>>+244
世辞でも嬉しいね。今度は君の為にもう少し練習を重ねておくから、また飲んでくれるのであれば、今よりも美味しい紅茶を約束するがね?
[ミルクティーの甘い香りが淡く残る中。息を詰めた動揺が握った指先から伝わり、ふと息だけで笑いを零した。
誤魔化すように頭を撫でてくる仕草に口を緩め、朱を上らせた顔を覗き込みながら]
求めるのも楽しい、求められるのも嬉しい。
随分と安上がりだが、なかなか得難い幸福だね。
ついでにこんな事をしながらもシメオンの話を続けるというのも、端から見れば妙な具合で少し笑えてくるね。悪いものでは無く寧ろ楽しいが。
シメオンの言葉を前に、呑まれないヨーランダ君は村でも片思いでも応援したくなってしまうな。
流れに身を任せるのではなく、自分の足で立っているから――彼女は足を付けるのは苦手だと言っていたが、ね。
(+254) 2014/09/24(Wed) 22時半頃