―東・XXXX駅前―
[怜二と連絡を取り合って、その車が駅前に着いたのは昼過ぎ、何時頃だっただろう。宗介は一緒にいただろうか、怜二と顔を合わせるようならカバンを先に車に置かせてもらいながら、待って。]
……あ、タオル。
宗介ん家タオル忘れた…も、いっか。
俺用に置いといてもらお…。
[怜二の雰囲気は寮にいた頃と少し違っていて。それは宗介や十文字もだったのだけれど、青い車の運転席に座る姿は大人…とまではいかないが、もう高校生でもない。大学生の姿だ。
少しだけ、置いて行かれたような心地になりながら寮から出たままの格好で車に乗り込む。
携帯の国民的マスコットと同じく拝み倒す仕草と崇める仕草をしてから]
〜〜〜本当マジ助かった…!
今日、どの辺りまで行く予定?
本当、行けるとこまででいいんだけど。
[珍しがるように車内を仰いで、思い出したようにシートベルトをかける。車が動き出した。*]
(51) chiz 2014/04/05(Sat) 14時半頃