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28 わかば荘の奇々怪々な非日常
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[>>107 お礼を言われるとどこかくすぐったい。 目を細めて、ゆるりと頭を撫でていればふわりふわりと瑠美の髪が風に揺れただろう]
どういたしまして ヒントをくれたお礼に少し奮発したんだ 喜んでくれるなら、幸いさ
[チョコレートが高いものだなんて初めて知った日でもあった]
(@25) 2013/09/05(Thu) 22時頃
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[>>94キッチンに立花が去っていく。その姿をきっちりと見送ってから、首の位置を戻して落としていた視線を上げる。 下から新居とジャニス、二人の様子を窺うようにじーっと見上げて、スープボウルに口を付けて。]
………………ん、
壊したい なら、壊したいものを 持ってる人が、いれば 来て、くれるかも 知れない。
……………僕には 多分、 いっぱいある、よ。
[身を案じてくれた立花の前では決して口に出来なかったことを、ぽつり、ぽつりと言葉にする。何が出来るか分からない。けれど、まずは会わなければ話にならない。 もし自分が倒れたというのが彼女の言葉のせいならば、自分はきっと彼女にとっては良い餌なのだろう、と 彼は客観的に考える。]
それに 会話する、のも 出来る。 僕も 彼女も 人間、…… だから。
[説得を試みてはどうだろうか、と。 意志を告げる言葉は遠回しに。]
(110) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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[>>@19箱が揺れた。 うん。]
わからん。
[何アピールだろう。 どうも自称猫と空中浮遊国谷は馬が合うらしいとみえ、もうこいつらで住めばいいのではと本気で思う。]
国谷がどこに住んでいるか、だな……
[昔住んでいた、という。 今は、 病院、だと。]
………… 国谷選手。あんた、何処に居る……
(111) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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フッ、褒めても何もでないぜ
[>>@24 何せ渡せる箱がないのだから]
ところで、宝生のにーさんに伝えてくれないか
手が塞がってて持てないって
(@26) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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― 202号室前 ―
[扉が開いて、 初見の顔が見えた>>39のでぺこりとお辞儀をした。 部屋の中へと招かれると、]
あ、はい。お邪魔します……。
[扉をパタンと締め、 ついいつもの癖でカチャリと鍵を掛けてしまった。]
(112) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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[チェーンを摘まみ上げたところではっとして、 カチャリと鍵を開け直す。
新居の部屋では、後に立花が続いたのでせずに済んだのだけれど。 変に思われたりしなかっただろうか。
これから話そうと思っていることもことなだけに、 おどおどと視線も泳いでしてしまう。
けれど、折角承諾してくれたのだ。
きちんと話さなければ、と視線を初見に縫い留めたところで 乱れた髪>>39に気付いた。]
(113) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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ここにいるぞ!
[>>111 思わず両手を上げたので箱が落ちそうになったが、途中でキャッチする]
ふぅ、危なかった
[体勢を整え、宝生に向き直る]
俺はここにいるぞ 他のことは知らない
(@27) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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あ、もしかして眠って、ました……? ごめんなさい。
[謝罪をしながら促された通り座り、茶をいれてくれる姿に翠を向けた。
何から話すべきか頭の中で整理をしようとするが、 きっと上手くは出来なかっただろう。]
先生は、……幽霊っていると思いますか? 姿を見たり、声を聞いたり……とか。
[植頭の言う非現実的な話>>0:30を、 よりにも寄って大学の先生にしようと言うのだから、 切り出しはつい、目を伏せてしまった。
笑い飛ばされるだろうか。
けれど「子供の話だ」と上辺だけ頷かれるのも望んでいなかった。 だから、すっと視線を上げ、初見の両の目をしっかりと翠で捉えた。]
(114) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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飼い猫になる前は…
[>>109そんなの、決まってる]
捨て猫。
[キリリと答えた。]
ところで、国谷が、 手が手塞がってて持てないって言ってんだけど。
[なんでまた伝えなんだ。直接話せばいいのに。]
(@28) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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私、今日初めて幽霊に会ったんです。
会ったと言っても、 見えも聞こえもしなかったけど。
窓が勝手に開いたり、珈琲カップが浮いて目の前に降りたり。 ペンが動いて、紙に文字を書いたり、
……自己紹介、してくれたり。
[国谷との初遭遇から、 見た現象をそのまま伝えた。
立花が声を聴くことが出来ることは、なんとなく伏せておいたけれど。]
(115) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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─204号室>>82─
──…いえ、 盗まれたものは、なにも。
施錠に?
[植頭の返事を聞き、慎重に思い出しながら答える。]
え、と 鍵は、いつも出掛ける時に、ちゃんと掛けています。
……多分。
(116) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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[>>82それから、植頭が語る内容は、 裕の状況ととても似通っているように思え]
やっぱり、わたしだけじゃないんだ……。
[本の配置が変わるくだりまで聞いて、呟くように言う。 最後の、湯呑みが空を飛ぶのさえ、あるあると頷きかけて]
──え?
湯呑みが空、 を。
え?
[目を点にした。]
(117) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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よ、妖怪、ですか?
[まさかの。 >>85まさかの結論。
若干簡略化された顔で、植頭の言葉を繰り返す。]
(118) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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……そーか。
[>>@28聞き方を間違えたらしい。 男の眉間は険しいまま。]
手がふさがっ …… 一回置け。 床に置けないなら、 あー……
……俺の部屋…… が嫌なら、談話室へ行く。 立ち話もなんだ。
[一瞬福原の部屋番号を見たが、上がりこむのは論外。 貰ったプロテインの箱をふりふり、降りるぞ、と促した。 メモもペンも、どちらにでもある。]
(119) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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[信綱に対する新居の解釈>>93に、肯定も否定もせず、ただ少し首を傾げて]
新居さんの思うようになさるがよろしいかと。 ただ、扱いは隔てずとも、彼がそういう存在だという事実は、忘れずにいてください。 それさえ呑んでいただければ、「別れが辛くなるから最初から友達になるな」というような、極論は申しません。
[最後の言葉はたとえ話だけれど、情深い新居にはそういう言い回しの方がニュアンスは伝わりやすいかと]
(120) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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悪戯好きの……。
[正直、霊感が0を越えてマイナスに近い裕には その結論に頷くことは難しかったけれど]
……ぁ、
[空飛ぶ湯呑みを頭に思い描いて、ふと気付く。]
わたしも、見ました。 空飛ぶスプーン……気のせいだと思ってたけど……。
(121) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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[確かに見た。 植頭が語るのと似た怪異を。
怪異──なのか。
信じがたいけれど。]
…───。
[戸惑いは沈黙となって表れた。 珈琲カップを両手で挟んで、黒い水面をじっと見る。
その間にも、植頭の話は続く。]
(122) 2013/09/05(Thu) 22時半頃
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[人を疑うこと。 警戒。
しすぎても、しなさすぎても悪いと教えられた。]
……はい。
[管理人を信じていると、植頭は言う。 それには裕も異論のないところ。
わかば荘へ越して来てまだひと月と経っていないのに、 裕も、あの管理人がそんなことをするはずはない、と。
侵入者の可能性に気付いた時に思ったのだから。]
(123) 2013/09/05(Thu) 23時頃
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[流石に私の話は突拍子もなさすぎたかと、目を点にする 越智>>117>>118に苦笑したまま]
いきなり何を言い出すのかと思うでしょう?
[だが空飛ぶスプーンの話も出ると頷いて、でしょう?と 付け加え]
多分妖怪さんは暑がりで綺麗好きなんでしょう。 エアコンの温度は下げられるし、 水出し珈琲はよく無くなるし。 でも少し片付いていないから、綺麗なお部屋で シャワーを浴びたかったんでしょうね。
[明らかに怪奇現象なのだが、暑がりの妖怪と思えば 微笑ましいと笑う]
(124) 2013/09/05(Thu) 23時頃
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盗難は、ありません、でした。
[繰り返す。 物盗りの仕業でないことを、確認するように。]
…──放っておいて、いいんでしょうか……。
[これはまだ、すこし、心配そうに。]
わたしは、まだ、いいんですけど 他の、女の子の部屋だったら、 やっぱりちょっと、まずいんじゃないでしょうか……?
[浮かぶ顔。
一人、二人。]
(125) 2013/09/05(Thu) 23時頃
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何か、わたしに出来ることは───
[気色悪がってはいないだろうか。 怖がってはいないだろうか。
守ってあげたいと思う心は、見た目とは違う。 男の、もの。]
(126) 2013/09/05(Thu) 23時頃
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信じても信じなくてもいいですよ。 ただ、怖がらなくてもいいんじゃないかな、とは 思っています。
[初見は妖怪さんを紹介してくれようとしていたのかも 知れないが、生憎私には見えなくて残念だった。 彼が紹介してくれようとしたものが悪いモノの筈はない。 それに今迄困った事もない]
(127) 2013/09/05(Thu) 23時頃
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[空いているお皿を探して、手許に引き寄せながら かくり、かくりと首を傾ぐ病沢>>105を窺う。
先程の今、懸念をゼロに巻き戻すことなど出来ないから。
如何したら、問う声に、ジャニス>>108に視線を戻す。 脳裏を過ぎるのは、今日の、以前から聞こえていた国谷の声。 日課の後には、精が出るね、と掛けてくれた声。]
あの、その、認識したのは、今日が初めてです。が。 おはようからおやすみまで、あの、挨拶を。
[その行為も、誰かの歯車を狂わせているのだとしたら。 "知らないこと"の多さに不安を覚え、伏せられた表情を斜め下から見上げるのに、表情も曇ります。]
………壊された、者。 もし、そうなら、あの声は悲しくて、
[悲しくて、怒っている、その先が言えずに尻窄み。]
(128) 2013/09/05(Thu) 23時頃
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[壊したがる女の亡霊。荒ぶる御霊を打ち払ったり、鎮めることまではできても、心通わすことは、自分には難しい。 助力を願って頭を下げれば、何故か「駄目です」と声が聞こえて>>94、きょとりと瞬いて顔を上げる。 ぶんぶんと、力いっぱいに頭を振る立花に、そっと首傾げて]
お互い様、ですか。
[懸命に紡がれる言葉に、口許緩める。このアパートでは何度か聞いた言葉なれど、それが自分に向けられるとは。 契約で結ぶ関係を越えるための言葉。ありがとう、と。キッチンへ向かう背にそっと声をかけて]
(129) 2013/09/05(Thu) 23時頃
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何者、ですか。ただの、胡散臭い占い師。 祓い屋とか、拝み屋とか呼ぶ方もいらっしゃいます。
[新居の問い>>95に、敢えてはぐらかすこともなく。 あの亡霊をなんとかするとなった以上、依頼主のひとりとなった新居には、このまま隠していてもやりづらい]
何を、ですか。そうですねぇ、
[逡巡するように眼差しを少し上に流せば、言葉を継ぐように病沢の声>>110。 先ほど頭を下げた時は視線を逸らしていた彼が、それでもぽつりぽつり、できることを探して、それを言葉にする]
ならば、僕はそのお手伝いをしましょう。
[人間だから、という病沢の言葉に、目を細めて頷いて]
(130) 2013/09/05(Thu) 23時頃
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[ふいに、ジャケットの内側で携帯電話が震えた。 皆に視線で断ってからそれを取り出すと、ディスプレイに表示されるのは「管理人」の文字。入居の際に連絡先は伝えてあるから、それ自体は不思議ではないが。 立ち上がり、部屋の窓際へと寄って通話を取る]
……はい、ギャレットです。
[このタイミングで、さて、なんの御用だろうか]
(131) 2013/09/05(Thu) 23時頃
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[ジャニスに掛けた携帯への応答はない。 携帯を耳に当てたまま、ぽり、と頬を掻く。]
寝てんのか?
……部屋、行ってみるか。
[一旦視線をジャニスの部屋の窓へ向け、また三毛猫へと──]
っち。
[三毛猫は、その一瞬で屋根から姿を消していた。]
(132) 2013/09/05(Thu) 23時頃
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えー、やだ! 俺はまだやることがあるの!
[>>119 宝生の誘いに首を振る。 首を振り、たんと床を蹴れば一陣の風。 病沢の部屋の前にキャットフードの箱を置いて、国谷は逃走を開始した。
ちなみに、箱が宙を遠ざかっていくのが見えたことだろう]
(@29) 2013/09/05(Thu) 23時頃
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