――現在演目後/ステージ裏――
あひゃ、ひゃ。アントニーく、ん。いいこーだねぇ……。
ありが、と。
[土人形に触れた片手はそのままに、置かれた水瓶>>74に手を伸ばす。
震える手ではうまく飲めなかったけど、いくばくか喉を通った水分により、ほっと小さく一息をつく。
団長には怒られたとしても、演目の成功>>75に手ごたえはあった。
仮に、それが誰かの何かの琴線に触れてしまっていた>>76のだとしても、エフェドラにはうかがい知れぬこと……]
ドラねーちゃんはー、だいじょーぶ。
それより……盛り上げ。経験あさーきお猿やワンコに負けたりしたら。
ねーちゃんしょーちしないかんねー。
[落ち着き、整った呼吸で、様子を見守るアントニーに告げる。
お猿とワンコ。指し示しているのはもちろん、調教師の手により舞台を華やげた、あの2匹>>79>>80のこと。
出番はまだかもしれないが、気合い入れてこー、と細い腕でガッツポーズを決めといた]
(91) 2014/10/12(Sun) 22時半頃