人狼議事

64 さよならのひとつまえ


【人】 理髪師 ザック

[手を引かれて、談話室の中。
実はあまり此処には立ち入らない、人が多くて。
大勢の人の中にいると、紛れて独りきりである事を実感してしまうから。
他人との境界線を引いている自分自身を見てしまうから。

治療されている間は無言で、いつもならなにか冗談や会話が飛び交うのに。
理由はわからないけれど茶化してしまってもダメな、そんな空気だった。
だから施される治療、包帯を巻く指先を見ていた。

どうしてこの指に愛されて、花は咲かないんだろうか。
たくさんの愛――みず――を貰って、それでもどうして枯れてしまうんだろうか。]

 ―――――――のに。

[自覚のない思いだけが、さよならのまえに蕾を大きくしていく。]

(23) 2014/03/29(Sat) 02時頃

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