21 ─明日も、薔薇の木の下で。
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……やめろ。
[囁く声に、震える。 箍が外れそうな気が、して。
嗚呼、でもシーシャが強請っているのだ。 自分が欲して、ではない。]
……ただ、触ってただけだ。
[こうやって、と手を伸ばす。 触れず、その頭から頬、それから唇を撫でるように。]
(148) 2013/08/05(Mon) 00時半頃
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サミュエルは、チアキが落ち着くよう、笑ってみる
2013/08/05(Mon) 00時半頃
ガーディは、フィリップと一緒に廊下に出た
2013/08/05(Mon) 00時半頃
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[頭の中が混沌状態になると、訳もわからず涙が出るものだ。 落ちる涙が恥ずかしくて目元を自分の手で荒く拭う。 そのうちに布地が唇を拭う感触にきょとんとした]
ごめ、…うん。おちつく。
[膝の上で滑る指はくすぐったい。 医務室へということに異論はなかった。 自分が突き飛ばしてしまったせいで意識がないのなら それはやっぱり自分の責任だと思ったのだ。
意識がない人間の身体は実に重い。 とりあえず抱き起こそうとしたのだが、 自分ひとりで支えられる自信が無くて 再びサミュエルに向けた視線は申し訳なさそうなものになる]
(149) 2013/08/05(Mon) 00時半頃
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チアキは、サミュエルの笑顔を見て、少し安堵したように息をひとつはいた**
2013/08/05(Mon) 00時半頃
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…イヤ…?
[>>148 相手の意思を問うように、訊ねて。 伸ばされる手は届ききらない。 くすぐったさを感じるような少し離れた距離で グレッグの手が動く頭を撫でるように頬、唇へと降りて。 捕えようとするように、首を伸ばしグレッグの指先に口付ける。]
……本当にそれだけ? その先は…?ね…、先輩…、
[ソファを鳴らし少しずつグレッグへと近づいて。 顔と顔が近くなる、もう唇同士も届く距離。 欲しくないの…?相手の答えを窺うように、囁いた。]
(150) 2013/08/05(Mon) 00時半頃
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[乱暴に拭う、腫れる……、でも、戻ってきた、安堵。 床に伏す、抱えに向かう、俺、いや、一人じゃ しかも、猫、も、さっき、と思えば ずまなそう、そんな視線、こちらに向く。 俺、気にさせないよう、にひひ、と、笑って。 立ち上がり、二人掛かり、抱えようと。]
………………
[する、前に、ぽふぽふ、頭、撫でる、 俺、撫でられるの好き、落ち着くし、だから、猫も
そうしてから、猫、アイコンタクト、後輩、抱える。 重い、けど、重さ、俺にくるように 抱えたら、医務室。よいしょっと]
(151) 2013/08/05(Mon) 00時半頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2013/08/05(Mon) 00時半頃
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― 廊下→ ―
[フィリップと2人でしばらく無言で歩いていたが 沈黙に耐え切れず思わず漏らす]
…薔薇の香り、すごいですね
[それに、彼は何と返事をしただろうか どんな言葉であっても 自分へくれたものには変わりなく ほほ笑みを返しただろう]
(152) 2013/08/05(Mon) 00時半頃
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ー 音楽室→廊下→医務室 ー [猫、少しづつ、日常、戻ってくる? 二人掛かり、後輩、運ぶ、医務室、 途中、人いたら、手伝い求けど、いない時 お互い、両手、塞がってる。俺、慣れた足つきで 勢いよく、扉、蹴る。なんか、明るくしたかった。 人、いるなんて、知らなかった 寝間着、ひらひら、ちょっと、セクシー?]
(153) 2013/08/05(Mon) 00時半頃
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[向かう先に近づくほど香りは増していき 少しふわふわとした気分になっていく 笑みが自然とこぼれるが、その理由は分からず]
これから、どこへ行くと思います?
[その返事を待たずにクスッと笑いながら]
…音楽室です ちょっと、ピアノを借りたいのと… 音楽室の主へご挨拶をしたくって
[音楽室での騒ぎはもちろん知らない]
(154) 2013/08/05(Mon) 01時頃
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[嫌だ、とはもう言えなかった。 しかし肯定の返事もしない。 それが、辛うじて保っている箍だ。 まるで、コップの淵にギリギリで留まる水のよう。
指先に触れたシーシャの唇に、かっと顔が赤くなる。]
……それだけ、だよ。 その先なんて……。
[近付く顔に、唇を噛み締める。
伺うような囁きが、自分の唇に触れる。
ここで答えたら、滅茶苦茶にしてもらえるだろうか。 なんて思う浅ましい考えが胸を占め。 震える唇は、答えを告げられない。]
(155) 2013/08/05(Mon) 01時頃
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掃除夫 ラルフは、メモを貼った。
2013/08/05(Mon) 01時頃
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―廊下―
[ニーセンともう少し話してから、ふらりとその場を離れる。
鼻を鳴らしたのは、どこからともなく漂う薔薇の香りのせいにしておこう。
音楽室、ピアノの音はもうしない。 それで、同室者の不在が分かる。 アーネストとどこかへ行ってしまったのだろうか。きっとそうだろうな。 自分のバター色の肌の後輩を思い出しながら、ゆっくりと瞬き。 だからといって、自分がどうこういう筋合いはないけども。
ほんの少しの寂しさをそのままに、遅い歩みを進める。 どこに行くあてがあるわけでもない。
空は気持ちがいいくらい晴れていたから、なんとなく窓を見て どこかからか聞こえる足音に、耳を澄ませた]
(156) 2013/08/05(Mon) 01時頃
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ー廊下→ー [実は少し楽しんでいるのだ。 昨日は彼がハロルドを連れ回したから、 今日は逆でもいいだろう、と]
[突如ふられた話>>152に、 感覚を研ぎ澄ますまでもなく答えた]
そうだね、今日になっていきなり… でもリュシュカが騒がないんだよね
“ リュー、イイコ ”
[絶妙なタイミングの相槌に、彼は苦笑した]
(157) 2013/08/05(Mon) 01時頃
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[ハロルドも笑っている>>152 >>154のを見て安堵した。 先程の顔が気になっていたから]
[音楽室へ向かうと告げられ、 久しく訪れていないことに気づく]
サミュエルのピアノは昨日も素敵だったね。
[ハロルドもピアノを弾くのだろうか。 だとしたら、自分の知らないハロルドを見つけたようで 嬉しいような、楽しいような、そんな気持ちになる]
(158) 2013/08/05(Mon) 01時頃
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ー 医務室→ ー [寝てる、面倒見のいい、一瞬、朝、思い出し 出来るだけ、明るく、が、引きつった。 ともあれ、後輩、寝台、寝かせる。 猫、同室、寝てるし、猫も、休むといい、 寝台、指差して、両の手、合わせて、ねんね、のポーズ。
猫、寝台、入ったら、一度頭撫でる。 その後、面倒見のいい、起きる、それが怖い だから、足早、退室]
(159) 2013/08/05(Mon) 01時頃
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[>>155 グレッグの震える唇に、後少しで届きそう。 頬を染めて、けれども頑なな姿勢の崩れない 上級生の姿にくすり、と口端から笑みが零れ]
……そっかあ、
[近づいたのは、其処まで。 ギ…とソファーを鳴らして身を起こす。 あと少しで触れ合いそうだった距離は一気に離れて]
(160) 2013/08/05(Mon) 01時頃
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…昨日俺の所為で、変な空気にさせちゃったんだよねー…。 だから、仲直りしてたのかも。 そうだったらいいなあって、希望だけど。
[フィリップとハロルドのこと、と言葉を加えて。]
…俺、爪切り探しに行かなきゃ。 医務室、だったっけ…じゃあ、先輩またね…。 先輩可愛かったからつい悪ふざけしちゃったけど、 嫌わないで、また構ってね…?
[先程までの事もなかったかのような何時も通りの様子で グレッグに笑いかけると、立ち上がって談話室を出ていく。]
(161) 2013/08/05(Mon) 01時頃
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[眠りは深いが、寝相はあまりよくない。 いろいろと目の毒な姿勢でベッドに転がっていて。
窓から射しこむ日差しに、ぱちりと目を開ける]
……ひゅわ!? や、っべ、寝坊!!??
[お日様高い!? 慌てて跳ね起きた。]
(162) 2013/08/05(Mon) 01時頃
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あ、そっか…夏休み、か。
……シーシャ、いないし……
起こしてくれたって、いいじゃないか……
[起こしたとして、ちゃんと起きた保証もないくせに。 もそもそ着替えて、スカーフをきゅっと首に巻く。 お気に入りでつけてるくせに、いつも結び目はいびつに曲がってしまうのでした]
(163) 2013/08/05(Mon) 01時頃
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サミュエルは、足は自然に音楽室のほうへ
2013/08/05(Mon) 01時頃
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…ええ、サミュエル先輩のピアノは素敵です とても綺麗で…そして、やさしく歌うような音色
…俺が、昔聴いた時とまんま同んなじ
[そろそろ、音楽室が近くなっただろうか 薔薇の香りはさらに強くなる しかし、それに酔ってることすら気づかない]
(164) 2013/08/05(Mon) 01時頃
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[窓を開けると、薔薇の香り。 心地よさげに、胸の奥まで吸い込んで…]
……ん?
[くらくらとした甘い感覚に、不思議そうな顔。]
(165) 2013/08/05(Mon) 01時半頃
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昔…?
[ハロルドのことをもっと知りたくて、 言葉の端を捉えてみる]
[薔薇の香りは誘惑の証。 香り高くなる方へと行くのは躊躇われた。 しかし、ハロルドの隣を手放す気にはなれなくて。 そのままハロルドについていった]
(166) 2013/08/05(Mon) 01時半頃
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……ぁ。
[離れていくシーシャ>>160に、思わず声が漏れた。
触れそうだったのに、離れてしまった。 シーシャの問いに、答えなかったから。
答えられなかった。 プライドが、邪魔をして。
立ち上がったシーシャの背>>161に、伸ばしかけた手。 ぎり、とソファを引っ掻く。]
(167) 2013/08/05(Mon) 01時半頃
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― 音楽室 ―
[扉を開けると、中には誰もおらず]
…あれ? サミュエル先輩?
[そういえば、少し前からピアノの音は止んでいた 譜面台には先ほどまで弾いていたらしき楽譜があり]
フィリップ先輩…どうしましょう?
[と、首を傾げる]
さすがに、黙って弾くのはまずいですよね?
[少し悪戯めいたほほ笑みで]
(168) 2013/08/05(Mon) 01時半頃
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[震える唇から、細く息が漏れる。
真っ赤な顔をして、俯いた。]
……可愛いとか、言うな。
[搾り出すように、告げる。
嗚呼、なんでだ。泣きそうだ。]
(169) 2013/08/05(Mon) 01時半頃
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[談話室を出ると、やはり頭が重たく感じる。]
……ん、なんだろ……。
[医務室で薬も探しておくべきだろうか、]
こういう時はー…風邪薬? それとも頭痛薬の方なのかな…。
[両手をポケットに突っ込んで、廊下を歩く。]
(170) 2013/08/05(Mon) 01時半頃
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ー →音楽室前廊下 ー [医務室、音楽室、途中、動線談話室、重なる。 シーシャ、医務室、の方角歩く、見る。 無意識、眉よる。急ぐ、通り過ぎようと、 ただ、唇、傷、首傾げて。]
〜〜〜〜………………
[医務室、リップクリーム、すれ違いざま、 息だけで、呟いた。通じなければそれはそれで。 そのまま、振り返らず、足早に。
……薔薇の香り、強くなる、人の声。 俺、音楽室に、むかってるよね?]
(171) 2013/08/05(Mon) 01時半頃
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楽譜も置きっ放しだから、 すぐに戻ってくるんだろうけど…
[サミュエルの性格から そんなことを想像する。 だが、ハロルドの演奏を聴けないことは残念で]
少しだけなら大丈夫じゃないか?
[そんなことを提案していた]
(172) 2013/08/05(Mon) 01時半頃
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……なに、これ。
[ふわっと浮ついたような感覚。 なんとなく人恋しくて、ふらりと部屋を出る]
みんな、どこにいるんだろ?
(173) 2013/08/05(Mon) 01時半頃
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ー→談話室ー
[朝食も取らないまま、なんとなしに廊下を歩いて あちらこちらで聞こえる足音を、なんとなしに避けて
ふと、談話室の扉を見上げる。
夜は苦手な場所だけど、朝なら人も少ないとは経験上知っている。 伊達に何年もこの閉鎖空間にいるわけでもない。 サボるポイントも抜け道も開かずの間の開け方も、先輩たちから伝授済みだ。 有効活用するのは、ごく少ないけれども。
誰にも会いたくないけど、なんとなく人恋しい気分には、朝の談話室はそれなりにマッチしている気がした。 扉に手をかけ、そっと押し開ける。
ふと、異様な雰囲気を感じた、気がした]
(174) 2013/08/05(Mon) 01時半頃
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[医務室の方へ歩いている途中サミュエルとすれ違った。 こちらから話しかけなかったのは、まだ爪を切ってないから。 時間を置かずまた指摘されるのは、ちょっと嫌だったから。 ポケットの中の小指がサミュエルに見つかってしまわぬよう すれ違う際に握りこむ。]
……、……、……?
[すれ違いざま、何か聴こえる。吐息だけの声。 何と、言っていたのだろう? 聞き返すにももう相手は背を向けてしまっている。 訊き返すのは、なんとなく嫌で]
(175) 2013/08/05(Mon) 01時半頃
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[フィリップの返事を聞く前に 楽譜のしまってある場所を丹念に探していく]
ショパンと…モーツァルトと… ベートーヴェンもついでに…出しておこうかな
[ショパンはエチュード モーツァルトとベートーヴェンはピアノソナタ そして、他にももう一曲分を探し出す]
あ、あった…やっぱりこの音楽室凄いですね ない曲なんてなさそう
[目的の曲を全て見つけて声も弾む]
(176) 2013/08/05(Mon) 01時半頃
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………リップ?
[ぽつり、と呟いたのはサミュエルが見えなくなってから。 上唇で触れるとそういえば部屋を出る前に引っかけた傷がある]
……、
[もう一度、サミュエルの去っていった方向を振り返った。]
(177) 2013/08/05(Mon) 01時半頃
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