108 Persona外典−影の海・月の影−
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……君は、どうすれば良いか知ってる。 どうすれば、君の大事な人が帰ってくるのか、 君はちゃんと教わってる。
[>>21少年は、す、と楠に近づいた。 珍しい目の色を覗き込むように見つめ、にやりと口元を緩めた。]
僕は、君の気持ちを確かめたい。 君は、大事なものが何もない世界を守るために、その力を使う? それとも……この何もない場所を壊して、大事なものを取り戻す?
[水際で揺れるかのようなものを戯れに突ついて、遊ぶ。 選択を強いるかのように、少年はじっと目を逸らさない。]
(23) 2015/02/16(Mon) 14時半頃
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[そして、これは異界の明ける狭間での出来事。
何処かへ飛んでいったはずの、蝶。 赤く染まって戻ってきたそれはすっと少女の胸に消える。 不意に何か悪寒を感じたように少女は胸を抑えた]
ぁ、え……な、に……。
[ダイレクトに心に響く警鐘にかたかたと震えながら蹲る。 何が起きているのか分からないまま、 少女は周囲を見渡した]
――っ、ぅ、ぁ。
[視界に1人の女性の姿が目に入った時、胸の痛みが増した。 何が何だか、理解が追い着かないけれど]
(24) 2015/02/16(Mon) 14時半頃
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……わた、しは、そんなの、しらな……。 や……あかりは、知ってる。 そう、しってる、はずなの。
[頭を抱えて、体を震わせる。 覗かれた瞳には、涙がたまっている。
幸か不幸か、このとき、安心ではなかった。 威圧に対する、恐怖に支配されていた。 だからこそ、決定は決まっていた。]
わかんない……わかんないよっ!
[彼に背を向けて走り出そうとする。 止められなければそのまま逃げるだろうが、追われたのならすぐに追い付かれてしまうだろう。]
(25) 2015/02/16(Mon) 14時半頃
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おう、ち……かえ、……――。
[此処にいるなと何かが急き立ててくる。 ふらふらと、逃げるように少女は駆け出した。 誰かが追ってきたとしても「家に帰りたい」の一点張りで**]
(26) 2015/02/16(Mon) 14時半頃
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…………。
[涙に潤む瞳を見ながら少年が思い出すのは、唯一の友人のことだった。 弾かれたように、楠が逃げていくも、 少年はそれを追わず、その場に留まるまま見送ることを選んだ。
彼女の選択を無理矢理に曲げるつもりは全くない。 少年の意図を表すなら、好奇心、或いは実験という言葉が相応しかった。
ひと気のない図書室の、窓際の席に腰掛ける。 再び端末の画面を開き、少年は友人からのメールを眺める。]
(27) 2015/02/16(Mon) 15時半頃
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―赤い月が明けるころの話>>24―
……んー?
[唇をゆるっと突き出して 細い飴の棒を弄んでいたところ 少女が走って「かえる」と謂うところ。]
おーい嬢ちゃん 帰るんならマユミチャンに乗せてってもらえばー?
[マユミに許可をとることもないまま、思いつきを口の横に手を添えて呼び掛けた。切羽詰まる理由を知ることもないのだが。 そうして、月の明けるころ。勝手にふらりと居なくなるのだった**]
(28) 2015/02/16(Mon) 15時半頃
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[名探偵は一度死に、蘇った。 しかし、死から帰った名探偵は、果たして本当に元のままの名探偵だったろうか。 死んでいた暫くの間に彼が変わらなかったと、果たして誰が言えるだろう?]
スガミ。タタリガミ。 タタリ。
[少年は席を立ち、分厚い辞書を本棚から選び取る。 祟り。今起こっていることは全て、祟りの仕業。 もしそうならば、自分は一体なんだというのか。
辞書を棚に戻し、少年は半年前のことを思い出す。 この身体を奪い、記憶を受け入れた時。 少年が最初に知ったのは、寂しさと虚しさだった。]
(29) 2015/02/16(Mon) 15時半頃
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/* うおお、表見たらサミュサミュが!!!
ふんふん。遠縁の親戚+事故を知っていそう。 じゃあこっちから振るなら、キマイラネタで振るのはありかしら。
(-2) 2015/02/16(Mon) 16時頃
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/* でもなー…
いいや、とりあえず振ってみて考えよう。そうしよう。
(人、それを見切り発車という)
(-3) 2015/02/16(Mon) 16時頃
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/* で、リツカはシャドウなんですかね? そのロル振りだと。
(-4) 2015/02/16(Mon) 16時頃
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[宿主は影を受け入れた。 影は宿主を食った。 影は宿主の欲望を叶えることを選んだ。 それが影にとっての欲望でもあったからだ。]
…………。
[少年は、席に戻る。 表向きに置かれていた臙脂色の本を、裏返す。 表紙と同じく臙脂色をした裏表紙には、目を凝らせば小さな赤黒い染みが一つ、見て取れる。 ぱら、と裏表紙を捲ると、拙い文字で書かれた本屋の名前があった。**]
(30) 2015/02/16(Mon) 16時頃
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[逃げて、逃げて、逃げて。 どこへいけばいいのか、なにをすればいいのか、わからないまま、走り続けて。 階段を駆け上がり、屋上に通じる扉の前でしゃがみこんだ。 息を切らせて、誰も来ないことを、祈って。
なぜかは、わからない。 だけど、とても、怖い。 自分が、自分じゃなくなってしまうようで……。]
(31) 2015/02/16(Mon) 17時半頃
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/* なんか予想はしてた。なんか予想はしてたけど。 リツキだけじゃなくてクスノキもシャドウ疑惑浮かんできてるんだけどーー!!?
ブレイク反応!縁故ブレイク反応! マヤのハートフルボッコアラームが発令されています!! >>25これあかりは。が あれ あかりは あれ 昨日おっさんがバラける所が飛んでたのもたぶんあれだよね 赤ログにあるてきな そういう うわーーん!? それでも俺は好きだよーー!!
(-5) 2015/02/16(Mon) 17時半頃
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[…あれから数日。 病院や両親に対する適当な言い訳もそこそこに怪我の治療を受けると、漏れなく負傷した右肩にはギプスが取り付けられた。
学校にそのままの姿で赴くと非常に驚かれたけど。 異常な位に不便な授業は、普段以上に気もそぞろだった。 そしてあの日から絶えず。あの夜の月夜道での出来事を思い出している。
…でも。楠の姿は1-Bには全く現れなかった]
(32) 2015/02/16(Mon) 19時頃
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― 数日後 崇神高校1-B ―
[その日、ここ数日の空席が突然埋められた。 楠が漸く登校してきたのだ。立季も珍しく>>13。
だけど、楠の様子がおかしい事に気付いたのはすぐだ>>11。 教室の席でうつ伏せになる。まだ疲労が溜まってるというより。 学校に来ているのに、何をする気力も楠から感じられなかったから。
数分、飽きもせず楠を眺めて、意を決しようとした時]
(33) 2015/02/16(Mon) 19時頃
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[後ろで自らの席を立ち、立季が楠に近づいて。そして>>13]
… … …はあ!?
[一瞬にして周囲がざわついた。自分もざわついた。 当然だろう。あのリツキが。学年一のメタル系自由人が。 女子に。しかも妖精ちゃんと人気名高い楠にお誘いを掛けていた]
(…まて。二人に接点…あった…? …知らない所で…仲良くなってた…?リツキの癖に…!?)
[その上、肝心の楠がその誘いに乗るのだ>>15。 短い休憩時間。次の授業をサボる事はもはや必然で]
(34) 2015/02/16(Mon) 19時頃
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[二人が出て行った後の教室は、動揺と興奮と、阿鼻叫喚の図となっていた。 俺たち、私たちの妖精ちゃんが、はぐれメタルに盗まれた!! 学年全体がノーマークも良い所過ぎたのだ。あの立季は]
… … …。
[二人を見送る数分後。もう休憩時間が終了する、という時間に。 ガタリ、と席を唐突に立ち、自分もまた教室を出て行った。 それもまた後に物議を醸すのは知らない…]
(35) 2015/02/16(Mon) 19時頃
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― 図書室 ―
[授業開始のベルが響き、数分後。 人気のない場所。立季の暇を慰めれる場所。 なかなか正確に、自分は友達の居場所を的中できたと思う。
ガラッ、と荒めにドアが開かれた。 授業中の図書室。随分静謐な物だ。
…足を踏み入れて奥に視線をやると、立季が席にひとりでいた>>30。
楠はいない。ので遠慮もせず、じと目をたっぷり立季に向けて。 すぐ踵を返して、楠を探しに図書室を出た]
(36) 2015/02/16(Mon) 19時頃
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[…教室に戻る、は多分ないと思う。楠を探して幾つかの空教室を空けた。 校舎外、にはいないと考えた。楠なら眩しい場所にはいかなさそうで。 音楽室、美術室。理科準備室は使用中。暗がりのありそうな教室を重点的に探すが見つからない。
…後思い至ったのは……]
(37) 2015/02/16(Mon) 19時頃
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― 屋上階段 ―
[屋上。なんて太陽の真下すぎて最初に排除してた。だけど手前の階段は、考えてみれば案外暗がりなのだ。 此処にいると期待してカツカツと階段を上ると]
…みっけた…。
[屋上扉の前で、丸くなってる楠がいた。 陰に隠れて、膝でも抱える様な感じで。 カツリ、と階段を上り切ると、ギプスを右腕に嵌めた格好付かない体で、楠の前に立った]
(38) 2015/02/16(Mon) 19時頃
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― 満月の夜・ベルベットルーム ―
傷薬なぁ。 RPGの世界みたいな便利なモノでもあったらいいけど。
流石に救急箱持ち歩く、ってのもアレだしなぁ。
[ある意味この世界はRPGの世界に近くも思える。 けども、RPGの世界にあるような便利なアイテムはさすがに無いだろな、なんて考えておれば、大塚が知らぬ名>>1:562を口にした。]
……ああ、もしかして、他にもペルソナ使いと逢えた?
[この4月にこちらに来た彼は、同級生の雛宮の名すら知らず。 叶うなら、彼らが今まで何人と出会ったかを聞き出しただろう。 また、大塚同様、その場にいるもののメアドの交換を申し出た。]
[やがて、満月の夜は*終わり……*。]
(39) 2015/02/16(Mon) 19時頃
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/* きょーうも元気によーじょ!よーじょ! 所で、翔子ちゃんも赤側疑惑濃いよねぇ。 赤い蝶もだけど、まだ両親死亡事件に裏がありそうなあたりが。
狼3のC狂1。 リツキ-クスノキ-ショーコ/リツ なんていう構成が今の所非常にしっくり来そうなのがこわい俺がいる。 でも昨日のリツキとショーコの絡み的にやっぱりショーコ村側なのかな…?
俯瞰的立場でいうとソーマも怪しいし。 ともあれ誰がシャドウか戦々恐々しながら愉しむに一票。
クスノキは妖精かわいい、ショーコは天使かわいい。 所で花河センパイはどうみても委員長やってそうですが そこんとこどうなんですかね。設定資料集さん
(-6) 2015/02/16(Mon) 19時半頃
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― 月の時間/埠頭前>>6>>7 ―
俺には分からないな、そういう事は。
[可愛いと問われれば、そういう風に返す他ない。 考えが及ばないというよりも、興味がない。 そういった普段見かけないようなものは、自分の常識に当てはめづらいのも、原因の一つだが]
ゾンビ? ………そこの、高屋敷といったか。 あの女も人型と見た事がある風だったが、やはりシャドウにも人型がいるんだな。
[知性があるのか、ないのか。 人に成り代わると言うなら、ありそうなものだが。 ゾンビと聞く分には、そういった片鱗は見えないように思う。
さて、海と此方を繋いだのは、人か、シャドウか―――…]
(40) 2015/02/16(Mon) 19時半頃
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[そんな事を考えていれば、自身のペルソナを問われた。 カッコイイのがいいと言う、その特徴的な笑いは、やはりどこか固い]
かっこいい、か…… その括りで言えば、良くはない。
[答えたのは、それだけ。 およそ継ぎ接ぎだらけの、人ですらない獣が自身だとは流石に言えず、続く言葉>>14を聞けば、男はただ押し黙る。
地面へ視線を落とすと、普段とは違う見慣れぬ影であることを、いまさらになって気づく。 自分たちを照らす月が、その光が、押しやろうとした記憶の手綱を引くようで、気持ちが悪い。
赤く、黒く、――――――影が、揺れる]
(41) 2015/02/16(Mon) 19時半頃
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/* ちらっと覗いたら高校生の青春。 良いですね、春ですね。
[鳩からでキャラグラが見えないので中の人モード]
そして振りがこちらにも来てます。 真弓さん次第、というより赤次第で。 いきなりぶち当てちゃったから、むしろ赤に余裕を。
明さんはC狂で良さげかしら。
(-7) 2015/02/16(Mon) 19時半頃
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/* て あ ……>>14 >>14 >>14
まさかイサム君や イサム君やまさか あんたそれ花河センパイの……。
……あっ…… 花河センパイの暴走フラグがいきおいよく立ち上がった音が聞こえちゃ……あっ……
がくがくがくがく 花河センパイが化けそう ぶるぶるぶる
(-8) 2015/02/16(Mon) 19時半頃
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出来ればお断りしたい所だな 赤は、………嫌いだ。
[呟きにも似た敢の言葉>>16に、囁きに近い声音で呟く。 何処かへと蝶が飛び立つのが見えて、追おうと視線を向ければ、煌々と光る月がそれを遮った。
禍々しさを感じるその光に目を細める。 やがてその身の翅を赤く染めて、少女の元に戻る>>24のを見て、言い知れぬ不安を感じた]
(42) 2015/02/16(Mon) 19時半頃
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待て、一人で行くな。 家に帰るのなら同伴するから、とりあえず落ち着け。
[急に駆け出した翔子>>26の後を追う。 その腕を掴む事が出来たなら、「帰る」と叫ぶ少女の声を、間近に聞く事になっただろう]*
(43) 2015/02/16(Mon) 19時半頃
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/*Wiki読み直してて気づいたのだけれど、 我は汝……抵触してました…ね? あわわ、申し訳ない…!それっぽさ出そうしてつい! よし、これから気をつけましょう、うん。
(-9) 2015/02/16(Mon) 20時頃
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[人影に、心臓が跳ね上がる。>>38 だけど、見知った顔だと言うのがわかると、相手が右手を怪我しているのも構わず、抱きついてしまった。]
……ご、めん。 こう、させて……。
[なによりも、今、安心していたのだ。]
(44) 2015/02/16(Mon) 20時頃
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