[>>32呟くように零れた言葉。一瞬、動きが止まる。
幾分真剣な表情で那由多を振り返る。足元の星屑がかさりと瞬いた]
─────那由多、お前、ひろの
…………知って、たのか
[あの聞いてる方が苦しいような叫びを前から知っていたのか。
痛むように眉を寄せて。
話題転換する那由多に、いつもならそうやって流すのに乗って一定以上に踏み込まないのだけれど、今はそれが止まらなくて。言い募る]
こういうこと言いたくねぇが、ひろの好きな相手って、同性じゃん
お前、そういうの、気にしないのか
あれだけ真剣で痛ぇ告白なんて、たとえ相手が女だったとしても、茶化そうなんざ思わねぇけどさ
それとはまた、別問題だろ
だってお前、こないだ談話室で俺がハニーって呼んだら厭そうな貌したじゃん?
[言い募るほどに、出来るだけ、いつもの調子を取り戻そうと。
最後の方は軽い口調になるのだけど]
(48) 2014/03/27(Thu) 12時半頃