108 Persona外典−影の海・月の影−
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[焔が切り開く道を二人は走る。 あかりはただ手を引かれるまま、行き先は律に委ねる。
世界は異界と化していて、 今も仲間たちは戦っているはずなのに、 二人だけの逃避行に、何故か心が弾むのを抑えられずにいた。 虚空の赤い月を背に浮かぶ、 少女の形をした闇はもう嗤うことなどないままに。
黄金色の瞳で静かに地上の二人を見つめていた**]
(485) 2015/02/20(Fri) 03時頃
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/* この娘、口では戦うとか言いながら、 満月に二回連続で戦闘してないわけで。
このまま最後まで戦わなかったりしたら、私もびっくりです。
(-136) 2015/02/20(Fri) 03時頃
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[息を止める為に、眼も強く瞑り、苦痛を噛み殺す様な時間。 受けた微量の毒が身体を蝕む分、永遠に近い錯覚を得る]
… … … ?
あ これ。 サムの。
[瞼の裏で蒼い燐光がちら、と揺れた様な気がした。 まだ毒に少しやられて苦しい、けど更なる苦痛は襲わなかった。 ありがと。そうぼそぼそと告げる内に、騎士は小学校へたどり着くのだろうか。
…或いは、少し遅かったかも知れないが…**]
(486) 2015/02/20(Fri) 03時頃
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邪魔するな、だと……
[どの口が、それを言う]
……貴様こそ、邪魔をするな
[今の惨状を引き起こしたのは、他でもない]
これ以上俺から、俺から………
(487) 2015/02/20(Fri) 03時頃
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―――大切なモノを奪っていくな!!
[貴様のくせに――――!]
(488) 2015/02/20(Fri) 03時頃
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[男はその手に短刀を構え、加護の残る足でリツキへと迫る。 背後のペルソナは、落とされた三叉戟を手元へ引き寄せ、再び構えた。
振り下ろされる三叉戟は地面を撃ち、周囲に衝撃の波を伝える。
それに合わせて、男は地を蹴り、 その顔面へと短刀を突き立てようとした]
(489) 2015/02/20(Fri) 03時頃
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/* 殺されたいんだが、このまま殺してくれないだろうか……
(ぶっちゃけ五郎の過去を掘り下げる気がない(×)
(-137) 2015/02/20(Fri) 03時頃
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夜が終わったら、きっと、 たくさんの人の後悔が満ちるのだろうね。
無力に苛まれた自虐と自責、 膿んだ後悔の痕を、どれだけ抉ることが出来るのか。 それは想像するだに、楽しい のだけれど。
その前に。
(*11) 2015/02/20(Fri) 03時半頃
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/* あんまりメモで言っちゃいけないとは思ってるけど。 (吊り襲撃とか、この村の趣旨的に)
決着つくまでやりあうなら普通に殴り合っちゃう人だし。 寝たい人を寝かせないのもなー…という。
(-138) 2015/02/20(Fri) 03時半頃
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……しょうこが、望んだんだ。 お前が、口を出す権利は無い。
[>>488激昂を受け止め、少年は淡々と紡いだ。 >>489三叉戟が地面を揺らし、白い猿の足元が揺れる。
白い猿は大きく跳躍し、短刀と少年の間に立ち塞がる。 短刀は猿の腹を裂き、裂かれた箇所から黒い霧が霧散していく。
少年は翔子の手を離し、ゆっくりと立ち上がった。 彼が翔子の頭を撫でていたことを思い出す。]
(490) 2015/02/20(Fri) 03時半頃
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…………しょうこの影は、ずっと俺たちと一緒だ。 お前なんかの手の届かないところに行くんだ。 苦しみも、悲しみもないところに。
[少年はそう言い放ち、数歩後方に飛び退いた。
影と身体を切り離す。 それが少年の思惑の通りに成されているかは、まだ分からない。 しかし――。]
自分の無力さを、思い知れ。
[少年は煽るように告げ、くるりと身を翻す。 目的は成されたかに見える。不必要な交戦は避けるべきだ。
少年の姿は瞬く間に遠ざかる。 後に残るのは臙脂色の本が一冊と、翔子の身体。 臙脂色の本の裏表紙を開いた位置にある名前に、 男が何を思うのか――それは少年の、預かり知らぬところだ。**]
(491) 2015/02/20(Fri) 03時半頃
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/* なんか、すごく 長引きそうだなあ……
ふっ……
本当に死亡フラグ立てるの下手すぎて泣きそう。 あと普通に遅筆すぎて泣きそう。
(-139) 2015/02/20(Fri) 03時半頃
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/* 今まさに無力さを思い知っている
(-140) 2015/02/20(Fri) 04時頃
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/* あと五郎、自己改心系のキャラじゃないから、その手の振りされるとすごい辛いんだよなあ……
自分シャドウを出さないと無理な気がする。 それと主人公張れないからさっさと落とさないと邪魔臭い
(-141) 2015/02/20(Fri) 04時頃
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/* 結局初期案なみに動かしづらいキャラになった
どうしてこうなった…… どうしてこうなった……!?
(-142) 2015/02/20(Fri) 04時頃
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/* 何も考えてないオッペケペにしたらよかったのか(
(-143) 2015/02/20(Fri) 04時頃
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― 北部 小学校への道中 ―
げっほ、――げほ
[咳き込みながら、ちらと様子を確認する。 毒で咽喉が焼けるようだが、 なんとか、なったらしい>>486]
……ペルソナが勝手にやってんの
[ありがとう、にはそう答えた。 己の深層意識のなしたことだとは 飲み込み始めているのに。 みしりと軋む肺の痛みに、喘ぐように息を吐いた。
この先だ、慟哭のような雄たけびが聞こえた気がする。それは、――イサムの記憶にやきついて、剥がれないものに、似ている。]
(492) 2015/02/20(Fri) 04時頃
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[突然の声かけに、振り向いて空へ糸を伸ばす。>>431 糸は、あれくらいのものが飛ぶよりは早い、追えるはずだ。]
ん、わかった! ……まっすぐ、飛んでる……。
っ?う、ま?
[探知に集中する間にそんな声が聞こえて。>>462 すぐに首なしのペルソナに持ち上げられる。]
(493) 2015/02/20(Fri) 04時頃
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わひゃあああああああああ!?
[猛スピードの発進に、叫び声が出る。 動揺はしているが麻夜に抱えてもらったおかげで、振り落とされることはなかった。>>467]
と、つぜん、すぎるっ! あ、スクナビコナっ!おいつけてない!
[探知に集中していたがために、取り残されたスクナビコナがふよふよと追ってくるのが見えていた。]
(494) 2015/02/20(Fri) 04時頃
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/* 高校生で組んだほうがよかったのかなあ……
(-144) 2015/02/20(Fri) 04時頃
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―― 、 ――!!
[激しい衝撃。>>489 影の海に響き渡る。幾度目か馬が嘶き、 高く前足を上げる。
飛来する天馬のような角度から、 立ち去る姿と、挑みかかる姿、倒れて動かない姿をイサムは満月よりなお丸く見開いた目で、確かに見た。
腕を伸ばす。
ああ、けれど。今は。 共に馬に乗る少年と少女を毒の呪いより 守るので精一杯 だと、 首無し騎士は馬の疾駆を、止めた**]
(495) 2015/02/20(Fri) 04時頃
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[道中、何者かの妨害に合うのがわかった。>>477 でもわかったのは、眩しいのが見えてから。]
……っーーーっ!
[スクナビコナがいない以上、こうしてやり過ごすしかないと、息を止める。 そのうちに、ペルソナの能力か、光が毒を押し退けた。]
っぷは!あ、ありがとー……。
(496) 2015/02/20(Fri) 04時半頃
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いーーーーーっ!?
[毒の次は、強い衝撃。 何が起こってるのか、麻夜の腕の中ではよくわからない。 スクナビコナは、まだ追い付けないらしい。 ただ見ていることもできずに、何かが過ぎるのを待つ。]
おにーさん!サムさん?だっけ? なんとか、できませんか!?
2015/02/20(Fri) 04時半頃
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いーーーーーっ!?
[毒の次は、強い衝撃。 何が起こってるのか、麻夜の腕の中ではよくわからない。 スクナビコナは、まだ追い付けないらしい。 ただ見ていることもできずに、何かが過ぎるのを待つ。]
(497) 2015/02/20(Fri) 04時半頃
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削除ログ残っちゃうのか。気を付けないと。
(-145) 2015/02/20(Fri) 04時半頃
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[精神世界、『世界』黒衣は問う。 今なら動揺してる。奪い取らないのか、と。]
いまうばったって、世界はでられないじゃん。 ぼーかんがただしいよ。
あれ、こわそうだし。
[どこかのんきな、そんな言葉。]
(*12) 2015/02/20(Fri) 04時半頃
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[短刀がリツキの身に届くことはなく、代わりに戟を落とした白い猿の腹を裂いてゆく。 裂いた腹から黒い霧が散り、男の視界を遮った。 掻き分け、空く手で掴もうとするも、既にそこに姿はなく。
リツキの言葉が、男の身に突き刺さる]
なら、翔子は…… 影ではない、翔子は……何処へ行くと言うんだ……
[遠ざかってゆく姿を追う事ができない。 此処とは違う、赤の世界で横たわる姿を見た時から、己の無力さなど、男が一番良く知っていた。
けれど、それでも守りたかったのだ。
なにがあっても どんなことをしても
守りたかったはずのに――――…]
(498) 2015/02/20(Fri) 05時頃
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………―――。
[アスファルトに崩れ落ちる身体を、その腕で支え、抱きしめる。
昔に出来なかった、その後悔を重ねるように。 公園で会った時、してやりたかった事をするように。
今もなお、流れる涙を止める手段すらなく。 せめても指で拭って、頬を流れ落ちるのを防ぐだけ。
虹の女神が、その頬を撫で、癒しの術をかけても、腕の中の少女の動きは変わらない。 少女自身である月塞の気配も、感じ取れない。
男がしてやれる手立てなど、なにもない]
(499) 2015/02/20(Fri) 05時頃
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無理矢理にでも、引き止めればよかった……
[いつかにした後悔を、今もまた、男は変わらず、し続ける。
同じ過去を、何度も繰り返す。
妹を、友を、そして妹によく似た少女を、 こうして守る事も出来ず、ただ見送るしかない。
男は、無力だ]
(500) 2015/02/20(Fri) 05時頃
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―――………。
[腕の中の温もりを失わないように、きつく、強く、抱きしめる。
少女の涙に引きずられるように、 男の目尻から、銀の雫が、頬を伝った]*
(501) 2015/02/20(Fri) 05時頃
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