― パーティールーム ―
[ドナルドの皿に、どうしようかと迷って保留にした肉の塊を見つけて一口貰おう…とする前に、座った途端おにぎりをねだられてぶは、と吹き出した。しょうがないなあ、という姿勢を装って、持ってきたばかりのおにぎりを目の前に差し出す。それほど大きくはなかったけれどばくり、と一口で食べられて、おまけに指まで舐められて]
っ…こら、おれはまだお預けです!
[冗談交じりに叱っても、こんなふやけた顔では全然響かないだろうと思いつつ。それから念願のお肉を貰い。おお、柔らか美味い、とじっくり味わうと視線を感じて。もごもごしながら何です?と首を傾げれば何も?という感じでにやにや返される
なんだろう?
それから。鰻やらスムージーについても同様に強請られれば差し出して。同じように次はそれ、と欲しがって。何時の間にかそれが食べたい、より単にお互い食べさせ合いたいだけになっていた
でもさすがにこれを誰かに見られるのは痛々しいしどうなの、と心配にもなってきて]
(29) 2014/06/16(Mon) 18時半頃