64 さよならのひとつまえ
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――……さすがに最西は遠いな。
[つぶやいて、まだまだ先の長い道のりを思う。 幾日かかるのだろう。無理をせずいくつもり。 それでも、きっと新しい学校生活の前までには戻ってこれるだろう。
そう、日が落ちるのが遅い地域を目指して、 確実に流れるときは昼のほうが長くなっていった。**]
(+210) 2014/04/03(Thu) 22時頃
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紐 ジェレミーは、メモを貼った。
2014/04/03(Thu) 22時頃
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…俺も特別仲いいわけじゃない…。 やらないと怒られるからやってただけ、だし…。 仲、悪くもねーけど…。
[落ちつかなくてひたすらに鍋の中を見つめ続ける。ぐつ、味噌汁はと煮立ち始めてしまっている。けれども火を止めたらやることがなくなってしまう、他に見るべき場所がなくなってしまって。
動画の話題に対しての反応だって、見たのか。って鍋を見ながら軽く笑うだけで終わってしまって。他のやつと同じように会話が進まない。友達になりたいって、言ったのに。]
……宗介のやつ、遅ぇな……。
[鍋を見つめたまま出ていった家主の名前を呟き。]
(+211) 2014/04/03(Thu) 22時頃
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[見上げた、他の奴よりも高い位置にあるその表情が照れくさそうなものに変わる。それを見つめて。 茶封筒、書類を入れられるくらいの大きさ、少し重さがあった。ここでは開けてはならないという、中身は一体何なのだろう。 もしや、と心臓が大きく音を鳴らす。 浮かぶ期待にそんな筈ない、と心の中で首を振って。
と、同時、
代わるかと、そう聞いてくる十文字の姿が手元を見られる位置まで近いことに今更気付いた。 驚いたように、反射的に―――…いつもの癖で一歩下がろうとして。 火のついた鍋にぶつかりそうになる。]
(+212) 2014/04/03(Thu) 22時頃
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[紙皿はボウル状のものと平皿を二種類、割り箸に、ケーキがあるならフォークもか。 コップも足りていたかわからないので紙コップを。
カゴに放り込まれていくものを見れば、今から何処でパーティをやるのかと問われそうなラインナップだ。 囲むのは白飯と味噌汁と肉じゃがだというのに。
会計を済ませて、日の落ちた道を行く。 見上げた空は、やはりプラネタリウムのそれには遠く及ばない。 全く同じでも、それはそれで怖いけれど。
とん、とん、と階段を登って、戸を開いて。]
たーだーいーまー
[そう、声をかけたのはどんなタイミングだったか。*]
(+213) 2014/04/03(Thu) 22時半頃
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そっか、どこも似たようなものなのかな。 実家帰ってからも頑張れよ
たまに顔を合わすくらいなら 上手くやれるんだろうけどって感じだな
[返って来る反応は鈍いながらも>>+211 同じクラスでも素通りされていた頃に比べたら、 余程まともに話せてる気になっていた。 そう思っているのは、俺だけなのだろうが
定良が遅い、という呟きを拾って苦笑する。 その一言で漸く居心地が悪そう、と察したから]
睦井?
[俺に場所を譲る方向ではない側にずれることに>>+212 目を見開いて、咄嗟に二の腕を掴んで引き寄せる。
後ろから体重を預かる形になった時、振動にコンロが揺れた]
(+214) 2014/04/03(Thu) 22時半頃
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[鍋の持ち手を握ってバランスを取ろうとしたが、 誤って表面を右手で触れてしまった。]
あ、つ……
[一瞬だけの接触で済んだので、大事には至らない。 熱にひりひりする指の感覚に思わず顔を顰めたが、 直ぐに視線を睦井の顔へと移す。]
……睦井、すまん。 大丈夫か?
[抱きとめるような形のまま顔を覗き込もうと。 そのタイミングで、家主からただいまの声>>+213が掛かった。]
遅かったな。 間一髪で味噌汁は守ったぞ。
[睦井の脇から腕を通し、肩を支えながら一歩退かせて。 身を離し、今度こそその手を鍋の持ち手へ向かわせ、 急いでバランスを保つ。]
(+215) 2014/04/03(Thu) 22時半頃
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>>+204 to:小鳥谷 title:字面だけ見ると良い子っぽいのに
message: あんまり良い子って感じがしねーのは何故だろう… 良いとこの子って感じならするけど。
ってなんで追いかけてくんの!? ひーちゃん腹減ってる? [弓矢] [盾][あせかいて走ってるねこ]
うん、か…… ?! やっぱ腹減ってるのか!? ちゃんとご飯食べろよ、もう食堂行けば食べられるとかじゃないだろうけどコンビニとかあるだろネズミー県なら! 会いに来てくれんのは嬉しいけど、うん。 来るときは前もって連絡くれ、ご飯多めに作っとく。
(+216) 2014/04/03(Thu) 23時頃
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>>*49>>*60 to:保元 title:そうなのか
message: 関係者以外立ち入り禁止とか、内部の映像漏らしちゃいけねーとか、そんなイメージがあった。 忙しかったらいいぜ、覚えてたら楽しみにしとく。
おお、一斉に今日かー。寮母さん大変だな。 教えてくれてありがと。 卒業おめでとう、らいちん。
お おう。決まったらな。決まったら…教える。
(+217) 2014/04/03(Thu) 23時頃
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>>*57 to:鳥塚 title:かわいいだろ!
message: 可愛いけど、何故そこまでアップにした。
でも、いいな。あきちゃんの素顔って感じで。 あきちゃんと同室んなってるうちに、写真技術うつったんじゃね。 保存しとく。ありがと。
[くくく、と笑いをこぼしながら写真をフォルダへ。 結局、明智が映った写真を手に入れられなかったので。 たなぼたで頂いておくことにした]
(+218) 2014/04/03(Thu) 23時頃
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[鍋にぶつかる前に、腕を引かれる。衝撃。 目を見開いたまま、抱きとめてくれたその大きな体は、確かに温かかったのに体が凍ってしまったかのように動けない。
頭の中が、真っ白になって。
熱がる悲鳴にやっと頭が回って、弾かれたように声のした方向を見上げた。>>+215 こちらを見下ろす顔が、距離が、あまりに近くて。
駄目だ、こんなに近かったら気付かれてしまう。 急速に速くなっていく鼓動の音も、みるみる上がっていく体温も。
くしゃりと、表情を歪めて。支えられるままに一歩引く。 ハ…と短く息を吐いて、目を閉じた―――…泣きそうだ。]
………十文字、ごめん……。
[掠れた声で呟いて、よろよろと水道へ向かう。 蛇口を捻る。春になったばかりの水はまだ冷たくて。]
(+219) 2014/04/03(Thu) 23時頃
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[扉の開く音がして、弾かれたように顔を上げた。 宗介の姿に少しホッとして、でも表情は泣きそうなもののままだ。]
……宗介っ…、…ごめん…。 ……十文字、火傷させた……。
[水の流れるシンク、蛇口を両手で押さえながら十文字を見る。 どこを火傷したのかわからないけれど、早く冷やした方がいい。]
(+220) 2014/04/03(Thu) 23時頃
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[見下ろした先で驚いた目と視線を合わせてから、 その顔が真っ赤になってゆく様を両目が捉えた。
注がれる視線から逃れるように伏せられた眼瞼を じっと見下ろしながら、あの日>>4:8>>4:9の事を思い出す
「本当はずっと」
その先に続いたのは「友達」という単語だったけれど。 二の腕を掴んでいた手は緩慢に動いて、 鍋から完全に遠ざける為に睦井の手首をつかむ。 脈が忙しないという真実を、確かめてしまう。] ………いや。 良かった、お前が火傷せず済んで。
[できる限りの冷静を装うが、表情は固まっていた まさかそんな、そんなわけがあるか。誇大妄想だろう。 言い聞かせながらも、瞳は動揺で揺れていた]
(+221) 2014/04/03(Thu) 23時半頃
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[今にも涙を落としそうな表情に気づき>>+220、 睦井の頭を、左手で軽く叩くように撫でた。]
大丈夫、ちょっと指先が痛いくらい。 [沸いた動揺を逃がすべく、大きく息を吐いて苦笑を浮かべる。 ありがとな、と短く礼を告げて右手を流水へ差し伸べた。
勢いよく溢れていく水を受けながら。 無感情にも見える普段の態度と照らし合わせた 蛇口から流れていく水は、睦井の感情のようだと比喩をする。 当然、口に出すことは無い。] ……ありがとう。
[二度目の礼は、水に対して告げたわけでは無かったが 同じ意味として取られても、なんら可笑しくない。]
(+222) 2014/04/03(Thu) 23時半頃
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>>*63 to:明智 title:あいよ
message: いいのか、こんな素人撮影ので。
[添付写真:さきほどの写真の再現を試みた、どあっぷうさぎ] [添付写真:真後ろから撮ってみたうさぎ] [添付写真:人のヒザに前足かけてるうさぎ]
(+223) 2014/04/03(Thu) 23時半頃
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………
[戸を開き、中の光景に、ぽかん、と口を半開く。 処理が、追いついていない。 瞬きをして視線を向けて、瞬きをして視線を逸らして、向けて、逸らして。]
……とりあえず利一は、俺に謝るのは後でいい お前が一番パニック起こしてどうすんの、俺がパニックだよ
丞は火傷したの?右?左? ……どっちにしろ未来の仕事道具に変わんないよな、うん、とりあえず冷やせ
氷、……氷ないや、……丞ー、保冷剤とか入ってたっけ?
[それだけを一息に捲し立てながら、冷蔵庫の中、ケーキの箱を開ける。 ケーキの隙間に目的の者があるとわかれば、殆ど溶けたそれを片手に持つ。 利一がいるからいいけど、これだけのケーキを食べられると思ったのだろうか、丞は。]
(+224) 2014/04/03(Thu) 23時半頃
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[台所から背を向けて、薄手のタオルで保冷剤を包む。
利一と丞の会話が聞こえてくる。 けれど、今は手元に集中する。
丞は常通りに見えたけれど、利一のあの顔は何なのだ。 何、なのだ。
背を向けている事をいいことに、ぐっと顔を顰めて。 それから、溜息と共に顔の強張りを逃した。
ほんのりと冷えたタオルの包みを、丞の方に差し伸べて。]
……おめでとう、我が家での負傷者第一号
[嫌な名誉を授ける。
そのまま踵を返せば、放置していたコンビニ袋を片手に炊飯器の方に歩んでいった。 夕飯とか、そんな空気じゃない気がしたけれど。]
(+225) 2014/04/04(Fri) 00時頃
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右だ、右。 左じゃなくて良かった、ってほどのもんでもない パニックになるな、落ち着け。
[箱の中にはクリームの温度を保つ為の保冷剤>>+224の他、 五つのケーキが詰め込まれていた。
三角に切り取られたクラシックショコラ。
長方形のカットのベイクドチーズケーキ。
チョコレートの飾りがをのせた 薔薇を練りこんだムースはハートの形。
透明のカップに入り込んだショートサンデー。
ワインジュレの上には白いババロアと季節の果物。
正方形にカットされたショートケーキは サンドの合間にオレンジとブルーベリーが居る]
(+226) 2014/04/04(Fri) 00時頃
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保冷剤、入ってるはずだぞ。 家は近くないって言ったからな
[今思えば、なぜ先生の所へケーキを置いていかなかった。 その理由は簡単で、店名がはっきりと箱に印字されていたから。
荷物で必死にケーキの箱を隠しておいた]
………家主より先に、不憫な称号を得てしまった。
[差し出されたタオル包みの保冷剤を受け取る。>>+225 なにも鍋をずっと支えてたわけじゃない。 流水ですぐ冷やしたこともあり、痛みは緩和されてゆく。]
カレー。野菜切る時に怪我しなかったんだな
[調理実習で林檎の皮を剥いた時、俺は堂々と指を切った。]
(+227) 2014/04/04(Fri) 00時頃
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[ざー、と音を立てて流れていく水を見つめて。 ようやく顔を上げることができたのは、 >>+222十文字の言葉を聞いて。]
……なんで怪我させた俺に、礼言うんだよ。
[馬鹿じゃねえの、と眉を下げて。苦笑が零れる。 それでもやっと、笑うことができた。宗介を見て]
…わり、余所見してたら鍋零しそうになった。 ……本当ごめん。
[十文字がいなければ、宗介の部屋が引っ越し早々大変なことになっていただろう。 保冷材入りのタオルを渡す宗介と十文字の姿をシンクの位置から眺めて、肉じゃがの準備しよ、と呟く。
――――…気持ちを、切り替えなければ。]
(+228) 2014/04/04(Fri) 00時頃
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理髪師 ザックは、メモを貼った。
2014/04/04(Fri) 00時頃
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落ち着いてる はい、丞は机の方座ってて、……怪我人はむりしなーいー
[落ち着け、の言葉に短く返す。 落ち着いている。大丈夫だ。 動揺したところで、怪我がよくなるわけではない。
自分の茶碗に、そしてお椀形の紙皿に米をよそいながら、何故カレー、と首を傾げる。]
……俺、そこまで怪我するように見える?
[無事だよ無事、と、掌をひらひらと振る。 自称、白魚のような手だ。 前髪を鋏で切るのは苦手だけれど、流石に包丁くらいは扱える。猫の手は下手だけれど。]
あー、どんぶりあるからそれに入れちゃおうよ 紙皿は取り皿にしてさ、そっちのが楽でしょ
[などと、準備に向かう利一の背中に声をかけた。>>+228 自分は先に、ローテーブルに白米を並べに向かう。]
(+229) 2014/04/04(Fri) 00時頃
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>>*67 to:明智 title:え? え??
message: あれ、あきちゃんそんなにうさぎ好きだったん? 名前はま だない。来てくれる頃には決まってるんじゃねーかな。
[添付写真:机の上に飛び乗ろうとしているうさぎ] [添付写真:掛けてあったジャンパーの裾にしがみついているうさぎ] [添付写真:落ちたジャンパーから顔出してるうさぎ] [添付写真:袖口に頭つっかえて走り回ってるうさぎ]
(+230) 2014/04/04(Fri) 00時半頃
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……なんとなくな
[水で冷やしてくれたから、とは答えずに。>>+228 俺の誇大妄想が真実であったとしたら、のIFへの礼を。 どちらにせよ、本来の理由をはっきり告げるような 確信は持てないのだから、これが精一杯だ。 先ほどまでのぎくしゃくした空気が睦井の笑いで払拭されてゆく
手を冷やしながら、シンクへ向かい合っている背に声をかけた]
俺がいきなり後ろから話しかけたせいだろう。 驚かせて悪かった。
[お前のせいじゃない、と意を込める声は軽いもの。 元々此処に流れていた時間を取り戻すように、平静の仮面を被る]
(+231) 2014/04/04(Fri) 00時半頃
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けが人扱いされるのは構わないが、 箸握る手怪我したんだから飯はお預けなんてやめろよ。
俺も肉じゃがを食うんだからな
[軽口を真面目ぶった顔で告げる。>>+229 ここは大人しく引き下がって、促しに肖りテーブルへ向かおう。
すれ違う瞬間、飯は少なめで良いと告げて。 その分主菜を食おうとしている腹算段…ではない 米農家の皆さんには悪いが、米はそんなに好きじゃないだけ
ローテーブルの前に腰を落とし、胡座をかく。 タオルを離して人差し指を見つめた。 すこし赤くなっているが、それだけだった]
(+232) 2014/04/04(Fri) 00時半頃
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……ん、もーしない。 もー、気をつける…、これでこの話は終わり…で、いい? 俺から言いだすことじゃねえけど。
[言わなければ、いつものようにいつまでもこちらを気遣ってくれるような気もしたから。 こちらから切りあげるように笑って、十文字にはそう告げて。 宗介のいつもと変わらない調子に救われる、こちらも切り替えることができるから。]
おー…つか、紙皿ありがたいけど やっぱちょっと味気ねえな…。
次、俺来る時皿買いに行かね…? 置く場所邪魔になんなら無理言わねえけど。
[ゆっくりと息を吐いていつも通りに。肉じゃがをどんぶりによそって、味噌汁の準備もして。沸騰したから味噌の風味は飛んでしまったかもしれないけれども、男子大学生の食事なんてそんなものだろう。
時計を確認する、バスに時間を間に合わせるのなら ケーキを食べる暇まではないかもしれない。
テーブルについて手を合わせた。]
(+233) 2014/04/04(Fri) 00時半頃
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―海を渡って―
[最新のJ-POPは持ち主の知らぬうちに、何度もその体を鳴らして受信を知らせている。 旅立った友の、旅立つ友の、新たな連絡先や繋がる仮想空間。 誰かが持つそのガラパゴスが鳴くのも残り数日、契約期間が切れるまでのことである。 行く先も連絡先さえ断った、青い青い海の向こう側。 新たな地に、その一歩を踏み出した。
空港で背中を見られていたことは、知らない。 振り返らないと朝焼けの中に決めたのだ。 絶対に泣かないと誓ったのだ。
何があっても笑っていよう。 咲き誇る花のように、と。]
(+234) 2014/04/04(Fri) 00時半頃
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[1日延長をしたというのに、 時間はあっという間に過ぎていく。
さよならをする時間まで、あと少し。 友達との別れの時間まで、あと少し。
本当のさよならまであと――――…*]
(+235) 2014/04/04(Fri) 00時半頃
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[此処に来て分かったことは。 俺に出来なくて、二人にできる事は多いな、という事。
カレーの為の野菜を下ごしらえしても 綺麗な指を傷つけなかった定良も然り。
できるようにならなくては。 もう、寮に居るわけではないのだ。 一人で生きていく方法を、ちゃんと掴まなくては。
誰にも頼らずに、先を見据える。 あの部屋には、俺だけしか居ないのだから きっとこれからも。この先も。
左手の人差し指でローテーブルの面を爪弾く それはノックの音にも、足音にも似ていた。]
(+236) 2014/04/04(Fri) 00時半頃
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―空港―
[やがて搭乗を促すアナウンスが鳴り響けば、荷物を肩に背負い、歩き出す。 握りしめていた携帯の電源を、静かに落として。
同じように、乗り場へ向かう人達の流れに押されながら。 それでも歩くのは自分だけの道。
さよならの前はもう終わり。 だから次は。 また巡りあう日へと繋がる、はじまりの一歩を―――。*]
(+237) 2014/04/04(Fri) 00時半頃
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>>*68 to:明智 title:えええええええ[迷惑メール規制に引っかかった]
message: あそこの公園の写真あんの!? 送ってくれ!!!!!
つか、あきちゃん知ってたのかそうだよな…撮影して回ってたもんな… うん、名前は決まったら教えるぜ…
(+238) 2014/04/04(Fri) 00時半頃
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[取捨選択、それが難しいのはよくわかっていた。 どうしたいかを取れば思い出は枯れ、どうなりたいかを取れば夢は散る。 似ているようで否なるもの、両天秤にかかるクセにベクトルが逆を向いたもの。 人はそれを矛盾と呼び、それはずっと自分自身の心の中にもある。
逢いたい、傍にいたい、みつめていたい。 会えない、側にいられない、見つめられない。
すきだから、くるしい。]
だったら、全部持ってくべ。
[やり残しをわざと置いていこう。 苦しい矛盾を全部抱えて生きていこう。 それが、]
オレの、棄てたくないもの。
(+239) 2014/04/04(Fri) 01時頃
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