[転入生や転校生は珍しいから、同じ学年なら顔くらいは自然と頭に入る。
うちの学年だと"転入生"のかっくんと、あと夏から来た"転校生"がいる。
本屋でつい、「あ、転入生だ」と声をかけた事が懐かしい。
なんで>>97、と聞かれても答えなんて持っていないから、小さく肩をすくめ苦笑した。
女性の言葉>>@1に唇を真一文に引き結ぶけれど、堪えきれずに瞳からは涙がぼろり、零れ落ちた。]
あ……
[慌てて手の甲で頬を拭う。気遣わしげな視線>>98を感じつつも、口を開く。]
それで。あたしたちに、戦えとでも言うん?
[そんなのできるわけないじゃん!?と口にしようとして、繋がれた手の暖かさに言葉を飲み込む。
こんな小さな子まで巻き込まれているのに。
とてもじゃないけど、言えない。]
ねえ。この変な夜って、いつ終わるんかな?
もし、シャドウが増え続けたら…どうなるん?
世界が滅びるとか、言っちゃう?
(141) 2015/02/14(Sat) 21時半頃