・・・あーっ。もう、しゃーねぇなあ!
[自身も、『来ないと』と書かれていたので、ちょっとだけ差し入れに『行って』。そそくさと帰ろうとしていたのだったが。
この大きな袋の主も同じような境遇であったのだろうか。違ったのか。
寮前で少し躊躇していた自分がオカ研2年だと知るやいなや、この大きな荷物を押し付け、さっそうと逃亡したのだ。
やられた、と臍を噛んでいる歯がガタガタし始めたのでいい加減に腹を括って寮へと歩をすすめる。寒いのは苦手だ。]
・・・うーっす。お疲れさ・・・・・・。
[失礼します、と寮監に挨拶をして入り。
皆が集まっているだろう食堂に自身の差し入れ――ほかほかおでん――をテーブルに置き。
言葉を失った。―――ツリー、はいい。だがそれに対抗するようにででんと供えられている笹。テーブルに置かれている変な呪文が書かれている大きな箱。それらをとりまくように配置されているみかん。
想像通り、完全に想像通り通常運転の我が部の姿がそこにあった。]
(67) 2013/12/23(Mon) 18時半頃