―空き部屋―
[壊れたカメラへの対処はJJが快く引き受けてくれたので、礼を言って後を託した。JJの目がとてもキラキラしていたことには余裕がなくて気づけずに。
用意してくれたタオルを氷水に浸し、固く絞ってたんこぶの上に乗せる。帽子は今はサイドチェストの上に。
>>+1 暫くアンダーバーの寝顔を眺めているうちに、低く呻く声が聞こえて椅子から腰を浮かす。顔を覗き込むと、彼の瞼がゆっくり持ち上げられた後に、動揺したようにびくりと肩が揺れた]
おはようございます。……どこか痛かったり、苦しい場所はないですか?
[船医に診てもらったとはいえ、しっかりと検査を受けたわけではない。たんこぶ以外に何か症状があるようなら、もう一度船医を呼ばねばと。
彼の頭から滑り落ちたタオルを拾い、寝汗の浮かぶこめかみや首に押し当てて。ふいに、うろたえるように泳ぎまくっている視線に気がつくと、眉を下げて笑みを浮かべた]
またお会いできて、嬉しいです。
[彼が船旅の真相を知っているのかは未だわからない。泳ぐ目の意味も掴めない。
罪悪感やら何やらで心乱れても、それでも、やっぱり]
会いたかった。
[それだけは正直な気持ち]
(@46) 2014/06/13(Fri) 15時半頃