21 ─明日も、薔薇の木の下で。
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[ニーセンのパーカーをハンカチ代わりにして>>0:285 ひとしきり泣いたあと]
…先輩、ありがとうございます あの…俺は部屋に戻りますけど、どうします?
[涙でぐしゃぐしゃの顔のまま尋ねる
もし、部屋に戻るというならば そのまま一緒に
もし、戻らないというならば ぎこちない笑顔で別れただろう]
(12) 2013/08/04(Sun) 01時半頃
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[部屋に戻ったのはひとりであったか それとも、ニーセンもいただろうか?
どちらにしても、泣き疲れ パジャマに着替えてベッドに入れば 眠りの精に誘われて夢の中
目覚めた頃に嵐が過ぎ去るように そんな願いも夢の中に溶けて*消えた*]
(20) 2013/08/04(Sun) 02時頃
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[目覚めた時にはすでにニーセンが出た後 嵐はすでにおさまり 窓から射すのは眩しい朝日 目を細めながらベッドから出て、あることに気づいた]
…本が…ない?
[どこかに忘れたのだろう 記憶を辿って、最後の場所は食堂なのを思い出す]
(39) 2013/08/04(Sun) 11時半頃
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[窓を開けば外は青空 湿り気のある夏の熱気は 中庭に咲く薔薇の香りを際立たせ ぬるい風が運んで来たのを吸い込んで]
朝ごはんでも、食べよう
[そう呟いた途端に胃袋から空腹の主張の声]
それから…
[昨日のフィリップとの約束と 食堂で見たシーシャとの抱擁の光景が脳裏を過る それに薄い紙の端が掠めたような痛みを感じた]
(40) 2013/08/04(Sun) 12時頃
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[薔薇の香りは痛む胸をどこかくすぐる
"情熱"の赤、血よりも濃く深い紅 咲き誇る花々は 青空の下で色鮮やかに映えるだろう
それは、あの絵本の中のものとは どう違うのだろう
そんなことを思いながら*食堂へ*着いた]
(45) 2013/08/04(Sun) 12時頃
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[食堂に入ると リュシュカを連れたフィリップが 手招きをして隣の席を勧めていた]
おはようございます、フィリップ先輩
[ぱっと一瞬、顔を綻びかけるが ふと、昨夜のシーシャとの光景を思い出し 俄かに曇っていった]
おはよう、リュシュカ
[勧められた席に腰かけた時には かろうじて、笑顔を作れたものの どこかぎこちなく
眼差しは微かに憂いを帯びていただろう]
(75) 2013/08/04(Sun) 17時頃
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[フィリップの手にした本を見て]
それ…ここにありました?
[彼が拾ってくれてたようだ]
いえ、こちらこそ…ありがとうございます
[絵本を受け取って はい、と答えるつもりでいたら 頭を撫でる手は耳や頬を伝って唇へ 指先で弄ぶかのように突かれ 戸惑いで言葉が出なくなる]
(77) 2013/08/04(Sun) 17時頃
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[指先からその顔へ視線を移した頃合いに ハッとした表情でフィリップは手を離し 食器棚の方へ行ってしまった]
…はい
[どこかぼうっとしながら返事をしたのは 少し時間が経ってから]
(…薔薇の香り?)
[何故だろう、部屋の窓から嗅いだ時よりも それはさらに強くなったような気がした]
(79) 2013/08/04(Sun) 17時半頃
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[かけられた挨拶の声のする方を見ると トレイルとグレッグがいて>>71>>74 驚きと羞恥に見舞われ身体が熱くなるのを感じた きっと、顔も赤くなっていたに違いない]
…あっ、おはようございます
[どうにか挨拶を声を返すが それがやっとで、声もわずかに裏返っていただろう**]
(81) 2013/08/04(Sun) 18時頃
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ありがとうございます、フィリップ先輩
[淹れてもらった紅茶の礼を告げる カップを置いたと思ったら 慌てて食事を取りにと、今日はやけに気ぜわしい]
(…先輩、どうしたんだろう?)
[朝食はサンドウィッチの他にも何かあっただろうか しかし、思ったほど食欲がわかず サンドウィッチを2、3切れ口にするのがやっとだった]
(…薔薇の香りのせい?)
[いいようのない胸騒ぎと胸が詰まるほどの苦しさ 思い当たることといえば、それくらいしかなく フィリップの視線とため息がやけに気になった]
(115) 2013/08/04(Sun) 22時半頃
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[夏休みの帰省で故郷に帰る生徒が多い中 こうして、部屋も学年も違う先輩と 並んで食事をするのは不思議な気分であった
今年初めて居残ることになったが 普段の寮生活では多くの生徒に埋めつくされて 隠れていたらしい何かが 少しずつヴェールを抜いでいくような感じがする
一体、何が見えるのだろうか?]
(120) 2013/08/04(Sun) 23時頃
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フィリップ先輩、あの…
[どうにかサンドウィッチをやっつけて 二杯目の紅茶を飲み始めた頃 フィリップを伺うように、おずおずと口火を切った]
今日、お部屋にお邪魔する件ですけど… この後、ちょっと行くところがあるので その後でいいですか?
[さすがにこのまますぐでは礼に欠ける そう思い、とっさにそんなことを口にした]
(122) 2013/08/04(Sun) 23時頃
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[フィリップの声に棘のようなものを感じ 思わず身構えるが、理由は分かるはずもなく]
…大した用事じゃないですけど ちょっと、顔を出したいところがあって…
[薔薇の香りに混じって流れてくるピアノの音に ふと、懐かしい気持ちになったのだが それはやっぱり許されないものなのだろうか?]
(130) 2013/08/04(Sun) 23時半頃
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[いつでもいいよ、の返事に思わず]
もし、先輩がご迷惑じゃなければ… そこまで、ご一緒いただいても…構わないです
[情熱の赤い薔薇は強い香りと甘い蜜 それから、鋭い棘があり その木の下には秘密がある そんなことを思い出す]
(135) 2013/08/04(Sun) 23時半頃
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[また後でと頭を撫でられて フィリップを見上げた]
…すみません、やっぱり一緒に来て下さい
[先ほどよりも強い口調で懇願する 少し泣きそうな顔だったかも知れない]
(138) 2013/08/05(Mon) 00時頃
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[席を立つフィリップに]
…ありがとうございます
[泣きたいのを堪えて笑顔を見せる 嬉しいのに、何故だか泣きたいそんな気持ちで]
(147) 2013/08/05(Mon) 00時半頃
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ガーディは、フィリップと一緒に廊下に出た
2013/08/05(Mon) 00時半頃
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― 廊下→ ―
[フィリップと2人でしばらく無言で歩いていたが 沈黙に耐え切れず思わず漏らす]
…薔薇の香り、すごいですね
[それに、彼は何と返事をしただろうか どんな言葉であっても 自分へくれたものには変わりなく ほほ笑みを返しただろう]
(152) 2013/08/05(Mon) 00時半頃
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[向かう先に近づくほど香りは増していき 少しふわふわとした気分になっていく 笑みが自然とこぼれるが、その理由は分からず]
これから、どこへ行くと思います?
[その返事を待たずにクスッと笑いながら]
…音楽室です ちょっと、ピアノを借りたいのと… 音楽室の主へご挨拶をしたくって
[音楽室での騒ぎはもちろん知らない]
(154) 2013/08/05(Mon) 01時頃
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…ええ、サミュエル先輩のピアノは素敵です とても綺麗で…そして、やさしく歌うような音色
…俺が、昔聴いた時とまんま同んなじ
[そろそろ、音楽室が近くなっただろうか 薔薇の香りはさらに強くなる しかし、それに酔ってることすら気づかない]
(164) 2013/08/05(Mon) 01時頃
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― 音楽室 ―
[扉を開けると、中には誰もおらず]
…あれ? サミュエル先輩?
[そういえば、少し前からピアノの音は止んでいた 譜面台には先ほどまで弾いていたらしき楽譜があり]
フィリップ先輩…どうしましょう?
[と、首を傾げる]
さすがに、黙って弾くのはまずいですよね?
[少し悪戯めいたほほ笑みで]
(168) 2013/08/05(Mon) 01時半頃
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[フィリップの返事を聞く前に 楽譜のしまってある場所を丹念に探していく]
ショパンと…モーツァルトと… ベートーヴェンもついでに…出しておこうかな
[ショパンはエチュード モーツァルトとベートーヴェンはピアノソナタ そして、他にももう一曲分を探し出す]
あ、あった…やっぱりこの音楽室凄いですね ない曲なんてなさそう
[目的の曲を全て見つけて声も弾む]
(176) 2013/08/05(Mon) 01時半頃
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じゃあ、少しだけ… でも、俺はサミュエル先輩みたいに 息するように歌えるほど上手くないんで
[ぽそっと語尾はしりすぼみになる]
…恥ずかしいです
[椅子の高さを調整し 譜面台にあるサミュエルの使っていた楽譜を そっと端に寄せてから 探し出した楽譜をセットする]
最初は暗譜で弾きますから…
[まずは指慣らしでショパンのマズルカop7-1変ロ長調 ワルツとはアクセントの違う三拍子で 晴れた空を想いながら、明るく軽快で歯切れよく]
(180) 2013/08/05(Mon) 02時頃
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[それから、エチュードに取り掛かる op25-1「エオリアン・ハープ」は駆け抜ける風のように
小休止はモーツァルトのピアノソナタ11番イ長調 第3楽章のトルコ行進曲ではなく、変奏曲の第1楽章を 春の晴れた野原のように、明るく軽く軽すぎず 真夏の陽射しよりはやさしいけれど 春の太陽もとても眩しい、そんな春を思い出し]
(186) 2013/08/05(Mon) 02時頃
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う…ん、次は…こっちにしよう
[モーツァルトを思い出させる ベートーヴェンのピアノソナタ8番「悲愴」の第3楽章 Rondo; Allegro 重い悲しみを吹き飛ばすかのように軽快に 涙が悲しみに追いつかないように
そして、再びショパンのエチュードop10-12「革命」 異国に故郷を侵攻され、その暴動に参加出来ない怒り 多くの痛みを残したショパンの叫びを]
(…俺の身体はこれを弾きこなすには弱くて、小さい)
[その悔しさがにじみ出て悲鳴になっていたかも知れない]
(193) 2013/08/05(Mon) 02時半頃
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[思った以上にこの2曲に体力を奪われたのか 集中が切れてしまったようで 深呼吸をして息を整える]
…これで最後です
[フィリップのそばにサミュエルがいつ現れたか そんなことはどうでもよくなり
最後の曲の最初の音を弾き始める ファリャ『El amor brujo:Danza ritual de fuego』 (恋は魔術師:火祭りの踊り)軽快で激しく情熱的に
それを弾き終えると、体力が尽き果てた 椅子から立ち上がろうとして、床にへたり込んでしまった]
(199) 2013/08/05(Mon) 03時頃
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[そばに来て背中を撫でるフィリップをじっと見つめる 疲れのためか、それとも薔薇の香りに酔ったからか どこかぼうっとしていて、目は潤んでいただろう]
…すみません ちょっと…調子に乗って、しまったみたいです
[それだけ伝え終わるとフィリップにもたれかる
すでに、どちらへ向けての言葉かすら 自分自身で分からなくなっていた**]
(207) 2013/08/05(Mon) 03時半頃
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…ったい、サミュエル先輩?
[額にコツンと指が当たった衝撃に思わず]
(…そういえば前もあったな)
[と、数年前のことを思い出す
確か、ボンボンをこっそり食べた直後 レッスンを受けていて、夢中になって弾いていたら 酔いが回って立てなくなったことがあった
他にも自分は激しい曲を好むため そういう曲ばかりをレッスンで弾き続けていたら 息切れを起こして倒れたりとか
歳も近くその関係でよく顔を合わせていて そういう現場には大抵、彼がいた]
(253) 2013/08/05(Mon) 15時半頃
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[ひとりっ子で両親はかなりの放任のため 兄弟子はそのまま、兄のような感じで 何かあれば頼っていたような気がする]
(…やっぱり、俺の音とは全然違う)
[穏やかにそよぐ風のような音を聴き改めて思う]
(255) 2013/08/05(Mon) 16時頃
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[物心ついた頃には 自分の中にいるのを感じた荒ぶる獣
檻に閉じ込め飼いならしたと思っていても 気がつけば、何かの拍子で顔を出し
しまった匣の蓋をしたと思っていても 蓋を破壊し尽くそうと暴れだす
見た目とは裏腹に 自分のピアノが自身に余るほど激しいのは その獣の咆哮であり 獣を自分の中から逃がすためのもの
多分、そこが自分と彼との決定的な違い]
(256) 2013/08/05(Mon) 16時頃
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[サミュエル自身が こちらどう思っているかは知らない が、その音色に憧れる一方で 自分にとって彼は
越えたくても越えられない壁 元からして相入れないもの
サミュエルの為人は好きではあっても その音を作る能力――才能は 絶望を齎し、自分の最も嫌いな自分を暴き出す 残酷な存在として、あり続ける嫌なものであった]
(257) 2013/08/05(Mon) 16時頃
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