─前日・自室3-A─
[>>4:326花なら咲いてるんだ、咲かせられているんだ、このこころに。
お前が、笑うたびに。粗野で乱暴なこのこころに綺麗な花が咲く。
那由多お前だけが咲かせられる花。
同じものはもう二度と咲かないだろう。
だから、これはサボテンのかたちにして棄てないで持っていこう]
てめぇ人が訂正したんだから聞き逃しておけよ!!!
[噴き出した那由多に向かって、隣から蹴りをくり出そうと足を上げる。ただ、その表情が揺れて>>4:363視線が彷徨うから。何を言い出すのか、待とうとして、告げられた言葉>>4:364。
とりあえず脳内で湧き上がる言葉を標準語に変換する時間は与えてほしい。息を飲んで足を下ろした。
一度、サボテンに視線を落としながら、どう返すか考えて。
少し躊躇ったあと、困ったように那由多を見た]
────……気付くなばーか
[失恋したと言っていた。ということは、彼は今フリーであると言える。
そんな弱みに付け込むような真似はあまりしたくないので。告白であると断言はできないけれど]
(5) 2014/03/31(Mon) 01時半頃