俺が勤勉であれば、人は彼は自由だと言った。
俺を信じろと言えば、人は彼が怪しいと言った。
俺がかもくだと言うと、人は彼はかもくだと言った。
ヒロシの良く分からない所は、組み立てが無い所である。骨格がないのである。着眼点が微妙なのはいっそ彼の力量や経験に由来していると感じてはいるのだが。
俺たちは宴会を始めた。皆大好きなから揚げを頼んだ。A社は気を利かせたのかレモンを絞ってかけた。俺はから揚げにレモンはあまり好まない。松本翁の曰く「さっぱりと行きたいなら揚げるなよ」。俺はこれに賛成であった。味の問題じゃない。C社とE社もレモンは好きではないらしかった。すると、突然C社は立ち上がりA社の振る舞いを罵倒し始めた。「みながレモンを好むと思うべからず!」。彼は興奮すると古文調になるのだ。その説教は30分に至った。俺とE社はC社を恨んだ。
母は歯は葉っぱ
やけくそであった。笑うしかない、はははははははは。
愛の戦士は愛の一票を誰にするかよりも1000バイトに悩んだ。常にわが身にのしかかるのである。特にこの村は議論はしないものだから、使い道がないのである。愛とは孤高である。愛の戦士は強きを挫き弱気を挫く。
(10) 2015/10/25(Sun) 10時半頃