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78 わかば荘の薔薇色の日常
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― 談話室 ―
[適当な黒いシャツにジーンズといった姿で歩く。 談話室へとやってくれば來夏と翔平の姿が見えて]
おはよ。 お前らもいまからメシか?
[二人ともに声をかけ、冷蔵庫へと近づき。
おかゆの但し書きに、誰か風邪でも引いたか?とは思うものの手をつけることはなく]
(173) 2014/06/27(Fri) 20時半頃
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ん、
[声をかけられて>>171、顔を上げる。 見上げるようになる彼の身長は、威圧を感じることも多くて、殆ど顔を合わせることはない。 ただ、悪い人ではなさそうだというのを、知っているから。]
これ。
[もう一度冷蔵庫を開けて、チョコレートを取り。 日向さんの前に、差し出した。]
(174) 2014/06/27(Fri) 21時頃
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は、よ。 そう。
[今からメシ>>173、に頷く。 も、ということは徳仁もだ。迷いの行き先を求めるように、じ、と見返す。]
(175) 2014/06/27(Fri) 21時頃
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[何やら迷った様子で、台所でうろうろしている徹津を見ていたが。 声をかけてもいいものかどうか悩んでる間に、人が来てしまった。 仕方ないから寝たふりを続行する。ぐう。
>>173新たな人が増えて、談話室も賑やかになってくる。 飯という単語に、きゅうと腹が鳴った。
昨日あんだけ食ったのに、不思議なもんだ]
て……
[テツ、と呼びかけかけて。 顔を上げたら、急に声をかける勇気がなくなった]
ひゅ、日向。俺にもチョコー。
[おせっかいにならないように八割程度で、というのは自分には少し難しいことだった。 嫌われたくない、今のままだとダメ。ならどうしたらいいのか、ちょっと分からない]
(176) 2014/06/27(Fri) 21時頃
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おはよー…徳仁くん、昨日なに食べた?
[朝の挨拶から続く昨晩の食事の話題。世間話。 昨晩あの後、彼は何処へ出かけたんだっけかって。
あ。冷蔵庫、先をこされた。 今日も冷蔵庫の人気は揺るぎない。
しかし俺にはチョコレートがある。 自ら取り出さずとも、徹津に差し出されたチョコを 嬉々としてもらって口へ運んだ。今日も美味い。]
薫ちゃんのチョコな…美味い。
[目が合う事は滅多に無いからこそ、稀に近付くと、 俺はこの子の目を見る事にしている。 淡い色の、何かを見つける明哲さを備えた目を。]
(177) 2014/06/27(Fri) 21時頃
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[まっすぐに向けてくる視線の強さは來夏>>175の癖だと思っている]
冷蔵庫の中、なんかある?
[料理のできない男だから、出来上がっているものがなければ卵かけご飯ですますレベル。 なければまたコンビニに買出しかな、とも思い]
……あー、えー、なんだったか忘れた。
[翔平>>176の問いかけに、一瞬まじめに考え込む。 適当に食べた夕飯なうえに、その後の出来事のインパクトがすごくてマジで忘れている。
そのままの流れで瑛士にどう接するかをまた悩み。 バーと同じようにからかうつもりはないけれど。 そういう目で一度見てしまったからには今までどおりが貫けるかどうか不安ではある]
……麻央もおきたか。
[翔平へとかける声に、ごまかすようにつぶやきひとつ]
(178) 2014/06/27(Fri) 21時頃
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……食っちゃった。
[草芽が求めたチョコは俺の舌の上で蕩けている。
やたら弟分を可愛がる草芽を見つけると 甘やかされようという甘たるい末っ子の本能が疼いて、 毎度ちょっとばかり年下ぶった態度を取ってきた。 今も、とんでもなく無駄にかわいこぶって肩竦ませた。
本能と習性、おそるべし。
で、相変わらずの迷子顔な徹津の顔(>>175)を見ると、 手持ち無沙汰なのかなぁーとのんびり考え。]
麻央くんも欲しいってさ、チョコ。
[チョコデリバリーを示唆してみたり。]
(179) 2014/06/27(Fri) 21時頃
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ヒューは、テッド徹津の目を、ジィ…と見る。
2014/06/27(Fri) 21時頃
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─早朝─
[それはフランクが墓地へ向かう前の出来事。
クソ兄貴から任されている墓地の管理に向かう前に、万が一の雨にも対応出来るようレインコートを取りに管理人室に戻っていた時、誰かが、部屋の戸をノックした。 こんな時間に起きていそうな奴は──まあいっぱい居るので適当にドアを開けると、そこには予想を裏切る男が立っていた。>>131]
───……達久お前、
[こんな時間に珍しいなと続けようとしたが、いつもとは様子の違ういでたちを見て、言い掛けた言葉を飲み込む。]
………………。
[仕事でちっと──から続く説明に、一言も口を挟まず最後まで聞くと]
…………おう。
[分厚いレンズの奥の目を僅かに伏せ、低く言って頷いた。]
(180) 2014/06/27(Fri) 21時頃
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[何をどうと言わずとも、その一言でフランクが間違いなく請け負ったと、付き合いの長い達久には伝わるだろう。
ただ、いつもならそれ以上余計な事は言わず引き留めもしないフランクは、達久が背を向けた瞬間口を開き]
……おい。
[と、呼び止めた。]
(181) 2014/06/27(Fri) 21時頃
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俺はお前らを──ここに住んでる奴を信頼してる。 達久、お前の事もだ。
[いつだって億劫そうにへの字を描いている眉の下、いつになく鋭い眼差しで達久を見つめ]
いいか。 俺に、お前を追い出させるんじゃねーぞ。
[常とは異なるきっぱりとした声で言い切った。]
(182) 2014/06/27(Fri) 21時頃
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……。
……わかったら、気を付けて行って来い。 あんまおせーと肉なくなるからな。
[達久はどんな反応を見せるか。 伝えるべき事を伝えたフランクは、また元の覇気のない怠そうな顔に戻り、首をゴキっと鳴らして扉を閉めた。**]
(183) 2014/06/27(Fri) 21時頃
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[>>161謝罪の言葉を紡ぐ天露に 冗談めかしたことを言う天露、 本当に珍しいこともあるものだと感心していると 天露の口から住人の名前が挙がって相槌を打ち]
…なんだ、信也さんタクさんのこと気にしてたんだ? ん…、タクさん、今日スーツ出社? …なんて今までしてたっけ…?あんまイメージないけど…。
[緩く首を傾げるも答えは出てこない。 天露と平井が仲良くしている印象もなかったけれど そういったやりとりができているのならよかった、とは思う。 出ていくぼやけた人影を見送っていると、 手を挙げているような仕草が見えた。 天露がいなくなった後もじ、と手を挙げた場所を見つめて ぼすりと枕に顔を埋めた。本当に珍しいこともあるものだ。*]
(184) 2014/06/27(Fri) 21時半頃
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――― 203号室 夜が明けて ―――
[窓の締め切った、カーテンの締め切った部屋。 リサイクル店で買った扇風機は、羽根を回すのを忘れた。 毛布を捕まえて抱き締めて 放置された皺くちゃの洗濯物みたいに、俺は
――― 夜明け。 挿し込む朝、なう、ろーでぃん。]
うおん。
[寝惚けた犬みたいな、声が漏れたのは ベッドに放置した、目覚まし代わりのスマホが鳴いたから。]
(185) 2014/06/27(Fri) 21時半頃
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……いくつあった?
[チョコデリバリー>>179をするには、はじめの数がわからないと出来ない。 食いっぱぐれが出ないようにしたいと、思っていたからだ。 翔平にあげたのは、自分のぶんのつもり。]
麻央、は、チョコ食ったの。
(186) 2014/06/27(Fri) 21時半頃
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[本来ならば、5つも年上のゴツイ男を可愛がってやる趣味はないが。 >>179甘えた顔であざとく立ち回る姿を見れば、しかたねーなー、とつい年下に接するような感情になってしまう。 彼が怪我をしたばかりのとき、ちょいちょい食いきれないほどのコロッケを運んでいたのもその感情が元か。
上体を起こしたままに、ごろごろしていたが。 チョコデリバリーの声に、ちょっと困ったような顔でごろごろを一旦やめる。 もっとも、髪に隠れて表情なんて見えないだろうが]
食っ…てない。
[嘘だ。食った。 不自然に間を空けて、白々しく答えてみて]
…嘘。
[数秒後あっさり自白して、チョコを諦めた。 もそもそと身体を起こし、腹減ったと呟いて]
……なんか作るかー……。
(187) 2014/06/27(Fri) 21時半頃
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[広告メール、迷惑メール、―――…ときどき時々本物。
愚図る俺の手がスマホに伸びて 寝惚けまなこで画面を確認。 今日は、何の、広告でありますのんと人差し指一本。 滑らせて見付けたメール画面が映すのは、売り出し文句じゃねーの。 お早うって、俺に言うの。]
あれ、俺、寝てたのかあ。
バーベキューッて今日だっけ、きのー……?
[日付と、時刻を、続けざまに確認した。 昨日聞いた筈の"明日"をほじくり出して、俺の一日が始まる。]
(188) 2014/06/27(Fri) 21時半頃
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…くん
…おはようさん
…
…けて…
…いま…きたであります…
これから…するであります…
ありがと…がんばれ…
…
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─談話室 昼前─
[さて、宣言をした時点で何人が談話室にいただろう。 夏一には、布団を受け取った際にバーベキューの時間は伝えてある。 布団を渡すなりそそくさと出て行ったので何も聞かなかったが、あの様子なら失せ物のあてはあるのだろう。
時間が合わない奴には親しい者が伝えるようにも頼んであったから、一応入居者全員に通達は届いていると思いたい。 ……来なかったら呼びに行こう。]
(189) 2014/06/27(Fri) 21時半頃
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[藤堂の曖昧模糊で濁った言葉に首を傾いで、 彼の内側で渦巻いてる込み入った事情は知らんまま 「昨日の飯思い出せねぇの、ちょっとショックよな」 みたいな世間話の続きを返した。
きれいに誤魔化されて、意識は草芽へ、徹津へ、逸れ。]
……どうだったかなぁー…俺、二個目だった。
[人数分きっちり用意されていたのかどうだったのか、 食べ物争奪の戦争を知らない平穏な末っ子ぶり ここでも発揮。
山のようなコロッケをくれるような兄貴分も居るし。]
(190) 2014/06/27(Fri) 21時半頃
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− 昨夜 −
[夕食中の南方と間中の会話は 意味が判らない事が多かったが、2人が判れば良いのだろう。 ただやたら鍵は失くしていないと力説>>70している気がしたが 妙に迫力があってそれ以上は聞けなかった。]
格安と言う言葉に心惹かれるが、頼む時は 俺じゃなく店長だからしっかり金取ってくれ。
[永利に振ったHPの話題は、 彼が思った通り正規の値段>>66での 依頼をするつもりだが、返事に満足を覚えて数度頷き。]
(191) 2014/06/27(Fri) 21時半頃
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しかし、無いもの強請りだが俺にもパソコンを弄れる 才能が欲しいもんだ。
[店にも当然導入されてはいるが、 説明を受けると寝てしまいたくなる。 ただ温度や時間管理に必要と言われて 最低限しか触っておらず、 だからこそあれを操る才能に憧れはあった。]
(192) 2014/06/27(Fri) 21時半頃
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おー、なんかこう、年を実感してしまうな……
[翔平>>190に遠い目をしながら頷く。
チョコの話には首をかしげ]
俺は食べてないし、万一俺の分があったとしてもいらんから食って良いぞ。
[そんなことを告げつつ。 飯をどうするかと悩んでいるときに管理人の宣言があったか]
……バーベキューがあるなら腹をすかせておくのも手か。
[考えるのが面倒になっただけとも言うがそんな呟きをこぼし]
(193) 2014/06/27(Fri) 22時頃
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