21 ─明日も、薔薇の木の下で。
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[ふひひひ、声なく笑う。ラドルファス、面白い。 ユリウス、ちらり。起きてない。アーネスト、ちらり セシル、ちらり、笑うかな?]
[薔薇、うなづきながら、ユリウス、思い出す 咲かせる。でも、この匂い、満開、思う。 ”あの寝てる子、薔薇、咲かせて、言ってた でも、どう考えても、匂い、満開っぽい。”
これも、ラドルファスとセシル、二人に、綴る。 でも、変、なんか変、わかっても、 どうしようも、ない。 怖い、セシル思い出す、これも変、 グレッグ、大丈夫、かな、思案
”……ピアノ、弾こうかな……”
落ち着く曲、弾く、それぐらいしか、できそうにない、 行き着いて、綴った。]
(380) 2013/08/06(Tue) 02時頃
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薔薇を……?
[咲かせて。 咲かせるにはどうしたらいいのか? 水でもやればいいのか?
考え込んで、小さく唸って。]
うん、ピアノはいいね。好きだよ。 サミュエル、楽しそうに弾くから。
…行く?
(381) 2013/08/06(Tue) 02時頃
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………………
[関係あるか、それさえわからない、咲かせる。 考え込む、矢先、ラドルファス、楽しそう、 言われて、目を細める。
行く?尋ねられ、頷く、立ち上がる。 セシル、ラドルファス、アーネスト、 それぞれ、頭、撫でてから、手、ひらひら、振る。 二人、どうするか、二人に任せる]
(382) 2013/08/06(Tue) 02時頃
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ー →音楽室 ー [一人か、誰かいたか。歩きながら思案。 朝の、これも、薔薇せいしていい?駄目? でも、そうなら……自室、寝るの怖い。 セシル、ばれて、嫌われる…… 既に、ばれてるようなばれてないような。 グレッグ、最近、一緒に寝てくれない。けど、 グレック、同室、里帰り、知ってるもんね。 ぐ、手を握る、決意。]
[音楽室、近づく、途中から、ハロルドの音、聴こえる。 肩、リュシカ、飛び立つ、一足先、音楽室。 リュシカ、きっと、ハロルド、肩、止まる。 その辺り、俺、顔出す。 ハロルド、背後回って、手元、覗き込んだ*]
(383) 2013/08/06(Tue) 02時半頃
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/* >>フィリップ 気にしてない。 これをやってはいけないはないと思う。 自分はいかんとやら、嫌だと思えば、はっきり言うから。 楽しんで行こう。
(*38) 2013/08/06(Tue) 04時半頃
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/* フィリップ→ニーセン
ありがとうございます。 そう言ってもらえると、心が軽くなります。 嫌な時は声かけお願いします。約束ですよ。
はい、楽しみたいと思います。 ニーセンさんも楽しんでください。
では。
(*39) 2013/08/06(Tue) 05時頃
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―裏庭→― [ゆらりと、裏庭から立ち去ったのは トレイルが去ってあまり経たないうちに。 強く噛んで赤く、赤く染まった小指。 まるで薔薇の花弁を散らしたかのような。 ポケットに入れて隠そうともせず、 きょろきょろと誰かを探すようにして廊下を歩く。]
(384) 2013/08/06(Tue) 05時半頃
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……あ、
[探していた姿、見つけると小さな声をあげて近づいていき]
…せーんーぱーいー…、
[そう呼びかけた声の先には、 つい先程、気まずい別れ方をしたばかりのトレイルの姿。 >>353>>359 グレッグの部屋に入ろうとした所だったか、 それともグレッグに扉を譲る為に立ち上がった所だったか、 その背中に、飛びつくように抱きついて]
…見つけたー…、先輩ー…、
[つい先程の気まずさなんてなかったかのように、 ぐりぐりと、自分の頭をトレイルの背に押しつける。]
(385) 2013/08/06(Tue) 05時半頃
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…ね、先輩…さっきはごめんね…? 俺、失敗しちゃった…。 もう、しないよ…ううん、次は、ちゃんとやるね。 先輩の望むように、俺するから…
…今度は先輩が喜んでくれるように、 なんでも、なんでも、なんでも、なんでも…、
[徐々に抱きしめる手に力を篭めて うわ言の様にトレイルの背へと囁いて。
離れた時、トレイルはどのような表情を浮かべていただろう。 先程のように、不愉快そうに顔を歪めただろうか。 少年は、何も気にしないような素振りで笑って手を振る。 噛みすぎて、赤く染まった小指も、一緒に揺れて。]
…今はやめとくけど、俺からまた、誘いに行くね…? …先輩から来てくれても、いいからね…?
(386) 2013/08/06(Tue) 06時頃
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[ぴちゃん… 蛇口から雫が落ちる。 あれからどれだけの時間がたっただろうか。 長かったような気もするし、 短かったような気もする。 薔薇の香りで 時間の感覚がおかしくなっていた]
[人恋しい]
[弱っている時には誰かに会いたくなる]
そんな甘えは許されないかな。
[ならばひとりになりたい。 でも、ひとりになれる場所は自室しか思いつかなくて。 そこにはハロルドがいるから躊躇われた]
(いたらいたで考えるか…)
[食堂の扉を開けた]
(387) 2013/08/06(Tue) 06時頃
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[それから視線はグレッグへも、]
…じゃあ、お邪魔してごめんなさい。 トレイル先輩、グレッグ先輩、またね…。
…2人とも、また、構ってね…?
[甘える口調でそう言って、 一歩、二歩、手を振りながら2人から離れていく。]
(388) 2013/08/06(Tue) 06時頃
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ー廊下ー [いたらいたで というのは嘘だとわかっていた。 本当はハロルドの寝顔を見られたら と思ったのだ]
[音楽室のピアノが鳴り始める。 でも、音色の違いなど聞き分けられなくて]
(サミュエルかな?)
[そう思っただけだったから、 音楽室の前を通ったけれど声はかけなかった]
(389) 2013/08/06(Tue) 06時頃
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ー自室ー [扉を開けると、飛び込んで来たのは 空っぽのベッドだった]
(ハロルドは起きたのか)
[残念だけど、どこかで安堵していた]
[彼は、綺麗にベッドメイクされたその端に腰掛けた。 ハロルドがいたであろうところを軽くなぞる。 そして溜息ひとつ]
(390) 2013/08/06(Tue) 06時頃
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[2人から離れると、再び廊下を歩きだす。 爪切りは、もう必要なくなってしまった。 だから、元あった場所に片付けないと。
向かう先は、医務室へ**]
(391) 2013/08/06(Tue) 06時頃
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[ふと視線をやると、ベッドサイドテーブルに 書き置き>>371と見慣れた本>>373が置かれていた]
(さっきのピアノはハロルドだったのか?)
[書き置きの文字に指を滑らせる]
(絵本を渡すだけなら大丈夫だよな?)
[会ってしまったら 薔薇の呪いをうつすことになろうとも手放せなくなる。 そんな予感から会わないようにしようと思っていたけれど、 会いたいという気持ちは偽れなかった]
[手首の痕に触れたのは無意識からか]
[傍の口実を手にとり、彼はゆっくりと立った。 音楽室へ行くために**]
(392) 2013/08/06(Tue) 06時頃
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[逃げるように行った先は裏庭。 猫達がいるから、ここがお気に入り そして人があまり来ないから、お気に入り]
俺の感情で拒絶してしまった…… 寂しいという心が見えたというのに……
[かりそめでも、流れで言えば良かったかと後悔の念]
でもない物をあるとは言えない。 代替で埋めたい隙間があったとしても。
[裏庭の木々がさざめいた]
(393) 2013/08/06(Tue) 07時頃
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― 音楽室 ―
…サミュエル先輩?
[音楽室には誰もおらず 声をかけてはみても、その姿は現れず]
(…やっぱり、何かあったの?)
[薔薇の香りはどこか不安を掻き立てる]
どうしようかな…
[それを紛らわすために、楽譜を漁る ベートーヴェンの熱情のソナタでもと思ったが 先ほどのことを思うと躊躇われ 結局選んでしまったのはショパンの楽譜]
(…あ、ちょっと間違えたかも)
(394) 2013/08/06(Tue) 08時半頃
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[しかし、引っ込めるのも癪である そのまま、譜面台に乗せてページを開いた
ノクターンop9-1変ロ短調の出だしを弾き始める 緩やかな、降り止まぬ雨のようにまとわりつく どこか甘くて憂鬱なメロディ やがて転調し、さらに甘さを増していく
寮内を漂う薔薇の香りのように それは胸を苦しめる
寂しい、哀しい、切ない、そばにいたい
その想いに応えるかのように背後から羽ばたきの気配 肩に止まる重みと爪の感触は――多分、リュシュカ
だけども、鍵盤の上で動かす手を止めたくない そのまま最後まで弾き続ける]
(395) 2013/08/06(Tue) 08時半頃
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サミュエルは、ハロルドの選曲、譜面をじっときく
2013/08/06(Tue) 09時頃
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[浸り切る、甘い、切ない、音色。深く。 俺、ハロルドも座る、ピアノ、長椅子、 ピアノ、背にするよう、座る。 人恋しくなる、音だったから。
終わるまで、リュシカ、時折撫で、大人しく]
(396) 2013/08/06(Tue) 09時頃
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…今きたばっか。まってない。
[>>359声はどことなく力ない。 グレッグを見合える目も何か疲れた様子]
別に用事なんてなかったけど。 いくとこなかっただけ。
[中に、といわれれば遠慮する必要もない。 入ろうとするとかけよってきて背中にひっついた温度>>385]
シーシャ?どうし…
[その前に彼が話すこと>>386に少し目を大きくして、 その後、ため息をつく。 さっきの惨めさは消えたわけじゃない]
…何もしなくていいよ。 それが俺がしてほしいことだし。 俺の方こそ、悪かったね
(397) 2013/08/06(Tue) 09時頃
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[最後の和音まで余韻を残して弾き終わる
背後にひとの気配を感じで振り返ると サミュエルが覗き込んでいて 驚きと恥ずかしさで赤くなる]
サミュエル…先輩っ!
[真近で聴かれるのは、やっぱり恥ずかしい しかも、無防備に自分を晒した音だった
先ほどよりも遥かに恥ずかしい
泣きたくなったが、泣く訳にもいかず 笑顔とも泣き顔ともつかない表情で*固まった*]
(398) 2013/08/06(Tue) 09時頃
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………………
[ぱちくり。長椅子、座って、見てたから、 振り返られる、超間近、赤い顔、ボンボン食べた? ……軽く嗅ぐ、薔薇の匂いだけ。
人恋しくなる曲、ハロルド、強い自己表現型。 人恋しいの? 俺も、恋しくなっちゃった。 だから、不思議な表情のハロルド、ぎゅっ、抱きつく。 わしゃわしゃ、髪撫でて、小柄、抱きしめやすい]
(399) 2013/08/06(Tue) 09時頃
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[軽い、抵抗ぐらいなら、”人恋しく、なっちゃた”って、 綴り、脇腹擽ったり、巫山戯ながら そのまま、はぐ、続行して。頭、背中、ぽふぽふと。 ハロルド、抱き心地いいし、曲、寂しそうだったし。
リュシカ、ばさばさ、鳥飼やってきて、 そちらに羽ばたくのは、いつの時? 現れても、俺、へんにゃり笑って、 ハロルド、抱きしめたまま、手を振った。
ふんわり、薔薇の匂い、頭、ぼんやり、*させながら*]
(400) 2013/08/06(Tue) 10時頃
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[>>397トレイルの拒むような言葉にも、 少年は笑って頷きを返さずまたね、と告げた。
医務室へ向かう。 じくじくと、痛い。痛みが広がっていく。 そういえば、爪を強く噛んでしまったんだった。 消毒もしなきゃいけないかもしれない。]
(401) 2013/08/06(Tue) 10時頃
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[医務室に辿りつくと、 爪切りを探しに来た時と少し異なる空気を感じた。 ぴりり、と少し張り詰めたような空気、 それと、消毒液の匂いに紛れる薔薇の香り。]
……何か、あったの……?
[セシルはその場に残っていただろうか、 残っていたのならセシルにそう訊ねただろう。 セシルが立ち去っていても、そんな言葉は零れて。]
(402) 2013/08/06(Tue) 10時頃
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[シーシャの頭を撫でて、笑いかける。 悪いのは自分だ。ただそれだけのことで]
本当に、俺のほうこそ、だよ。 …嫌わないよ。シーシャは何もわるくないんだから。 またあとでな。
(403) 2013/08/06(Tue) 10時頃
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[そしてグレッグの部屋で>>377]
うん。元々匂いに気持ち悪くなっただけだから。 もう平気。 …ところでさ、グレッグは今何もしなくても平気? 薔薇の匂いにはもうなれた?
[薔薇の香りに惑わされてるなら意味合いもわかるだろう。 そうでなければ疑問が返ってくると思っている]
チアキがさ、気になることいってて。 その後…その、俺もなんか変で。 薔薇の怪談話、お前もしってるだろ? それと同じことがおきてるみたいだ。
嘘みたいだけどネ。
(404) 2013/08/06(Tue) 10時頃
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[先程見なかったベッドの方へと顔を覗かせる。 眠っていたのは2人、ユリウスの姿ともう1人、]
…アーネスト…?
[肌色の少し異なる同級生の姿。 具合が、悪いのだろうか。緩く、首を傾けて。]
―――…、
[直ぐに目覚める気配はない、ので、 椅子をベッドに近づけてそこに座ることにする。 同じクラスで、普通に話しかけたりもするけれど、 たまに、クラスメイトと一緒にからかうこともある。 特別仲がいいわけではない、良く思われていないかもしれない。 だから目覚めて、少年が見ていたと解ったら驚くだろうけれど。
眠る顔色が良くないようでそれがやけに気に掛かったから。**]
(405) 2013/08/06(Tue) 10時頃
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[演奏中だったら こっそり入るつもりだったのに 音楽室に着く少し前に終わってしまった。 仕方なく彼は扉をノックし、中を窺った]
(なん、で…)
[サミュエルとハロルドが抱きあってる姿>>400が見えて 戸惑うより前に嫉妬した]
“ フィー ”
[鳥が彼に気づき、軽く飛んで肩にとまる。 サミュエルに手を振られたが、返す余裕などなく]
邪魔したね
[それだけ言うと、扉を閉めた。 もしかしたらその音は苛立ちを含んだ激しいものに なっていたかもしれない]
(406) 2013/08/06(Tue) 10時半頃
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[アーネストを支えれば、サミュエルが安堵した気配が伝わった。 サミュエルは優しいから、だとはわかっているけど。 わかっているけども、じりと胸を焦がす違和感。 苛々する。自己嫌悪で泣きたくて、今すぐこれを放り出して逃げたくなる。
それでも足を進め、廊下に出れば、ラドルファスに出くわした。 幼ささえ感じる仕草で困惑されて、つい苦いものが混じった笑みが溢れる。 ああ、やっと笑えた。
問いには、しばらく答えなかったけども]
……気分が悪くなった、みたいです。
[医務室に入り、初めてそう口にする。
嘘、はついてない。 はずだ]
…………。
(407) 2013/08/06(Tue) 10時半頃
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