[ついぽそっと本音を漏らせば、隣から咳払い>>2が聞こえてきて、軽く赤面したままで一瞬固まってしまった。
肘で小突かれ、緊張はすぐに解けたが、そのぶん、顔の赤さは増した気がする。]
まぁそうなんだけどな?
[>>7確かに参加費は出してはいるが、だからと、任せきりにしてしまうのは申し訳なく。
というよりは、何かしら関わりたいというのが本当のところ。]
……俺がさ、やりたいんだよ。
なんかこういうの、いいよなぁ。
それに、普段つったら……
[そこはお互い様だろうと、赤くなって口籠る。
仕事の時は外食かコンビニが常だったのが、最近は、手作りの弁当になったり。
なにより、仕事を終えてこの店に立ち寄るのが、以前にも増して楽しみになった。
無論それだけではなく、ヤニクらに言われたように、以前よりも、他者に対して物怖じしなくなったとか、精神的な面もかなり助けられているのだが。
彼もまた、そういうものを何か見出してくれているというのが、気恥ずかしくも嬉しくて、にやける口元はちょっと隠しきれないかもしれない。]
(11) 2016/01/29(Fri) 01時頃