人狼議事

28 わかば荘の奇々怪々な非日常


【人】 発明家 源蔵

[ そんな時ふと、控えめなノックと白栖君>>34の声が聞こえた。私は眼鏡をかけ起き上がると、手近な机に先程まで読んでいた本を乗せる。横になって乱れた髪はそのままに、部屋の戸を開いた。]

 やあ、白栖君、いらっしゃい。
 私にかい?
 何が出来るとも知れないが……嗚呼、立ち話も何だ、どうぞ。

[ 唐突な彼女の訪問に僅かに戸惑いが浮かぶも、若い者の話を聞くのも古参の役目だろう。ずれた眼鏡を直しながら、淡い色合いの髪と瞳を見つめる。色味は似ているが、やはり彼女は前しか見ない、戦うお姫様とは趣が違って見えた。私は満足したように頷くと、彼女を室内へと促す。彼女はどうしただろうか。]

 それで、どんな話だい?

[ 彼女が受け入れたなら茶でも用意しながら、拒んだなら立ったまま向かい合って、私は彼女の言葉を待つ。ふと『蜘蛛の糸』の御釈迦様の気分になったのは、はて、どうしてだろうか**]

(39) 2013/09/05(Thu) 03時頃

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