想像に任せる。
[隠す必要性も見いだせないが、真実を言う必要性も感じず、そう言葉少なに返した>>*6。かなりの量の血液を取られた意趣返しもあるかもしれない。]
襲わなければいけない処?
もう恨みでも買ったのか?
[多分、自分たちはケムシ以上に同族の血を貪ろうとする。そうなったとき、多分自分たちは同族からも迫害されるだろう。
そこで、思いつく。
もしかしたら、彼は血を吸えば異能が分かるといっていたが、緋色の世界に来る以外の異能も、自分たちを排除しようとする異能持ちもいるのだろうか。]
先ほど、夜鷹から血を貰ったので直ぐ発狂するほど血が欲しいとまでは言わない。
それと、私はお前の血を飲みたいとは思わない。
襲わなければならない理由とは?
[そこだけはしっかりと釘を刺す。見返す視線も、いつしか熱を感じさせないそれに戻っていただろう。]
(*7) 2014/07/29(Tue) 00時頃