64 さよならのひとつまえ
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―食堂―
[昨日の朝は、おすそわけされたツナマヨで済ませたが、今朝は食料がない。 ぼんやりと席に着きながら、味噌煮定食から立ち上る湯気を見つめる。
廊下の途中で、今日の放送>>1が聞こえた。 そういえば、今年は紐井屋が死体みたいに転がってて叫ぶことなかったな、と思ったり。 十文字に頼んだ絵は、引き取りに行った方がいいんだろうかと思ったり。 関係のないことになら、頭はくるくると虚ろに回っている]
…… ?
[と、習慣でポケットへ突っ込んだ携帯から、メールの着信音。 開いてみて、最初差出人がバグったのかと思った*]
…なんだ? まきちんの携帯、変換がイカれてるわけじゃなかったのか。
(40) 2014/03/27(Thu) 10時頃
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>>*1 to:鳥塚 title:携帯変えたのか?
message: なんか果たし状みたいな言い回しだな。 了解ー。
(*5) 2014/03/27(Thu) 10時頃
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─ 庭 ─
[見送りには行かなかった。 行けなかった。 あの放送を聞いたあとでは、きっと、去って行く二人の姿に、自分より背の高い別な誰かを重ね合わせてしまう。 そうしたらきっと、みっともないことになってしまう。 だから庭から、皆の声と、バスの去って行く音だけを聞くつもりだった。
……まさかあの小鳥谷が、あんな大告白をするとは思わず、驚いて目を見開いて、暫し立ち尽くす羽目になったが。]
つえー、な、あいつは。
[同じ立場となったなら、自分には、言えるだろうか。 残る、去るの違いはあれど、その時は、まさに目前まで迫っていて……]
(41) 2014/03/27(Thu) 11時半頃
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……、……む………
…………す ……、キ、…………だ
[桜の樹を相手にシミュレーションなどしてみたが、あんな声は、とてもではないが出せなかった。 それどころかまともに声すら出ていない。 たったこれだけで胸は痛いわ息は切れるわ。 普段の発声は、一体何処へ消えたのか。
やはりこれは、馬鹿な想いなど胸の内に閉じ込めておけという、脳からの警告か。]
(42) 2014/03/27(Thu) 11時半頃
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[往生際の悪さに、我ながら呆れる。 もうこれで、何度目かと。
今度こそ、今度こそ……そうだ、いつものように庭をランニングすればいい。 4周もすれば、きっとスッキリするはずだ。]
……っ、よっしゃ!
[頬を両手で強く叩き、走り出す。 前へ進むんだ、目指すべきものがあるんだ、だから……!*]
(43) 2014/03/27(Thu) 11時半頃
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─ 4-M ─
[無心に4周も走った頃には、心中のモヤモヤは晴れていた。 心地よい疲労を感じながら、自販機で塩とライチの飲料を買い、飲みながら部屋へ戻った。 飲みながらだったので、ただいまは言い損ねて……パソコン前の十文字が起きていたことに気付き、歩み寄って]
…………ぁ。
[画面が見えた。 無駄に良い視力は、書かれていた文字もしっかりと捉えた。
ペットボトルを持ったまま、目を見開いて画面を見つめ、立ち尽くす**]
2014/03/27(Thu) 11時半頃
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─ 4-M ─
[無心に4周も走った頃には、心中のモヤモヤは晴れていた。 心地よい疲労を感じながら、自販機で塩とライチの飲料を買い、飲みながら部屋へ戻った。 飲みながらだったので、ただいまは言い損ねて……パソコン前の十文字が起きていたことに気付き、歩み寄って]
…………ぁ。
[画面が見えた。 無駄に良い視力は、書かれていた文字もしっかりと捉えた。
ペットボトルを持ったまま、目を見開いて画面を見つめ、立ち尽くす**]
(44) 2014/03/27(Thu) 12時頃
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/* あれだ、自分は全部棄ててくって言ってるくせに、ひとが棄てるって言ってんの見ると「棄てるなんて言うなよおおおおおお」って気持ちになるね! 不思議!
(-29) 2014/03/27(Thu) 12時半頃
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/* 修正したはずが、修正前のままだったwwwwww無意味!!!
(-30) 2014/03/27(Thu) 12時半頃
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ら〜ぶ、ら〜ぶ、愛を〜叫ぼ〜う♪
[片付けながら歌が変わるのは、世紀の大告白を耳にしたからだろう。 昨夜の屋上からの「あばよ」よりも大きな大きな声で。 最後に謝るという不思議な告白。
三年間も想い続けるのはすごいと単純に思うのは、恋などしたことがないからだ。 例えば高校なんて恋愛が転がり落ちているものだと思っていた。 可愛いなと思う女の子も何人だっていた。 けれどその子達が好きかと言われると、それは恋愛などではなく普遍的な友情というやつで。 自身にしても【山本ってイイヤツだよね】で終わる、そんな性格だった為に告白などされたこともない。
恋などしたことがない。 今でも疑わず、そう思っている。]
(45) 2014/03/27(Thu) 12時半頃
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─2−G─
あれ。いねー。
[前に訪れた部屋の主は、そこにはいなかった。確かにあまり部屋にいるというイメージは無かったのだが。]
(46) 2014/03/27(Thu) 12時半頃
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[あんな風に、小鳥谷のように叫ぶ程の気持ちはもしかしたら一生生まれないのかもしれない。 本当に精霊というやつになってしまう時がやって来るかもしれない。 恋愛なんて無縁だと、その隅で胸の奥にある一頁が開かれる。
――――入学式。 散り始めた桜を見上げる横顔を見た。 名前も知らない、初めて見たその横顔はとても綺麗で。 その人が校舎に消えてしまうまで、口を開けた間抜け面で見つめていた。
後から人伝に、随分と可愛い名前だ知って。 それから、足癖や言葉使いが悪いことを知った。 遠方の花屋の息子であること、園芸部に入ったこと、花が好きなこと。 名前をからかいだしたのは、入江とお互いにダーリンハニーと呼び出した頃。 蹴られてでもいいから此方を向いてほしかったこと。 視線の先には、いつも自分ではない誰かがいたこと。
パラパラと捲る頁は誰よりも分厚いのに。]
(47) 2014/03/27(Thu) 12時半頃
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[>>32呟くように零れた言葉。一瞬、動きが止まる。 幾分真剣な表情で那由多を振り返る。足元の星屑がかさりと瞬いた]
─────那由多、お前、ひろの …………知って、たのか
[あの聞いてる方が苦しいような叫びを前から知っていたのか。 痛むように眉を寄せて。 話題転換する那由多に、いつもならそうやって流すのに乗って一定以上に踏み込まないのだけれど、今はそれが止まらなくて。言い募る]
こういうこと言いたくねぇが、ひろの好きな相手って、同性じゃん お前、そういうの、気にしないのか
あれだけ真剣で痛ぇ告白なんて、たとえ相手が女だったとしても、茶化そうなんざ思わねぇけどさ
それとはまた、別問題だろ だってお前、こないだ談話室で俺がハニーって呼んだら厭そうな貌したじゃん?
[言い募るほどに、出来るだけ、いつもの調子を取り戻そうと。 最後の方は軽い口調になるのだけど]
(48) 2014/03/27(Thu) 12時半頃
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/* さくたろにころされるしぬやべぇ うおおおおおおおおお
(-31) 2014/03/27(Thu) 12時半頃
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/* このむら心臓に悪いな!!!!!!!(ほめことば
(-32) 2014/03/27(Thu) 12時半頃
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青春だな〜……。
[それが恋と結び付かない。 気付かない、疑ってさえいない。
視線の先の相手にも、上着を貸した相手にも、演奏を共にした誰かにさえ 小さく、小さく、胸を刺す蕀の痛みは
確かに感じているはずなのに**]
(49) 2014/03/27(Thu) 13時頃
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こんな、部屋だったんだ。
[開きっぱなしのドアを捻り、部屋の奥へ入る。勝手に中に入るのは悪いな、と思いつつも。 今日が最後の日だから、礼を言いたかったんだけど。]
(50) 2014/03/27(Thu) 13時頃
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[カーソルを移動させ、画面下方へスクロールし他の話題を読もうとした、その時。 不意に、汗の匂いと呻く声が聞こえて、現実にずるずる引き戻されてゆく。>>44 振り返るのが怖い、と。 はっきりとはモニタに映らない俺の輪郭が震えて訴えている。 誰が後ろに居るかなんて、難しく考えなくとも解る話で。
昨晩、熟睡している保元の首筋に、こっそり鼻頭を押し付けた。 一分にも満たない接触。 理性が破壊されずに済んだのは、締坂の寝言のお陰だ。
保元が汗をかいているから、なのだろうか。 距離は――昨晩の奇行時の方がずっと近かったのに、今の方が至近しているような、]
(51) 2014/03/27(Thu) 13時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/03/27(Thu) 13時頃
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違う。
[弾かれたような勢いで告げる
振り返れない。 文字の羅列とひたすら睨み合う。 消したら余計に怪しいだろうか。マウスを握る手は硬直している 滲む汗が引くまで、一体何分間が経ったのだろう
顔だけで振り向いた。 目を見開いたままの保元を見上げて]
俺は、ちがう ――…デマだから、これは、な…?
[見上げる眸は、焦点を合わせる事を微妙に避ける。 この腐れホモと罵られたらどうしようと。 締坂にも嫌われて、保元にも嫌われたらどうしようと。 ――俺が、俺の、…どうし、と。]
(52) 2014/03/27(Thu) 13時頃
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[明らかな動揺を浮かべる目と、苦笑を浮かべようとして引き攣った口許。
ああ、まずい。 椅子が後ろへスライドする。床をちゃんと踏む。 見上げてた顔の高さは、逆になる 保元の肩を掴んで、漸く視線を、合わせた。]
違うんだから、――そんな顔するなよ!
[俺は怒ってるんだろうか、何に?俺の間抜けさにだ。 何故保元を怒鳴り付けているのか。 不安だから?八つ当たり? 目の前が、真っ暗になってゆく。 寝不足だ、と理解した時には
貧血を起こして崩れていた**]
(53) 2014/03/27(Thu) 13時頃
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/*
・アリスちゃんが先に行くなら、バスが出るときに追いかけてこける、気付く ・朔太郎が先ならサヨナラも言わず夜中に出ていく ・同時だったら中身が泣くほどノープランなのでやめてくださいライラちゃん
(-33) 2014/03/27(Thu) 13時頃
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紐井屋ー、いねーと勝手にガサ入れしちゃうぜー?
[礼を言いたかったのもあるけど、今のやり切れない気持ちを聞いてもらいたくて。 彼の胸で泣いた時の感触が、なんとなく、居心地が良かったから。]
(54) 2014/03/27(Thu) 13時頃
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−−−−−−- To:丞 Sub:気付いてました
駅ついたら電話してみようとおもう 卒業報告もかねて
あのアプリは割と運がいるよ それでもいいなら [アプリDLサイトのURL]
住所ありがと おれまだ新しい住所おぼえてないから、あとで送る 都内いいなー、うらやましい 頑張れば会えるかと思ったけど、すすむバイト忙しくなるんだっけ やっぱ難しいかもな
おれツブヤイターやってないよー はじめたほうがいいのかな? −−−−−−-
(+16) 2014/03/27(Thu) 13時頃
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……あれ。
[本だらけのはずの場所に出来た不自然な、空間(>>28)。]
読書タイムってやつ?じゃあ、どこに?
[ふと、頭を悩ます。]
(55) 2014/03/27(Thu) 13時頃
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シメオンは、携帯を取り出した。
2014/03/27(Thu) 13時頃
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To:こづや Sub:今日の小鳥谷は
マジでカッコ良かった。惚れるわ。
ところで小鳥谷は本読むならどこで読むよ? いや唐突でわりーんだけど!だけど!
(*6) 2014/03/27(Thu) 13時半頃
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シメオンは、とりあえず空きベッドに*ダーイブ*
2014/03/27(Thu) 13時半頃
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− 駅−昼 −
[通話終了と表示された画面を、じっと見ていた。 大きなため息とともに、強張っていた表情が解ける。
のんびり行こうと思い、昼過ぎの便を取る。 実家に寄る予定はない、このまま新居に直行だ。 卒業式の後、一週間ほどで整えたワンルームの部屋。 家具の類は揃っているので、直ぐにでも住める。
実家に一応の連絡を入れながら、脳内でプランを立てていく。
家に着いたら、まずは荷物の整理から。 今日送ったものは明日届くが、それ以前に送ったものは数日後に届くように頼んでいる。 当面の着替えは今の鞄の中にあるものと、後は少し買い足した方が良いか。 それに、家電も揃ってはいるが冷蔵庫の中身は空だ、これも買いにいかないと。 両隣の住人には、一応挨拶をしておこう。 手土産には何が良いだろう、ゴミ袋だろうか。
それと、それと、それと、]
(+17) 2014/03/27(Thu) 13時半頃
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[駅の傍のファーストフード店で昼食を取りながら、だんだんと表情は険しいものになる。 何故、こんなにもすることが沢山あるんだろう。 感傷に浸る間も無いのか。 浸る間を、与えない様にしているのか。
きっとこれから忙しくなる。 ずっとずっと、忙しくなる。
新生活に追われていれば、この苦しさも楽になるのだろうか。 それとも、抱え続けたまま、日々を過ごさねばならないのだろうか。
こいぬ座βの星言葉、「心の安定を目指す不安」
それがその人の本質を表しているとするのならば、あの星が輝き続ける限り、安定にはたどり着けないのだろうか、なんて。]
……楽しい事、考えないとな、
[ミルクティをストローで吸い上げながら、呟く。 何も、全てが終わったわけではないのだから。 これから、始まるだけなのだから。]
(+18) 2014/03/27(Thu) 13時半頃
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["そいつ"をはじめて認識したのは入学式の日だった。 新入生の中で一際背が高く頭抜きん出た姿が2つ。田舎の中学で似たような身長の奴らだけとのんびり過ごしてきた自分にとって、同い年にこんな育ち方(身長的な意味で)をしている奴がいるということが衝撃だった。
(うわでっか…こわ、)
これが高身長2人への第一印象だ。そしてこの第一印象を長く引き摺ることになる。でかい奴は大抵喧嘩にも強い、身体能力が違うのだ。幸いクラスも違うし話しかけることもないだろうと思った。
そいつらから視線を外して隣の女子に話しかける。兄貴は高校に入ってすぐに彼女を作り高校生活を満喫していたようだから、自分もそうするのだろうと思っていた。それが普通だと思っていた。]
(56) 2014/03/27(Thu) 16時頃
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[意図して見ていたわけではない。向こうが、勝手にこちらの視界に入ってくるのだ。人より頭一つ抜きん出た姿で食堂に入ってきたりするのだから、目立つそれを目が見つけてしまうのは仕方のないことだ。少なくとも1年目はそうだった。
(相変わらずでけーな。)
遠目からその姿を確認して、そう思うだけ。 彼女(といってもすぐに別れたが)を介して話すようになったもう1人の高身長成斗と違って、そいつへの印象は変わらないままだ。 お堅くて真面目そうで生徒会所属の優等生…苦手だと思っていたそいつへの印象が大きく変わったのは何時だ、あれは確か1年の終わりのころの出来事だ。*]
(57) 2014/03/27(Thu) 16時頃
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―自室― [目を、覚ます。あのまま少し眠ってしまっていたようだった。夜更かしのツケだ。時計を確認してから、ベッドの上で縮こまっていた体を伸ばす。どこまでが現実で、どこまでが夢なんだっけ?朝から色々ありすぎて、記憶の境が曖昧だ。]
……小鳥谷のは…、夢だよな。
[自室に届いたこちらの心まで揺さぶられるような、そんな告白。 ある筈がない、だって小鳥谷はそんなキャラじゃない、自分がそう思っているだけだけれど。 同性を好きになってしまうなんて自分のような特殊例が、そうぽんぽん周りにいる筈がない。きっとあれは、夢だったのだ。自分の願望を重ね合わせてしまっただけの。]
―――――……、
[自分に違和感を感じるようになったのは何時からだっただろう。色んな女子と付き合うところまではいっても、誰に対しても本気になれない。彼女は作れても恋人とは呼べない。気持ちが恋まで行きつかない。 「本気で好きになれない…。」 何人かの友達に、そんな愚痴を零すようになったのは――…。]
(58) 2014/03/27(Thu) 16時頃
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