[次とか約束させるなと、期待させるなと>>0。
理解して貰えぬ辛さと悲しさと怒りに、自分が自分で無くなっていきそうで。]
だったら、何で、別の男と……っ。
――……っ。
遊びだったら、俺を口説くんじゃねぇ!!
どれだけ、俺をコケにすれば気が済む?
そんなに嫉妬に駆られた俺を見て楽しみたいのか?
[胸の中でどろどろと渦巻く黒くて燻った炎は、心を焼き尽くして、言いたくない言葉を勝手に紡ぎ出されて。
骨の髄まで焼こうとする火を振り払おうと、何度も何度も腕を振っている。
それは嫉妬の炎ではなくて、此方を捕まえようとするプリシラの腕なのだが。]
俺だって、ずっと探して……プリシラ?
――プリシラ!!
[此方を捉えていた腕の力が急に無くなったと思いきや、細い身体が此方へ倒れかかってしまい、慌てて抱き止めたら、何度もプリシラの名前を叫び、肩を揺する。]
(41) 2014/06/15(Sun) 15時半頃