82 【突発RP村】独りある身はなんとせう
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ヨーランダは村人の手により処刑された。
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?
全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!
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…わたしのかなしみは、じぶんでせおうから。ちゃんとたてるように、がんばる、から…
[それは生まれた小さな決意。少しだけ、生きてみようと、思った]
…だから、また倒れそうになったら… …泣いても、いい…?…ぶつけてもいい…?
[許しを請うように上へと手を伸ばす。その手を、言葉を、相手は受けてくれただろうか]
ごめん、ね。ごめん、ごめんごめんごめん… う、ああああ…ごめんね、ごめんね…
[どこまでも続く謝罪の言葉。ずっと止まらずその言葉だけを、泣き叫んで それはヘクターへであり、自分を思ってくれている人へであり 彼へでもあった]
(0) hoshine_k 2014/07/18(Fri) 00時頃
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[カップを渡すと、ヤヘイもまた別のカップに水を注ぎ、だらしなく顎から水を滴らせながらそれを飲んだ。 手紙は──と聞かれれば、少しまた、ぼんやりとした顔で示されたものを見て、こっくりと緩慢に頷いた。]
…………そ、それ よんでくれるのか?
[宛名が自分であることだけはわかるから、読まれることに躊躇はない。そのうち女が来るのだろうが、ケヴィンが読んでくれそうなので、隣に歩み寄って、読めもしないのに中を覗きこもうとした。]
(1) hana 2014/07/18(Fri) 00時頃
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[泣いているとき、ふっ、と脳裏によぎったもの
きっと、ね 自分では死ねなかったのかもしれない
それはナイフじゃなくて テーブルナイフを手に取ったときから]
…ごめんなさい… わたしは、あなたに、あまえてたんだと、おもう
[一人で死ねない弱い自分に、かけられた言葉は救いにも似ていた]
ごめんなさい、あなたに、せおわせようと、して…
[きっとまだ、涙は枯れない ずっと、ずっと、泣き続けた]
(2) hoshine_k 2014/07/18(Fri) 00時頃
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/* あ、こちらはとても楽しかったです。ありがとうございました(土下座)
ヘクターさんとケヴィンさん会わないと…!と思いつつ、付き合わせてしまった申し訳なかった…!
(3) hoshine_k 2014/07/18(Fri) 00時半頃
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[口の端を僅かに歪めたホリーは、もしかしたら笑おうとしたのかもしれない。 紡がれる言葉は、雨垂れのように静かに落ちて 謝罪と礼が交互に間に挟まっていた]
……ああ、
[やがて、やっと返事をしたのは>>0彼女の要求へ]
それくらい、してやるよ。
[自分が見たくないというだけで、彼女をこの世に留めてしまったのだから。 それは当然の責任だろうと思った。
彼女の手を握ることはなかったが、手がどこに触れようと受け入れて。 優しく微笑むことも、甘やかすこともせずに、出来ずに。 彼女の言葉を、静かに聴いていた]
(4) see 2014/07/18(Fri) 01時頃
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…甘えたやつじゃなきゃ、お前は勝手に死んでたんだろうな。
[幾度目かのごめんなさいに、予想を口にする。 そうなれば、自分はなにも背負うことはなく。
ただ、喪失の空洞が広がっていたのだろう。 仕方ないと、仕方ないよなと、自分に言い聞かせて。
それは、なかなか楽で、不快な光景だと思う。
だから、そんなことにならなかった現実に感謝未満の感情を抱きつつ。 木陰に座っているように促し、泣き叫ぶ姿を隠すように ただ、彼女のそばにいた]
(5) see 2014/07/18(Fri) 01時頃
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あ、ああ。
[反応遅れて、手に取り封をぴっと破く。]
(6) 榊 2014/07/18(Fri) 01時頃
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[戦死]
[その文字は一気に血液をひんやりした硝子に変えてしまうように、眼を驚きに見開いて、数瞬経てば悲しみが来て。唇が震えた。肩越しにヤヘイの顎が乗る。意味もわからず、父親の死報を見る姿が、耐え難く。
戦場―――それは兄が何故生きられたのか分かった。内地任務と、前線での攻防。時折噂に聞いた。戦争の被害はひどい有様だと。割に、村に軍が焼かれるということもなく、程々に。
日付―――それは、親父さんが生きていない事を示す事実は、結構前。すでに遺体は、、、きちんと葬られたのならば、いいが。死体の山に積まれていなければ、いや、よそう。
つまりは、被害の一極集中が前線で起こった。 親父さんはそこに送られていたのか。 眉を顰め、沈痛な面持ちになる。
重い口を開けたのは、ヤヘイに急かされたからか、 事実を伝えないことへの罪悪感が膨れたからか。]
... ... ...ヤヘイ、、、落着いて聞けよ。 親父さんは、、、っ、、帰れなくなった。
[素直に死んだ、と言えないのは、俺が弱いからだ。]
(7) 榊 2014/07/18(Fri) 01時頃
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…………?
どした? どこか、痛いか……?
[>>7目を瞠るケヴィンの横顔を肩越しに見て、ヤヘイは不思議そうな声で尋ねた。 文字は読めないが、その分ヤヘイは人の顔色を見る。 大人の保護を必要とする子供の本能的な機微でもって、ごく自然に人の機嫌を窺う。 窺い、普段と違うことがあれば、宥めようともする。
ケヴィンの顔からは緊張や警戒が見て取れた。]
(8) hana 2014/07/18(Fri) 08時半頃
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[痛いかの問いに、ケヴィンからの返事はなかった。 よほど目の前の文面に集中していたのだろう。問い掛けられたことにさえ気づいていないのかもしれない。
目の前に、唯一ヤヘイを保護し育ててくれる肉親の死を報せる手紙が開かれているというのに、ヤヘイはそんなことに気付きもせず、強張りを見せるケヴィンの表情や肩の筋肉の方をばかり心配している。]
ケヴィ…………?
ど、どう……どうした……の?
[長い沈黙に耐えかね、再度ヤヘイはケヴィンに声を掛けた。 何かを堪えるように寄っていたケヴィンの眉が動き、精悍な面がヤヘイの方を向く。]
…………
[落ち着けと言われ、ヤヘイは口を噤んだ。 ケヴィンの口調に、何か嫌なものを感じたからだ。]
お、おれ……水……
[──飲んで来る、と移動しかけたヤヘイを止めるように、ケヴィンの言葉が続き──]
(9) hana 2014/07/18(Fri) 09時頃
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[告げられた内容に、ヤヘイはきょとん、と目を瞬かせた。]
………… ………… ……そ、かあ…………。
[その一言は、だいぶ、時間が空いた。 けれど、落胆はさほど声には滲まなかった。
俯きがちに肩を落とした程度で、それもすぐに顔を上げ、かぱっと口を開けて笑ってみせた。]
(10) hana 2014/07/18(Fri) 09時頃
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うん、いいぞ。 おれ、待てる 一人でぜんぜんだいじょうぶだ
おれ……今日も集会所いく 早く終わるかもしれない……し、しれないから!! そ、そうだ……早く終わったらおれいないと、 おとうさん心配する…………す、するから、おれ……
[今まで通り。待つだけしかヤヘイには出来ない。 それでも少し残念さと不安があるのか、途中で少し早口になり、対話するというよりは一人ぶつぶつと呟くような口調で、父を待つと繰り返した。]
ケヴィン、行こ 行こう、おとうさんのところ 集会所、行けばいる 中入るな言われてるけど、す、すこしだけ行って おそくなるの理由、聞く
な、いこう、ケヴィン
[そして、ケヴィンの太い腕を引いて、外へ行こうとした。]
(11) hana 2014/07/18(Fri) 09時頃
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─ 高台の屋敷:庭 ─
婆や、散歩に行ってきたよ。
[庭の草取りをしていた彼女に、貰ってきた夏蜜柑を差し出す]
「おや、これは…あの木の実ですね、坊ちゃん」
[彼女は仕事の手を休め、それを受け取ると涙目になった。
ああ…きっと、ヤニクもこんな風に夏蜜柑を彼女に届けた事があるに違いない
慰めのつもりが、辛い記憶を思い出させる形になってしまい私は少々狼狽えた]
(12) scarecrow 2014/07/18(Fri) 17時頃
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[相手の答えを聞けば>>4、弱々しありがとう、と漏らしただろう 負担をかけてしまうな、とぼんやり考えたけれど、でも、それでも、甘えることにした
泣いて泣いて 何も言わず側にいてくれるヘクターさんは優しいな、なんて思いながら
やがて涙が落ち着いたころ。もう大丈夫だと立とうとしたら]
…あ、れ…?
[かくん、と後ろに倒れて尻餅をついた。それだけでなく、視界が回って、こてり、と地面へ倒れてしまった もう体力も精神も、限界だったのだろう。そこから動けなくて、ぱちぱちと目を瞬かせるだけ]
(13) hoshine_k 2014/07/18(Fri) 17時頃
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[半分ずつ食べる、とあの少女に言ってはいたが…婆やが夏蜜柑を大事そうに持って佇んでいるので]
美味しそうだから、婆や食べるといいよ。
[全部譲る事にした]
さっき、その実がなっている木の下で女の子に会ったんだ。婆や知っている?
[少女の風貌を告げると、婆やは少女の名はきっとペラジーだろう、と教えてくれた]
(14) scarecrow 2014/07/18(Fri) 17時半頃
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その夏蜜柑、ペラジーさんが採って渡してくれたんだ。お礼に、この屋敷のハーブを取りに来てって言ったんだけど…もし、彼女がここを訪れたら教えてくれないかな?
[そう、お願いすると。婆やは、軽く頷く
私はそれを見て、ありがとう、と笑い屋敷の中へ入った。自室で休もうと]
(15) scarecrow 2014/07/18(Fri) 18時頃
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ルーカスは、その際もれなく玄関の戸口で頭を打ち、悲鳴を*あげた*
scarecrow 2014/07/18(Fri) 18時頃
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ー自宅ー
[夏蜜柑をお手玉のように、放り投げながら家路につく。 ささくれだった古い木の扉を開き、室内に入ればムンと熱気と湿気が立ち込める。 衝動的に飛び出してしまったものだから、窓を開けてくれば良かった。と少しだけ後悔した。]
もうすぐ……会えるね。
[本来ならば、満面の笑みと歓声で言えること。 けれども、誰にも聞こえないように。と、囁くように落とした声。]
(16) pearlkun 2014/07/18(Fri) 18時半頃
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[食卓に飾られた小さな写真立て。 そこにあるのは、笑顔を浮かべる二人の兵士。
片方は兄のヒュー。そしてその肩を抱いて、明るい笑顔を見せているのは…………。
兄の友『ヤニク』]
…………。
[写真立てを持ち上げると、そっとその表面を撫でる。
栄養状態が悪いためか、写真の中の二人の姿は、少女の記憶にあるものよりも遥かに痩せていて、顔色も良くないのが見て取れる。
けれども、止まった時間を閉じ込めた紙の中。 二人は村に居た時と同じ様に、笑顔を見せていた。]
(17) pearlkun 2014/07/18(Fri) 19時頃
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ペラジーは、写真を外し、そっとポケットに入れる**
pearlkun 2014/07/18(Fri) 19時頃
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[>>13暫く、なにもせずに泣き叫ぶ彼女の傍に座り、彼女の嘆きを静観していた。 彼女がしゃくりあげるたび、頼りなく細い背中が揺れる。
その背中を、一回だけ撫でた。
やがて、嗚咽は少しずつ小さくなっていき。 まだ涙に濡れた顔が上げられ、出会った時よりもうんと生気の宿った瞳と自分の目が合って。 思わずふ、と。ため息のような音を出したとき]
あ、
[目の前で地面と仲良くなるホリーに、思わず間の抜けた声が漏れた。 よく考えれば、彼女はサイモンと同じくらい貧弱体質だったか。 それがあれだけ泣き叫べば、そりゃ体力も尽きるだろう。
暫く見ていても、起き上がる様子はなく。 今度こそため息をついて、立ち上がり歩み寄る]
(18) see 2014/07/18(Fri) 21時半頃
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運ぶぞ。
[一声かけて。 華奢な腰に手をかけ、肩に担ぎあげた]
(19) see 2014/07/18(Fri) 21時半頃
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─高台にある屋敷の自室─
何も変わらない、なんて事はないよな…
[以前キャラメルがあった机の引き出しを開ける。そこから日記を取り出し開くと、子供時代の思い出が綴られていて
一緒に置いてあったオモチャを机の上に置き、それを読み始めた]
(20) scarecrow 2014/07/18(Fri) 22時頃
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[ヤヘイの笑顔は、親父さんを信じているからか。 俺は言葉を持てなかった。俺に何が出来るのだ。 そうだ。これが戦争だ。
俺の親父も、お袋も―――。 気づけばいなくなっていて。 死んだことを知った時に、戦争を恨んだんだ。
腕を引かれて、おっと、と気の抜けた声をあげる。 ぐいぐいと引っ張る掌は、不思議と強かった。 行って、俺は、彼に嘘をつき続けるのだろうか。]
や、ヤヘイっ。
[親父さんは、俺を恨むだろうか。せめて真実をと思えど。]
―――っ。
[幾度となく悩んだ兄の死の仮想体験が、歯止めをかけた。 ―――できない。おれにはできない。付いて行くしか、能がない。]
(21) 榊 2014/07/18(Fri) 22時頃
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あっ、は……
[泣き疲れて倒れてしまった自分になんだか情けなくなって。思わず笑ってしまった
でも、これ、どうしよう。そうやって横になった視界の中思っていると、かかった声>>19]
え…えっ、と…
[迷惑をかけるのを悪いなと思い、返事に躊躇していると、ふわっと浮かび上がった体。気がつけばヘクターの腕で抱えられていた]
わ… ……ありがとう…
[体は自分のものではないかのように、動かなかった。だから、今度も、甘えることにした ああ、やっぱり、優しい人だな、と思いながら]
(22) hoshine_k 2014/07/18(Fri) 23時頃
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─ 家を出て ─
[ヤヘイの力などその気になればたやすく振り切れるであろうケヴィンが、ヤヘイに腕を引かれるまま家を出て、付いて来る。 道を歩くヤヘイは、腕を掴んでいた手でケヴィンの服の袖を掴み直し、何かぶつぶつと呟きながら歩いてゆく。]
おと……おとうさん遅くなる…… おそく………… 集会所……いく…………むかえ…… …………ぁあ……う…………
[ぶつぶつ、ぶつぶつ。
途中、ケヴィンを引っ張って歩くヤヘイに、村の女が同情的な眼差しを送って来た。ひそひそと、遠巻きに噂話をしている。 ヨーランダから噂を聞いた女達だろう。]
…………あー…… …………
[ケヴィンから、村の女から、憐れむ眼差しが注がれる。 哀れみの混じった、しかしどこか見下すようでもある灰色の視線は、しゃがれた声の鴉の鳴き声のごとくにヤヘイを落ち着かなくさせた。]
(23) hana 2014/07/18(Fri) 23時頃
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[道端の石の数も数えず、ヤヘイは只管前を見て歩いた。 ケヴィンの袖を引いて。足早に、通い慣れた道をゆく。
──と、道の向こうから、小柄な少女を肩に担いだ男>>19が歩いて来た。]
…………へ、へく……ヘクター…… ホリー……も?
[その珍しい光景に、急ぎ足のヤヘイもさすがに一度足を止めた。]
(24) hana 2014/07/18(Fri) 23時半頃
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[ホリー嬢を荷物のように肩に担ぐ男というのはやはり目立つのか、町行く人に随分と振り返られた。 まだ荒んだ心のままだったから、表情も多少は険しかったろう。
歩きながら、この悲劇の主人公ぶったやつをここに放り出して帰ろうかと何度か無意味に思ったが。 それはやはり八つ当たりで、無意味だからやめておいた]
……。
[町を歩けば、女たちが盛んに噂話をしているのが見える。 村長の娘が事情を大体知ってしまう立場のせいで捕まって話を要求されているのも一度見た。
ああいう奴らは、なにも失わなかった奴等なのだろう。 無自覚に、人の噂は視線は他人を踏みにじっていた]
(25) see 2014/07/19(Sat) 00時頃
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[歩みが、ふと止まったのは。 正面から歩いてくる二人の姿を見て。 珍しい組み合わせではない。まだケヴィンと話せていたころ、工房に遊びに来てたのを見たことがある。
一瞬広がった苦いものを隠し、軽い会釈をして、横を通り抜けようとしたが。 ヤヘイに名を呼ばれ、足を止めざるを得なくなる]
……ああ、よう。 どこか行くのか。
[いま気が付いたみたいな顔をして、挨拶をして。 問いかけを、ヤヘイに向けて。
ケヴィンの方は、視線を向けることさえ出来なかった。 いや、しなかった。
まともに話せば、理不尽な言葉を向けるだけしかできない気がしたから]
(26) see 2014/07/19(Sat) 00時頃
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あ……ぁ………あー…………
[ヤヘイは、足を止めヘクターを見上げ、その肩に担がれたホリーとヘクターの顔とを交互に見た。]
おー……おれ……集会所、いく
[質問には、素直にそう答え]
……? ホリー、けがした?
[担がれたままのホリーをまた見て、首を傾げた。]
(27) hana 2014/07/19(Sat) 00時頃
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そうだ…ハンカチ。
[流しの隅に立てかけておいた洗濯板が目に入る。
この暑さなら、今洗えば今日中に乾くだろう。 これを貸してくれた青年が、どれほどここにいるのかはわからないけれど、返すのならば少しでも早い方がいいだろう。]
よい……しょ。
[木桶を流しに運んできて、水瓶の水を満たすと洗濯板を置く。 白いハンカチなど使ったこともないから、少しの汚れも残してしまわないように。と、細心の注意を払って洗濯する。]
できた!
[洗濯を生業とするセレストならば、もっと上手に洗えるのかもしれないが。 石鹸も不足している今、少女にできるのはこのくらいで、それでも精一杯綺麗に洗ったそれを、パンパンとはたき、日当たりの良いところに干す。
乾き次第、高台の屋敷に届けよう。と]
(28) pearlkun 2014/07/19(Sat) 00時半頃
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ー暫くしてー
[いつの間にかうたた寝してしまったらしい。 一日の中で感情の変化が激しかったためか。それとも早朝から動き回って、知らずに疲れていたのか。]
よかったー…
[うつ伏せていたテーブルから身を起こすと、窓の外に視線を向けて一言。 依然、太陽は空高く輝いていて、それは転寝していた時間がさほど長くはなかったことを示していた。]
乾いた!!
[先ほど干したハンカチに触れてみれば、それはもうすっかり乾いていて、仄かに暖かさまで感じるほど。
これならば届けに行ける。と、笑顔を浮かべる。]
(29) pearlkun 2014/07/19(Sat) 00時半頃
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いってきまーす。
[野菜を詰めた布袋と、白いハンカチ。 そして、ポケットには写真が一枚。
それらを大切に持つと、玄関の扉を開く。 夏の日差しが溢れる、高台の屋敷へと]
(30) pearlkun 2014/07/19(Sat) 00時半頃
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ー高台の屋敷ー
[坂を登って行けば、そこに建っているのは、立派なお屋敷。
遠目に見ていた時よりも、遥かに大きいそのお屋敷は、一部屋しかない少女の家とは何もかもが違っていて、戸惑いが瞳を揺らす。
怖気づき緊張に震える手で恐る恐る、門に手を掛ける。]
だれかいませんかー? ハンカチ、返しに来ましたー。
[震えてしまった声、それでもなんとか呼びかける。
普段より小さなその声は、果たして誰かに届いただろうか**].
(31) pearlkun 2014/07/19(Sat) 01時頃
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「坊ちゃま、ペラジーさんが来られましたよ」
[ふいに、婆やが部屋の方へ来て。そう告げた]
分かった、今行く。
[部屋にある鏡を見て容姿を軽く整え。日記を机の上に置くと帽子を手に取り玄関に向かった。例によって、部屋の入り口の扉に頭をぶつけたのは言うまでも無い]
(32) scarecrow 2014/07/19(Sat) 11時頃
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「そうそう、ハーブを用意しておきましたのでお持ち下さい」
ありがとう、気が利くな
[婆やから、収穫したばかりの瑞々しいハーブを受け取る]
「これがミント、これがレモンバーム、あとこれはカモミール、これはラベンダーでございます。気持ちを爽やかにし、不眠にも効果があるものをご用意いたしました」
(33) scarecrow 2014/07/19(Sat) 11時半頃
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ほう?それどれ
[ちょっとレモンバームをちぎって臭いを嗅ぐと、それは葉っぱであるにも関わらず確かにレモンの香りがした。ラベンダーは花も一緒についていて、可愛らしい花束にも見える]
さすがは婆やだな、これならきっと喜んで貰えるだろう
[そう言って笑うと、婆やも微笑み返してくれた。彼女の様子が少し持ち直したように見えて、私も更に微笑んだ]
(34) scarecrow 2014/07/19(Sat) 11時半頃
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[門の方へ向かうと、彼女…ペラジーの姿が見えた]
この間はありがとう、お嬢さん。あ…それは
[彼女がハンカチを持っているのに気づいて、目を瞬かせる。近くに寄れば帽子を取り、軽く会釈を*した*]
(35) scarecrow 2014/07/19(Sat) 11時半頃
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良家の息子 ルーカスは、メモを貼った。
scarecrow 2014/07/19(Sat) 11時半頃
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[ビクビクしながらも、誰かが出てくるのを待っていたが。]
あ……。
[間も無く、目当ての人の姿が門の向こうに見え、瞳を輝かせる。 最初にあった時と同じ、丁寧なお辞儀。その姿に自然と口元が緩む。]
洗ったので、返しに来ました。
[きちんとお辞儀を返し、四角く折りたたんだハンカチを渡し]
あと…こっちは。家で採れた野菜…です。
[よかったらどうぞ。と小さく笑い、布袋を差し出す。
茄子や胡瓜、底の方にズシリとあるのは南瓜。 けっして出来が良いとは言えないけれど、兄がいなくなった後、必死に育ててきた野菜。
それを口にすることで、少しでも彼や『婆や』の、何かの足しになるのなら…と。 自分にできることは僅かしかないのだから。]
(36) pearlkun 2014/07/19(Sat) 12時頃
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あ……自己紹介してなかった、です。 私の名前は、ペラジー。っていいます。
[『お嬢さん』と呼ばれたことが恥ずかしくて、目線を逸らす。 日に焼けた頬が少し赤くなったのは、きっと気付かれはしなかっただろう。
男性が名乗ってくれれば、こくんと一度頷いて、覚えたという意味を込めて、控えめに一度呼んでみる。]
えっと……ハーブを。
[少しもらっても。と言いかけたところで、手の中の花束に気付く。
ハーブといえば、葉っぱという印象だったから、それが目当ての物だとは気づくはずもなく、可愛らしい花束だなぁ。などと考えて猫のように目を細め]
(37) pearlkun 2014/07/19(Sat) 12時半頃
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[開けてもらった門の中、庭へと一歩進めばその時。
パサリ ]
あ……。
[しっかりとしまっていた筈なのに まるで存在を主張するかのように、彼の足元に写真は落ちた。]
(38) pearlkun 2014/07/19(Sat) 12時半頃
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[綺麗に洗われて折りたたまれたハンカチから、彼女の気遣いを感じ。にっこりと笑うとそれを受け取った]
うっかりしていたよ。わざわざ、ありがとう
[野菜の入った布袋を渡されれば、それを受け取り。覗き込めばそこには南瓜]
これは、君が育てたのかい?凄いな
[素直に感想を述べた。都会育ち故、農業の知識が無いだけに「食べ物を作る事が出来る」相手は尊敬対象だ]
(39) scarecrow 2014/07/19(Sat) 13時頃
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南瓜は疲労回復にいいと聞いている。婆やと一緒に頂くことにするよ。
[彼女から、改めて自己紹介されればこちらも名乗る]
私は、ルーカス。都会育ちだが、子供時代には時折この村を訪れていた。今回は疎開で久方ぶりに来たが、やはり良いものだなこの場所の雰囲気は。
[村人達が親族や知人の戦死で嘆いているとはいえ、空襲や物不足で修羅場と化した都会と比べれば。ここはずっと幸せな場所に見えて]
(40) scarecrow 2014/07/19(Sat) 13時半頃
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[ヘクターに大人しく運ばれながら、いつもより高い視線の景色をぼんやりと眺める 途中、人とすれ違うたびに驚いた顔をされた。運ばれる本人は気づいていなかったが、それはやはり普通でない光景だっただろう 注目されて、ヘクターの顔の方を見れば不機嫌そうで、少し後ろめたさを感じる。降りよう、と体を動かそうとしたけれど、まだ全然力が入らなくて。ため息をつきながら、変わらず抱かれていた]
[そうしているうちに、ヘクターの歩みが止まる。声をかけられ>>24、相手を認識する]
…ヘクター、と、ケヴィン…
[自分の不思議な状況を気にもせず、いつものように声を発して 怪我をしたのか、と聞かれれば>>27、自分が担がれているのを思い出したように]
…怪我は…してない… ……ちょっと、動け、なくて… ヘクターさんが、運んでくれてる…?とこ…
(41) hoshine_k 2014/07/19(Sat) 15時頃
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|
[ハーブを望んでいる事が分かったので、婆やから受け取った数種類を差し出そうとした、その時
庭へ寄ろうとした彼女から、何かがパサリと私の足下へ]
おっと、何か落ちましたよ
[写真のようだ。それを拾い上げようと、手を伸ばしたが]
(42) scarecrow 2014/07/19(Sat) 16時頃
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|
[そこには、兵士の格好をした男性二人が肩を抱いて写っていて。片方はペラジー似。兄の写真を持ち歩いているのだな、とすぐに分かった。
ゆっくりと、それを拾い上げ。ついた土を軽く払い落とす
その時、もう一人の男性の顔を認識した私は息を呑んだ]
これは…君の兄さんと…………ヤニク?
(43) scarecrow 2014/07/19(Sat) 16時頃
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|
[すぐに、写真を返すのが礼儀である事は知っていたが。
その場に立ち尽くし、唖然とそれを眺めていた]
(44) scarecrow 2014/07/19(Sat) 16時頃
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[ヤヘイに引かれる自身は、どう見えただろう。 若干の前傾姿勢に、視界の端には友人と担がれた少女。 おい、と声をかける前にヤヘイが>>24]
ぁ―――。
[声をかけようとしたが、眼を背けられてしまって。 険しさの色は、また、村人たちの表情からも、 みな帰るものに一喜一憂して、そして、彼も―――。
俯いて、考えるのをやめたいと、*思った*]
(45) 榊 2014/07/19(Sat) 16時半頃
|
|
ん、あー……。
[問いかけに、なんと答えたものかと思う。 ホリーの事情を言うつもりはないし、かといってそうだと言えばヤヘイに無用な心配をさせる。ついでに怪我人は俺だ]
ホリーはお嬢だからな。
[少しの間の後、はぐらかす答えだけを返しておいた。
それから集会所と聞いて、ああと納得と憐れみの中間の声を出し]
……ケヴィンと?
[しかし同行者が謎であったものだから。 ちら、と視線を向けて
俯く彼とは、視線は合わない]
(46) see 2014/07/19(Sat) 16時半頃
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あ…ありが
[写真を見つめるその様子>>43に息が止まる。 息を飲む、その音が聞こえた気がして、嫌な汗が背中を伝う。]
うん。ヒューと…… ヤニクお兄ちゃん。
お兄ちゃんとヤニクお兄ちゃんは 仲が良いから。
[慎重に一言一言を口にする。
兄と仲が良かったヤニクのことは、少女もまた見知っていて。 だからこそ、この写真でその姿を見た時には、二人して帰ってきて欲しいものだ。と願ったから]
(47) pearlkun 2014/07/19(Sat) 17時頃
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[どうして動けないのか、それは内緒にしておきたかった。彼のことを考えたくなかったから、自分の行動を少しだけ反省しているから。まあ、出会ったのが彼らだったら、自分は死ぬことができたんだろうか、そんなことが浮かんだけれど、考えるのは止めておいた そこでヘクターのヤヘイに向けた言葉>>46を聞けば]
…お嬢… じゃ、ない……
[それには少しむっとして、否定した。確かに、多くの人に助けられてはいるけれど、これでも一人暮らしをしているんだから]
(48) hoshine_k 2014/07/19(Sat) 17時頃
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[立ち尽くすその姿>>44を、ただじっと見つめる。
透明な硝子の板に閉じ込められたように、全てが止まって見える。
ああ、"友達"が感じたのもこんな感覚だったのか。と]
(49) pearlkun 2014/07/19(Sat) 17時頃
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[きっとこの写真は、彼のところに行きたかったのだ。 ぼんやりとそんなことを考え、視線を落とす。
彼が承諾すれば、代わりにハーブを受け取り、逃げるようにその場を後にするだろう**。]
(50) pearlkun 2014/07/19(Sat) 17時半頃
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[目の前の彼ら ヤヘイは集会所に行く、と言っていた。それはいつものこと 彼の待ち人が帰ってきたのかこないのか知らないけれど、いつもの日常を送っているように見えて。憐れみもなく単純に、いろいろなことが理解できていないのだろうな、と思った 自分も彼の死が理解できなければ、それは良かったのだろうか。何も感じずにいられたら、こんなに悲しくなることもなくて。そういう意味では、変わらないヤヘイが少し羨ましくなった
そしてケヴィン。兵役拒否に関しては純粋に、すごいな、と思っていた。戦争を良いとも思っていないけれど、国には逆らえず。そのなかで、拒否するなんて、と でも今目の前にするとどうしても、ケヴィンが戦争に行っていたのならば、死んだ人は死ななくてすんだのではないか、と考えてしまって 八つ当たりだとわかっているけれど、なんだか、とても、傷つけたくなっていまって。叫びそうになってしまって
一度考えてしまえば、嫌て汚い感情は止まらずに どうしようもなく彼らの前から逃げ出したくなってしまって 叫ばないように吐き出さないように、口を抑えて、耐える]
(51) hoshine_k 2014/07/19(Sat) 17時半頃
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[普段女にそんな呼び名はしないが、ホリーのことだけはよくお嬢やホリー嬢と呼ぶ。 特に理由はないと自分では思ってはいるが、多分深層心理は違うのだろう。 だから、彼女が不服な顔をして抗議をしたのはきっと正しい>>48
正しいとは思うが謝らないで、無言で担いだ体が落ちないようにポジションを調整しておいた]
……じゃ、
[ヤヘイとケヴィンに小さく声をかけて、歩みを進めようとする。
ヤヘイの、なにが起こっているのか分かってないような白痴の顔に、微かに張り付いた不安も ケヴィンの、なにも悪いことなどしていないのに気まずそうな顔をして俯いてる様子も
見たいものではなかったから]
(52) see 2014/07/19(Sat) 18時半頃
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すまない、すぐ返すつもりだったのだが。つい眺めてしまって…確かに、この写真は気になるものではあるが。…いいのかい?君の兄さんが写っているのに
[婆やが彼女にヤニクが亡くなった事を既に話したのだろうか。という考えが頭をかすめた]
なら、ちょっと借りていてもいいかな。婆やもこの写真、見たいと思うし
[私も婆やからヤニクの事は色々聞いたが。確か、ヤニクはこの写真を戦場から送っていなかったはずだ]
(53) scarecrow 2014/07/19(Sat) 18時半頃
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君のお兄さんが帰還して落ち着いたら、ヤニクについての話を聞きたい。…彼は、私の大事な友達だったから。もう帰らぬ人となってしまったとはいえ…。
[そう言って微笑むと、婆やが用意したハーブを彼女に手渡し
逃げるようにその場を後にする様に後ろから声を掛けた]
お兄さんに、よろしく伝えてくれ。君に会えたのも、何かの縁だろうな。ありがとう!
[彼女がこちらを振り向いても振り向かなくても。彼女の姿が視界から見えなくなるまで、手を振った
何度も、何度も……]
(54) scarecrow 2014/07/19(Sat) 18時半頃
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ー自宅への道ー
[ハーブの花束をぎゅっと握りしめ、足早に自宅へと歩く。]
戦争がなければ。 お兄ちゃんと、ヤニクさん、ルーカスさん いつか3人で仲良く話したりする時も 来たかもしれないのかなぁ……
[大事な友達だった>>54その言葉が頭の中で反響する。
失ってしまった可能性、未来に思いを馳せる。 今更どうしょうもないと、わかってはいたけれど。]
(55) pearlkun 2014/07/19(Sat) 21時頃
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[大事な人が還ってくる者 大事な人を失った者。
対象的なようだけれども、戦争は等しく皆の大切な物を奪った。
その事を実感しながら、家路に着く。
必ず兄と二人、高台の屋敷を訪れようと決意して。]
(56) pearlkun 2014/07/19(Sat) 21時頃
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[借りた写真を婆やに見せれば、彼女はまた涙を流しただろうか
ヤニクがいなくなった今も、戦場の一風景を切り取ったそれは彼がこの世に実在した事を示していて
部屋で音を流すラジヲは相変わらず我々にひとつのメッセージを告げ続けていた]
国民 ニ トッテ ハ 戦前 ト 変ワラナイ 暮ラシガ コレカラ 戻ッテキマス
ヨカッタデスネ 平和デスネ オメデトウ
(57) scarecrow 2014/07/19(Sat) 21時半頃
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[明らかに偽りのメッセージだが、それは流さないといけないものであるという事も世の中を長年生きた私は重々承知していた
このメッセージを流さないと、国民はパニックを起こすほどにはダメージを受けているのだ
そもそも、本当に平和なら平和を強調する必要は無いわけで]
(58) scarecrow 2014/07/19(Sat) 21時半頃
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とりあえず、終わったのは良かったけどな…
[生きる先に何が待ち受けているかは分からないが、また近いうちに昔ヤニクと一緒に夕焼けを見た海へ行こうと思った
あの少年の日に思い描いた未来を、記憶の底から呼び起こす*為にも*]
(59) scarecrow 2014/07/19(Sat) 22時頃
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[結局、ヘクターに自分の家まで運んでもらった 肩から降ろされると、ふらふら歩くぐらいはできるようになっていたので、自分で地面に立つ]
…ありがとう ヘクターさんは、やっぱり、優しいね… また今度、お礼に…何かするから…。私に、できることなら、だけど…
[相手の反応はどうだっただろうか
それから去っていくヘクターを手を振りながら見送った]
(60) hoshine_k 2014/07/19(Sat) 23時頃
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[ふらふら家へと入って、とりあえず水を飲んだ。炎天下にいたからか、冷たさが心地良い
ふと、家に一人ということが寂しくなってしまって。ガランとした家の中を見つめていた。家族が帰ってくるまで、また外へ出て誰かと話そうか、と思いながら。できるのかは、すべて気分次第だけれど]
(61) hoshine_k 2014/07/19(Sat) 23時頃
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[水を飲んで一息つけば、なんだかどっと疲れが襲ってきた ふらふら歩いてベッドへと横たわる
彼の母親からの握られ涙で濡れ、くしゃくしゃになってしまっていた。それを光に照らす。現実を思い出すかのように、辛うじて読める「戦死」の文字を見つめて
窓から見える太陽はいつもと変わらず空で輝いていて やっぱり、彼を亡くしたこの世界を許すことはできなかった 涙で視界が滲む。あれだけ泣いたのに、まだ涙は枯れないようで]
(62) hoshine_k 2014/07/19(Sat) 23時頃
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……優しくなんか
[ホリーを彼女の家の前へ遺棄した後、立ち去る間際にその言葉だけ落とした。
優しくなんかない。
単に、自分が目覚めが悪いから止めただけというのは、優しいとは言えないだろう。
ホリーに、背中を向けたまま肩越しに手を振る。 ホリーが安らげる家に入ったのを扉が閉まる音で確認して、自分はまた熱された道を歩く]
(63) see 2014/07/19(Sat) 23時半頃
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[歩く。
歩く。
歩みは、段々と早足になって。
人気のない道の地面を蹴って、走った]
(64) see 2014/07/19(Sat) 23時半頃
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[泣き声とも悲鳴とも違う声が、喉までせり上がる。 それを呑み込んで、押し込んで、ただ道の端で座り込んでいた。
心臓は破裂しそうなのに、頭は冷えたままで。 涙の一滴も出してないのに、喉の奥から嗚咽は漏れる]
っ……ぐ、
[咳き込んで、道端の石と化していたが。 その頭上に、ふっと影が差して
虚ろに顔をあげれば、そこには長く美しい髪を持つ、村長代理の姿があった]
(65) see 2014/07/19(Sat) 23時半頃
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[どうしたんですか、とか。 なにかお困りですか、とか。 そんなことを訊かれたのだと思うが、なぜか音がわんわんとぼやけるように反響して、耳に上手く音が入ってこなくて。
首を横に振り、なんでもないから早く行けと、反響に耐えて声を出す。
それなのに]
(66) see 2014/07/19(Sat) 23時半頃
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……もしかして、ヘクターさんもどなたかを亡くして……?
……そうですか、心中お察しします。
でも、もうそんなに悲しまないでください。 天国へ行ったその方だって、悲しまれることなんて望んでませんよ。
(67) kaisanbutu 2014/07/19(Sat) 23時半頃
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[先程打たれたばかりというのに、そんなことを口にしたのは。 彼女は、他人を思いやる心が欠けているから、なぜ怒られたのか理解できないのだ。 ヤヘイが腐った瓜でも食べたいと願ったことなど気が付かなかったように。
恵まれ過ぎて、足りないものへの想像が働かない。 そして彼女は、今回も恵まれる側だったから]
(68) kaisanbutu 2014/07/19(Sat) 23時半頃
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元気を出して、ください
[平気な顔をして、気が付かないままに。 悲劇の地雷を踏みにじるのだ]
(69) kaisanbutu 2014/07/19(Sat) 23時半頃
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[泣いても喪失感を埋めることはできなくて
たからずっと、この涙と生きていくと、決心して]
[今日もまた、あなたを思って
泣いている自分がひとり]
(70) hoshine_k 2014/07/19(Sat) 23時半頃
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ルーカスは、ケヴィンの肩を叩いた。
scarecrow 2014/07/20(Sun) 00時頃
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