― 図書館 ―
[図書館につくと、
本で連想するのは、小鳥ちゃんと入江。
あと、一緒に調べ物とか一年のとき、十文字としていた。
この風景も、もう思い出の中だけになるんだな、と思えば、 珍しく少しだけ感傷的にもなるけれど、
見た目にはなにも変わることはない。
されど、そう思ったせいか。
しみじみと本を見回ることにした。
読めた本、読めなかった本、圧倒的に後者が多いのは当たり前。
同じく、知らなかった奴のほうが多いのも当たり前。
知り合えただけでも、幸運なことだと思う考えは、いつからだっただろう。
あのライターを屋根裏で拾ったのは一年の時で、
誰にでもないらしいから、もらうことにした。
いや、誰かも欲しいといったので、じゃ、と譲ろうとしたら、
なんかイニシャルがRって彫ってあるから、怜二がもってろ、と言われて、素直にもらった記憶。]
(29) 2014/03/27(Thu) 07時半頃