―自宅アパート・寝室(ノックスの隣)―
[深い深い眠り。いつもノックスを頼り、何をしていてもおっとりで、そんな自分のことは好き。でも少しだけ違う自分にも憧れる…そんな自分であった気がしたのは、夢を見たせいなのか?]
…う
[眩しい。そしておはようの声。ゆるゆると意識が浮かび上がれば、幻の自分の姿はもうもやの向こうに遠ざかり、明確な像を結ばなくなってしまい。
長い髪を掻きあげ。しかめた目をしたまままだベッドの上にねそべったままで]
パン屋の朝は早いな。昨日は夜遅くまで執筆していたんだ。もう少し寝ていたい。お前も店を休んだらどうだ?――そうもいかないか?
[真面目なパン屋。町の人々に愛される存在。気紛れの我侭で独占するのは問題だろうか。]
真面目に店に行くなら後からコーヒー飲みに店に行く。また居座るかもしれないが。
(14) 2014/03/07(Fri) 00時半頃