ああ、たまちゃんの知り合い。そいつぁ悪くねえ。
おう、おいらみてえなんはある程度噂になるくらいのほうが仕事しやすいってもんさね。
[快活にそう答え、指差す先の店を見ると……]
あー、あの店にゃあ何度か行ったことあらぁね、宝石とかの光モンを扱ってっとこだぁな。
すまねえなあ、おいらにゃあちょいと高嶺でねえ。
時に、兄さんとこの商売はどうなんす?繁盛しとるんで?
[窺い知らぬ業界の財布事情はちょっと気になったので聞いてみた。
そういえば、只の人間にしては若干ただならぬ雰囲気を感じたような。
もしかしたら妖の業物も扱ったりしているのだろうか、などと考えつつ。
待ち合わせでも?という問には]
あーいやいや、待ち合わせつーか人探ししてたんだけどよ。
猫みてえなお嬢ちゃんなんだが……いやー、ここで人探しとか無謀だぁね。
まあ、なんか今日は探さねえ方が見つかりそうな気がしてきやしたし、うっかり鉢合わせするのを願いますやね。
[からからと笑いつつ。嘘を言っている様子はない]
(8) 2014/06/03(Tue) 11時頃