?
[出ていく同室者の手伝いの声には目を輝かせ、拝むように両手を合わせて見送った後段ボールの隣に突っ伏す。
同室者の申し出はとても有難いけれども終わりが見えない
―――…否、終わらせる気がないのか。]
(93) 2014/03/21(Fri) 17時半頃