[そうして紡がれた言葉は、まるで、……―――
…その先を考える前に、服の裾を掴む小さな手に気付けば
ゆっくりと、視線をそらして、そして、口元を抑える。
こういう時、どう返事をするのがベストなのか。
…多分、少女にとっての最善は、この話をいつものように
やんわり終わらせる事なのだろうと、…思う。]
――――…顔をあげなよ、ポーチュラカ。
溺れてしまいそうな時に見るのは、そっちじゃないよ。
[そっと、その手を取って、少女の小さな背を見下ろす。
あの時、少女に告げた言葉>>0:223は事実だけれど]
言ってもらいたかったこと―――俺に、教えてくれる?
[彼女がこちらを向いてくれるかはわからないけれど。
首を傾げながら、微笑みかけていよう。*]
(56) 修行始めました☆ 2015/05/06(Wed) 23時半頃